次回公演情報② | 国道五十八号戦線のひとのお料理ブログ

次回公演情報②

『国道五十八号戦線異状ナシ』

2008年8月28日~9月1日
池袋シアター・グリーン BASE THEATER

脚本・演出 友寄総市浪


出演     伊神忠聡

        ハマカワフミエ

        福原冠

        and more...





2008年初夏、オキナワ在日米軍基地内にてクーデターが勃発。
首謀者の将校は基地内の核発射施設の占拠を通告
日米両政府はこの未曾有の事態をテロと断定、その対応に苦慮することになる、

はずだった。

が、交渉も始まらぬうちに何者かにより施設がシステムごとハッキングされる。
国際的テロ組織の関与が疑われるも、政治的バックボーンどころか
主義も思想も持たない県内の一青年団の仕業と判明。彼らは
核の発射システムを切り札に、オキナワ独立を高らかに宣言。いわく、
「我々の島の舵は我々がとる」。
こうしてオキナワは本土からもアメリカからも決別し、
独立国家として新たな物語を描きはじめる、

はずだった。

急転直下、件の将校と日米政府は和解を公表、
事態の終結を宣言する。
「非核三原則に基づき、もともと日本国内に核など存在しない」基地内に
あるとされた核は単なる脅しに過ぎなかった、と。
日本政府のこの公式見解は、オキナワ独立宣言を完全に黙殺した
単なる愉快犯・便乗犯として週刊誌やワイドショーを賑わせ、そして
簡単に忘れ去られた。
そもそもが勢い任せの独立宣言。
ビジョンも理想もなく、具体案すらない、熱にうかされた「独立」
この世界は何も変わらなかった。

そして、

世界を滅ぼせるスイッチだけが手元に残された。