07) バンコク ~都市の情景~
07) バンコク ~都市の情景~ Street Scenes of the Megacity
バンコクは กรุงเทพฯ (Krungthep クルンテープ)。
これは、昨年来た時に何度も見て、形で覚えていた。
カンチャナブリーのバス・ターミナルで、バンコク行きに難なく乗り込む。
バスの中には、タイのポップ・ミュージックが流れている。
レゲエの曲が気に入って、近くの客に誰の曲かと聞くと、"T-Bone" だと教えてくれた。
楽曲も歌も演奏も、最高級に素晴らしい。
この時の私は、タイが隠れたレゲエ王国であることを、まだ知らなかった。
バンコクに戻ると、すぐにマーブンコーンへ向かい、T-Bone の CD を購入した。
[Seasons/T-Bone] (2008) T-Bone のベスト盤
マーブンコーンからそのまま繁華街を歩き、ヒンドゥー神を祀った祠 "エラワン・ブーム" へ向かう。
エラワン・ブームは小さな祠であるが、老若男女を問わず参拝者が途切れることはない。
人々の信仰心は篤い。
[バンコク繁華街の祠 "エラワン・ブーム" ] (2008)
エラワン・ブームに参拝してからは、BTS に乗ってエカマイへ向かう。
エカマイ駅から北へバスで 10分ほど行った一角に広がるモスレム地区に、知人を訪ねたのだ。
仏教国の印象が強いタイだが、バンコク市内にもモスレム地区がある。
訪ねた先で会ったのは、人気クラブでプレイするバンドマン達。
タイのミュージック・シーンについて暫し話す。
彼らは、髪を染めタトゥーを入れながらも、モスレム地区に住み戒律に従って暮らしている。
人々の信仰心は篤い。
[バンコク郊外の市場] (2008)
マーブンコーンで購入した T-Bone の CD を、早速聴いてみた。
T-Bone の楽曲は都市音楽、海のレゲエと言うよりは街のレゲエに聞こえる。
ルーツ,スカ,ダブに加えて、アコースティック楽曲ではボサノバ/ブラジル調の節回しも聴かれ、懐の深さを感じさせる。
スカ・ビートの曲は、野外よりホールでの演奏が似合うと思う。
バンコクのクラブ Saxophone に定例出演しているそうなので、スケジュールが合えば是非見に行きたいと思う。
(ずっと見に行きたいと思っているのですが、未だに機会がなく見ていません)
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