11月の第4木曜日であるサンクスギビングは
私にとっては大きな意味を持つ日です。
私は丁度4年前のサンクスギビングに渡米して来ました。
4年前の11月27日は
前日から当日の朝にかけてオハイオで雪が降っていた影響か
ミシガンの空はどんより灰色で低く、
店は閉まり車も少なく、町中が閑散としていて
なんとも不安な気持ちになったのを覚えています。
晩御飯はステーキをただ焼くだけだったのに
2時間もかかってしまい不安な気持ちが大爆発して
大泣きしたのを恥ずかしくも微笑ましく思い出します。
そんなサンクスギビングも今年で4回目を迎え
今年は記念に初めてターキーに挑戦してみました。
冷凍のターキーを3日かけて冷蔵庫で解凍し
封を開けたら、分かってはいたけれど
あまりの大きさに少し引きました
私はこのターキーの生臭い様な
なんとも言えない臭いが本当に苦手で気持ち悪かったのですが
マスクをしながらなんとか頑張って
外側も内側も塩で揉み洗いしました。
体の中に手を突っ込むのが怖かった。。。
首とどこかの内臓達。。。
これがあまりにもリアル過ぎて
本当に生きてたのがこのターキーなんだと
まざまざと思い知らされてしまい、
気を失いそうになってしまいました。
手も洗えずターキーもしまえず
本当に泣きそうでした。。。
アップルサイダーとお水をトータル8リットル、
お塩、ハーブ3種類と香り付けのお酒を入れたら
ターキーをドブっと漬け込み
リンゴ、オレンジ、レモンのスライスを浮かべて
ゴミ袋の口をぎゅっと縛ります。
そのまま30時間漬け込みました。
他にもサンクスギビングディナーの為に
クランベリーを買ってきて
スープも取りました。
こまめに取り続けていると
お友達の為に焼いたケーキの切り落としで
私と夫用に簡単なデザートも作りました。
表面にはバターを塗り、
体の中にはハーブを2種類とリンゴ、玉ねぎ、シナモンを詰め
周りにはまた果物を散らしました。
2時間ほどオーブンで焼いている間に
焼きあがったターキーから出たドリップで
パンプキンスープを作って
美味しいマッシュポテトを買って来ようと思っていたけれど
絶対に食べきれない、と言うことになり
直前でどちらも用意するのをやめました。
ターキーは大き過ぎた為に
我が家には対応してるお皿も無くラックのままテーブルに。
作るのに必死ですごく疲れたけれど
食べてみたら1日以上漬け込んだせいか
甘くてフルーティな香りと
切ったり噛んだりする度にじゅわっと水分が溢れ出して
とても美味しい仕上がりでした。
けれど、私としては準備の段階から感じていた
内臓を見てしまった恐怖や嫌悪みたいなのが拭いきれず
目の前に丸ごと姿のままあるターキーはやはりリアルで
食欲はあまり湧きませんでした
夫がたくさん食べてくれましたが
それでもターキーは大量に残ったので
翌朝に夫がターキーサンドイッチを、
また翌々日には夫がターキーのおうどんを作ってくれました。
私としては丸焼きよりこの2つの方がより美味しかったです。
ターキーを扱うのはリアルだし怖かったけれど
今回改善点が見つかったので
またクリスマスか来年に挑戦する事があれば
今回見つけた改善点を試してみたいと思いました。
特に何も買わず、どこかに遠出する事も無かったけれど
夫と一緒に過ごして映画を観に行ったり、遊んだりして
楽しく幸せな4回目のサンクスギビングになりました!
おわり。