ラーメン二郎 神田神保町店 | グル狂日記

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長くてクドいです。
ここから先は覚悟してお進みくださいませ。
かしこ。

2022.3.4(金)

  ラーメン二郎 神田神保町店

  de狂った話です。

 

 

 昨日、嬉しいことがありました。

 

 

 5~6年ほど前から自分の頭陀袋として苦楽を共にしてきた

 

 PORTER/PX TANKER

     WAIST BAG (Silver Gray)

 

 を新たに

 GET

      しましてん。

 

 

 長年、どこに逝くにも肩からたすき掛けして出かけていた正に生粋の相棒。愛機のMINIと同じくらい愛着があるこのバッグ。

 

 当然ラーメン二郎行脚にももれなく付いてきており、単純計算で1,000回以上直系二郎に入店している正真正銘のジロリアン笑です。

 

 ※左がNew Arrival で右が先代のタンカー。

   全体的に型が崩れ張りがなくなり皺くちゃに…。

   (レスキューオレンジの巾着袋はオマケです)

 

 勿論、その間に炎天下の太陽や風雨にさらされるばかりでなく、ラーメン二郎店内お約束の「ニンニク、アブラマシマシ等」もガッツリと染み込んでおり、汚れるたびにクリーニングに出したりしてなんとか持ちこたえてきました。

 

 でももう流石に限界が来たようで、型は崩れ色は変色しフニャフニャに柔らかくなってきてまして…。まるで使い込んだ野球のグラブのごとく💦

 

 

 途中でパタゴニアの前掛け型のバッグなんかも使ってみたんですけど、やはりタンカーが身体になじみすぎているのでやっぱしっくりこないんですよねぇ~・・・。

 

 そこで少し前から同型同色のモノを探し始めたんです。したらばネットショッピングは全て品切れ、店舗でもブラックは展示してありますがシルバーは見かけません。

 

 よくよく調べていくと、どうやらシルバーグレーは少し前に生産終了した模様・・・笑い泣き

 

 すでにヤフオクやメルカリでも中古品が出回っており、結構強気な値段設定だったり。一年くらい前までは良くテナントのポーターのコーナーに当たり前のようにディスプレーしてあったのに・・・なんでもっと早く気づいて購入しておかなかったんだと悔やんでも悔やみきれず。

 

 そんなタンカーシリーズですが、吉田カバンの公式サイトによると・・・

 


  1983年に発表された、PORTERの代名詞である「TANKER」シリーズです。

 

 アメリカ空軍のフライトジャケット「MA-1」をモチーフに開発したオリジナルの3層構造生地を採用しています。ナイロンツイル(表面)+ポリエステル綿(中間層)+ナイロンタフタ(裏面)の3レイヤー生地はとても軽く、ボンディング素材の柔らかな感触と裏面の鮮やかなレスキューオレンジが魅力です。裁断から縫製・パーツに至るすべての工程で、吉田カバンの職人の徹底したこだわりが詰まったシリーズです。

 

 カラーはブラック・セージグリーン・アイアンブルーの3色展開で、裏面は鮮やかなレスキューオレンジです。また、発表当時では珍しかったアルミファスナーやスナップボタン、ナスカンなどの金具類は使うにつれて経年変化が現れるように、あえて塗装が剥がれるようにしています。


 
 だそうで、誰しも知っているメンズ・カジュアルバッグの代名詞のようなもの。この説明文からも「シルバー・グレー」が型番落ちしているのが分かりますね。
 

 

 自分が大学生の頃には既に存在しており、同じ吉田のLUGGAGE LABELのショルダーバッグSASのシーサイドバッグとともに、
 
バブルdeトレンディー
 
な大学生の必須アイテムとなっておりました。
 
 そんな思入れのあるバッグの大好きな型番が生産終了とかもう真っ暗な気持ちになっていたんですが、昨日の夕方、野暮用で地元の田舎百貨店に行った時に制服を着た女性の販売員さんにダメ元で聞いてみたんですよ。
 
 最初に対応してくれた女性店員さんも必死に探してくれたんですけど、状況が中々分からないようで…やはりダメっぽいなぁ。
 
 したらばもう一方ベテランの店員さん(共に百貨店の制服をお召しになられているのでテナントさんでなく正社員さんのはず)がすぐにピントきてくれ、それは今生産終了になっていまして、念のためメーカーに確認はしてみますけど恐らく厳しいと思います・・・とつれない返事。
 
 で、最初の店員さんとカタログを見ながら型番の確認だけしようという事になりまして。調べているうちにベテランさんがバックヤードに行かれて暫くすると
 
 「こちらでしょうか?」
 
 とバックヤードからビニール袋に圧縮梱包された品物を持ってきて広げてくれました・・・

 

 

 すると、ビニール袋の中から出てきたのは探し回っていた愛しきタンカー。
 
 あぁ、逢いたかった・・・笑い泣き
 
 「ラスト一点でございます。」
 
 というベテランさんの声に我に返り、財布にお金が入っていないことを思い出し(在庫の確認だけのつもりだったので)、慌てて店舗脇にあるATMへまっしぐらアセアセ
 
 無事にゲットできたというお話で御座います。
 

 


 

 えっ?ラーメンの話しはどうしたってか?

 

 ですよねぇ~。

 大変申し訳ございませんでした。あまりにも昨日嬉しかったのでついつい書いてしまいました。

 

 因みにお値段的には非常〜にリーズナブルなので、私の様な、しがないリーマソでも十分に買えるお品物で御座います。

 

 さて、ラーメン二郎神田神保町店、通称JBCのお話で御座いますけど、実に一年ぶり。昨年の3月24日以来の訪問です。

 

 

 

 

 っていうのも昨年末に大行列を覚悟して12月30日に電車で向かったのですが、なんと店内飲食は前日で終了しておりまして、そのツイートを前日見逃し、向かう道中の池袋手前で気づくという大失態。

 

 結局その日は行けずに本日まで来てしまったというわけで。皆様もよーーーーーーーーーーーくご存知の通り、この神保町二郎、二郎界きっての大行列店。

 

 とにかくJBCの味に魅せられた人々が連日押し寄せ大盛況。平日でも2時間待ちは当たり前、土曜日に至っては3時間コースとか。

 

 そんなんで、中々足が向かないのも現実。しかしですよ。本日は休みが取れましたので、覚悟して来たと言うわけであります。

 

 

 

 普段車で二郎に行くことが多いのですが、JBCだけは電車です。それは神保町界隈のコインパのべら棒な高さと並びの長さによるもの。

 

※ど田舎は24時間停めて400円。神保町の15分相当。

 

 コインパに停めると一杯800円程度のラーメンに駐車料金が3,000円以上掛かってしまう事もあり、クルマ好きの自分でもここだけは電車で来るしかありません。

 

 

 そんな(どんな?)こんなで、当日ド田舎から電車に乗りましてやってきましたよ神保町。

 

※地下鉄半蔵門線 A7出口

 

 

 A7出口を出て、ざぼうるの前を通り過ぎたあたりで既にハァハァハートが始まっており、自然と足早になってしまいます。10時前に到着ですけど、さてどんだけ並んでいるのでしょうかね・・・?

 

 

 おっ?見えて来ましたよ…

 遠目で見たら第2ブロックの所に並びが見えたのですが、どうやら芸人さん達の検温待ちだったようです。

 

 少し冷えますが、2時間待ちを考えたら60分程度で入店出来るんですから、早起きは三文の徳若くは得と言えるでしょう。

 

 

 サントリー黒烏龍茶のパッケージデザインが変わったようですね。たまにマイナーチェンジしますけど、昔は自販機用のペットボトルは丸い容器だったんスよね。どうでもいいですけど…

 

 

 15分前になると、有名な助手さんが出て来られて麺量の確認がありましたので、「半分で。」とお願いしました。

 

 すると、第2エリアから5人の方々が移動されてきて2列に並んで開店準備に入ります。暫く来ないと色々とシステムが変わって分からないです。

 

 特に神保町二郎は大人気店故の大行列対策で並び方も複雑ですので、詳しい方のブログなどで確認されてから訪問するのが吉かと。

 

 

 定刻de開店。開店時の並びは40人くらい。金曜日とは言え、平日朝イチにコレだけの集客力。恐れ入谷の鬼子母神たぁ、正にコレなり。

 

 

 整然と待機列が動き出し、自分も久々にJBCにドキをムネムネ❤️させながら入店入店。

 

 

 財布からなけなしの1,000円札を券売機に投入し、小ラーメン800円のボタンとうずら玉子100円のボタンをダブルプッシュ。

 

 

 後ろのハンガーにおニューのPorterとマウンテンパーカーを掛け、水を汲み食券3枚をカウンターに上げてサード側に着席。

 

 あゝ、相変わらず胴長短足には拷問とも言えるほどの高いスツール。コレって完全に足元にバーが設置されてる場合の椅子の高さなんですよね。

 

 神保町は、旧店舗の時も凄くカウンターが高い印象でしたが、中々しっくりこない造りの自分的ナンバーワンです笑い泣き

 

 

 ピットは店主さんと有名な助手さんのツーマン体制。AMのNHKラヂオが流れる店内にJBCらしさを感じます。

 

 先にダブルで発注したうずらが店主さんから手渡されました。コチラのうずら、味付けなんですがサッパリ和風のテイストなんスよ。

 

 普通はラーメンのカエシに漬け込んでるケースが多いと思うんですが、さる情報筋によるとめ●つ●に漬けているんだそう。

 

 先に麺量を聞かれていましたので、硬めの方々3人から割と直ぐにコールタイム。そして硬め組の方々に少し遅れ自分も店主さんの

「半分、ニンニクはぁ〜?」に対して

「ニンニク少しお願いします!」と反応。

 

 待望の一杯がやってまいりました。

 

小ラーメン半分鶉鶉

1,000円也。

 

 

 N店主が極めて丁寧に盛り込んだ一杯は、丼の淵に見え隠れする液体油層とその下の琥珀色の液体から今日の完全優勝を強く予感させるビジュアル。

 

 

 折角なので、ダブルプッシュした

 

 鶉鶉鶉鶉鶉鶉鶉鶉鶉鶉

 

 を半円状に並べてドローン。

 

 

 普段滅多に踏まないコースのうずらから先ずは頂いて行きます…おぉ、コレコレ。和風の出汁が染み込んだ他に類を見ない味付け。

 

 

 野菜コールしないデフォルトの標高。キャベツも適度に入り茹で加減はシャキ気味。うっすらとした緑が早春を誘う一杯。

 

 

 どうです?この液体油層。非乳化スープに付き物の液体油。モチのロンde豚の旨味が凝縮されたその液体は香ばしさも添える名脇役且つ無くてはならないアイテム。

 

 旨い非乳化二郎のルーシーには漏れなくこの液体油層が付いてくるのは今や誰しもが知っている指標でもあります。

 

 今日の神保町汁は、グルが控え目。グル狂を自負するワタクシ、その辺は非常〜に敏感なんですよ、えぇ、えぇ。

 

 それでもなお溢れかえる豚の旨味に本日のルーシーが只者では無い事が容易に想像出来るってもんですわの

ネ申三十®︎。

 神汁っス!淡麗なのに芳醇な豚の旨味を伴ったルーシーに、FZがビシーっと効いてべらぼうに旨いです。来てヨカッタ❤️

 

 少しでお願いしたニンニクは刻みはニュートラルで辛味や香りもマイルドな感じ。グル少なめde豚出汁に強く依存している本日の神汁を壊さない為にもこれくらい控えめな香りの方が良いかもしれませんね。はい。

 

 

 当然、いつものルーティンである野菜をルーシーに潜らせていただく最初の儀式も感動のうちに終了。

 

 

 平打ちストレイトなJBCメーンは、上級常連の皆様のレポだと助手さんが打っているとの事。加水低めも、ビッシリとオーションの詰まった強い麺がアメイジングなJBCルーシー、通称

アメジル®︎

 を纏ってめちゃくちゃうんまいです。茹で加減は前より少しだけ硬めに感じますが、麺が強い故の食感かもしれませんね。

 

 

 激アツ灼ネツのルーシーが染み込んで薄っすら飴色に染まり始めた麺を啜って啜って啜り倒しまっせ。えぇ、えぇ。

 

 

 豚は腕の大判。血合いが入った部分が当たったので、やや野趣溢れるテイストでしたが旨味は十分。柔らかく味付けも盤石。

 

 

 スープに出汁を提供してなお豚の旨味を感じる腕肉。

 

 

 そして最後は白胡椒に、神保町名物『粗挽き鷹の爪』を振り掛け一気にブースト。ローストした鷹の爪から香ばしい唐辛子🌶の香りが立ち上り再度食欲にも火が点きました。

 

 

 一気に啜って、一気にゴールへ。最後に丼と名残惜しく4回も接吻して終了。

 

 ごちそうさまでした!

 

 丼を上にあげ、店主さんと助手さんに謝意を伝えて表に出ました。

 

 

 角から南海の方を伺うと、二郎ほどでは無いですが行列ができており、あゝ、南海もまんてんも暫く食べてないなぁ…と思いましたが、満腹だったので流石にスルー。

 

 

 JBCの列は第3ブロックにも15人以上。最後尾は矢張り2時間コースでしょうね。でもそれだけ並ぶ価値はありそうですよ!本日は。

 

 

 帰りにいつも若いカップルや女性グループでごった返しているエリアも、今日は並びなし。

 

 

 ざぼうる両店にも珍しく花並びなしだなぁなんて思って前を通り過ぎると…

 

 

 暫くお休みのようです。

 

 

 満腹のお腹を抱えて、地下鉄半蔵門線神保町駅A7出入口から入っていきます。

 

 

 まだ11時半なのに、なんだかやり遂げた心地よい疲労感が襲ってきました。

 

 

 地元に昼過ぎに凱旋。

 

 

 まだ半日あるので、何をしようか思案しながらとりあえずクルマに乗り込みました。

 

 

 顔剃りでもしてもらって温泉♨️にのんびり浸かりますかね…。

 

  R55JCW  拝