22) さらば昴よ | BIG BLUE SKY -around the world-

22) さらば昴よ

22) さらば昴よ  Farewell, the Pleiades

男前のトゥクトゥク・ドライバー氏の案内で一通り市街を観光して回り、ナイト・バザールで食事をして、ホテル Diamond Park Inn へと戻って来た。
「明日も用事が有ったら連絡して下さい」 と言うトゥクトゥク・ドライバー氏から、携帯番号を聞いて別れた。
ナイト・バザールで雷鳴が数回聞こえたが、今日は風神・雷神も一休みしていたようだ。


BIG BLUE SKY    ~旅の空の下で~-2101_ナイト・バザールのステージ
[ナイト・バザールのニュー・ハーフ・ショー] (2010)


「あなた、日本人?」
ホテルの入口にある Cafe レストラン Meeting Point の前を通りかかったところで、赤ちゃんを抱いた婦人に日本語で呼び止められた。
婦人は日本から帰郷して、親類に赤ちゃんを披露しているところだと言う。
レストランのおかみさんに、日本からの客が来ていると聞いたようだ。

「ご一緒しましょう」 と誘われるままに合流して、婦人の通訳で皆さんに挨拶をする。
婦人の両親と祖父母、そして兄夫婦一家の総勢 10人ほどが、テーブルを囲んでいた。

多分、レストランのおかみさんが言い出したのだと思うが、日本の歌をリクエストされた。
誰が入れたのか "昴" のカラオケが始まった。
私がタイ語の字幕に戸惑っていると、婦人の親類一同がタイ語の歌詞で歌う。
婦人から二番はあなたがどうぞと言われて、適当な日本語の歌詞で即興で歌った。
やっぱり日本の歌は日本語ですねと、一同拍手してくれた。

二ヶ月前に訪ねた上海の皆さんは "昴" を知らなかったが、タイ北方のチェンラーイでは "昴" を知らない人はいないようだ。
"昴" がアジア各国でヒットしたというのは、こういうことなのかと思った。
(過去記事 「上海万博の昴、タイ チェンラーイの昴」 を参照下さい)


続いて、「タイの歌は歌えますか?」 と聞かれたので、Carabao のメーサーイ (แม่สาย) を歌う (これは適当な英語の歌詞で... )。
二番は、おかみさんにアルバイト学生、婦人から親戚一同まで、皆が一緒に歌った (もちろんオリジナルの歌詞で)。
Carabao の国民的な人気とは、こういうことなのかと思った。

明日はメーサーイへ行くことにしよう。


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