・Reynisfjara (レイニスファラ)
(駐車場無料。レストランあり。トイレはISK200。)
後ろから身体を押されてつんのめる程の強風は
もしかしたら初めての体験だったかも知れません。
黒い砂浜の奥に見える海の中から突き出した
有名な岩も霞んでしまっていました。
この不思議な形の石柱の大きな塊は柱状節理と言い
溶岩が海水に触れ急激に冷えて出来た自然のものです。
アメリカのワイオミング州にある
デビルスタワーも同じだった事を思い出しました。
柱状節理の洞窟の中。
ぎっしり詰まった不思議な形の石柱と
そこから垂れ下がる鋭い氷柱が何とも不思議。。。
この日は風の強さもあってか波がとても高かったのですが
このレイニスファラでは常時波の力が強く危ないので
夏でも遊泳は禁止とされています。
浜辺に打ち寄せた波はとても低く、大きく広く広がり
信じられないスピードでこちらへ向かって来ます。
私は波打ち際から1番遠い柱状節理の前で
浜辺に背を向け夫の写真を撮っていたのですが
無音のまま急に襲って来た波に膝下まで飲まれてしまいました。
防水のスノーブーツと防水のスノーパンツを履いていたので
被害はゼロでしたが
音も無く急に波に飲まれたのがとても怖かったです。
波が近付いているなんて全く気付きませんでした。
調べたところ2016年2月に中国から観光出来ていたご夫婦が居て
ご主人の方が私の夫と同じ様に50㎝程の石柱の上に乗って
浜辺に背を向け柱状節理の写真を撮っていた所
奥さんの目の前で音も無く忍び寄って来た大波に飲まれ
そのまま海へと引きずられ亡くなってしまったんだそうです。
もしも行かれる方が居たら本当に気を付けて下さい。
この時まだ2時半前で暗くなるまでにまだ時間があったのですが
回復して来たとはいえ天気は不安定で
新たな場所へ行くには時間が足りなかったので
そのままホテルに向かう事にしました。
ホテルまでは2時間10分程だったのですが
あっと言う間に暗くなり始めました。
そして真っ暗になった直後、ホテルに辿り着いたのですが
このホテルは入り口が分かりづらく
これ以上遅い時間だったら絶対に迷っていたと思うので
あの時間にレイニスファラを出発したのは良い判断でした。
Fosshotel Glacier Lagoon (フォスホテル)
このホテル、最高でした!
綺麗で可愛くて新しい!!
お部屋には大きな1枚の窓があって
運次第では寝ながらオーロラを見る事が出来ます。
バスルームも綺麗!
だけど、唯一心底理解出来なかったことがひとつ。
ヨーロッパのホテルでは本当に良くあるんですが
シャワーブースの
ドアがない。
と、言うかガラス一枚でトイレと仕切られている以外は
ドアも何も無いんです。
気を付けないとバスルーム全体の床がビショビショに
でもこれ以外は本当に最高でした。
ディナーの時間までビールを飲みつつゆっくりして
レストランへ。
天井から下がってるランプもオシャレ。
レストランは予約制で混み合っていました。
岩のプレートに乗っていたバターは無塩で
上からルバーブのお塩が振りかけてありました。
素敵。
私が頼んだシーフード系のコースの前菜に出てきた
サーモン(と泡状のワサビ)、美味しかった。。。!
メインのお魚料理は不思議なハーブが使ってあって
私は苦手だったけれどお魚はフワフワしてました。
アイスランドの伝統ヨーグルトとレモンのシャーベット。
アイスランドの伝統アイスクリームとパンナコッタ。
主人の頼んだお肉系の前菜もメインのラムも
美味しかったそうです。
綺麗なホテルに美味しい食事、幸せでした
この日はオーロラの発生条件がとても低かったので
オーロラを見る事はありませんでした。
長距離移動をしたのでこの後は早めに就寝し
翌日に備えました。
続く