ラーメン珉珉 鐘ヶ淵 | グル狂日記

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長くてクドいです。
ここから先は覚悟してお進みくださいませ。
かしこ。

2022.2.13()

  ラーメン珉珉 鐘ヶ淵

  de狂った話です。

 

 

 ツイッターやブログをフォローさせていただいている方々のレポートで過去数回お見かけして非常に気になっていたお店でやっと頂くことが出来ました。

 

※4bass2rouさん!リンクさせていただきました。

 

 特に↑この記事を読んでからというもの、塩味のパーコーメンなるものが果たしてどんなものなのか、気になって気になって、行きたくて行きたくて仕方ありませんでした。その理由として、

 

①グルの恩恵をダイレクトに享受できる塩ベースである事

 

②豚肉のから揚げという豚マニアにとって垂涎のトッピングである事

 

③ネギリアンとしてこの湖面の緑は見逃せないという事

 

 以上の3点でもうハァハァ状態な訳ですよ。

 えぇ、えぇ。

 

 それで、満を持して先日伺ったわけですよ。

 えぇ、えぇ。

 

 

 したらば痛恨の臨時休業。昔ながらの老舗ゆえ、ツイッターなどの情報発信ツールなどお使いになられるわけもなく・・・

 

 実は今回も最新のツイートをチェックしてきたのですが、昨日土曜以降のツイートが全くありません。

 

 

 非常に不安に駆られながら恐る恐るお店の前に差し掛かると…

 

 

 クルマでお店の前に横付けしたのですが、中が暗くてよく見えません。また休みなのか?

 

 

 ただ、よくよく目を凝らして見ると準備中の看板が。また、薄暗いバラックの中程に人々の影が見えて一安心…。

 

 

 急いでお店の裏手の細い路地にクルマを回し、空いているコインパにチェックイン。

 

 

 こじんまりとした郵便局の前を通り表通りに向かいます。

 

 

 無事に?有名な「バラック」状?の待合室兼食事スペースにフェードイン。到着が11時ちょうど。自分の前に7人並んでおられました。勘違いして開店は11時だと思っていたのですが、11時15分なんですね?

 

 

 生憎雨が降ってきましたけど、屋根が付いているので全く濡れません。待合スペース兼イートインスペースはかなりの広さ。ただ、灰皿が設置してありますのでタバコが苦手な方は少々厳しめの環境かもです。ただ、この辺は地域密着型とでもいいますか、ある程度は目を瞑らないといけないかもしれません。

 

 因みに自分、1年ほど前に禁煙いたしまして、その前は1日40本吸う超ヘビースモーカーでした。しかし健康上の理由でピタッと辞めざるを得なくなりまして今では全く無縁(煙)の生活。そうなると、やはり副流煙の煙さがよく分かるようになりましたね。

 

 煙草を吸っている時は味覚も鈍っていたと思いますし、どこへ行っても先ずは喫煙所を探す生活をしていましたから、今はそのような煩わしさからも解放され、いいことずくめです。愛煙家の皆さん、思い切ってやめてみませんか?

 

 

 11時を過ぎると続々とお客さんが現れ、皆さん自転車で乗り付けてバラック内部に駐輪して列に並ぶのですが、あっという間に自分の後ろに20人近い行列が形成されて定刻間直には恐らく30人近い並びが形成されていました。

 

 そうこうしているうちにシャッターが開き、店員さんから消毒してから入店するようご案内がありました。入店すると先ずは席を確保するよう案内されます。自分はソロですので勿論カウンター席に陣取ります。

 

 

 メニューは上の画像の通り。もう自分は決めてきましたので迷わずオーダーの態勢に入ります。店内は女性の助手さんが4名ほどおられまして、どなたも非常に。そんなオネイサンの中でも一際目立つ耳に数々のピアスを仕込んだオネエサマに

 

 「半パーコーメン塩、パーコーは別皿で、あとネギを多めでお願いします!」

  と口頭でオーダーすると、

 

 「半パーコー塩別皿薬味多目ですね?(ニコッ)」

  っとお返事を頂きました。

 

 

 厨房内は店主さんでしょうか?比較的若い男性が麺上げ、それに結構ブレ幅のある年代の女性従業員の方々が4名ほど。中心で指示を出されている方(クールビューティーなご麗人)は結構若いですけど店主さんの奥さんでしょうか?よく分かりませんけど非常に接客が丁寧できめ細やか、且つテキパキと要領よく仕切られていますねぇ。

 

 

 店内はカウンター席が6席、4人掛けのテーブル席が2か所、後先ほどの店外バラック内にテーブル席が2か所あります。

 

 テーブル席の方々は、カウンターの中央に商品仕出し口がありまして、お盆に乗せられた完成品を自席までセルフで運ぶ仕組み。

 

 皆さん、超常連の方々ばかりの様で、アブラ少な目やら色々な呪文をスラスラと女性従業員の方々に伝えておられてまして皆さん慣れていらっしゃるなぁと。

 

 そしてビール発注率の高さ!カウンター席は私以外は全員ビール発注。

 (帰り道は自転車は押して帰ってくださいね・・・笑い泣き

 

 自分の正面に「揚げ場」があるのですが、既に山ほどの「パーコー」(排骨:骨付きばら肉のから揚げ)の製作中。めちゃくちゃ店内に揚げ物の良い匂いが漂っており、これだけでビールが飲めそうです。

 

 

 すると私にも待望のパーコーが届きました。猛烈に旨そうですけど、ブログ的にはラーメンとオソロで画像に納める必要がありますので我慢します。

 

 そして待望の麺の方が到着。

 

半パーコーメン塩(パーコー別皿)薬味多目

1,000円也。

 

 

 おぉ、なんと美しい湖面。透明油がヌラヌラと蛍光灯を反射して、そこへ細かく刻んだネギが綺麗に散っており芸術的なお顔。

 

 

 決め手はこの表層に浮く液体油なのではないでしょうか?ネギリアンであると同時にもう卒業しましたけど元アブラーの自分にとってはそのビジュアルだけでご飯が頂ける感じです。(まあ、感じだけですけどもね。えぇ、えぇ。)

 

 

 それでは先ずパーコーの方から頂いていきましょう・・・

 

 熱ッ!

 ほんで

旨ッ!

 メインのパーコーは、バラ肉を長さ15㌢厚さ1.5~2.0㌢くらいの延べ板状にカットして、まるまる1本揚げており、上がった後に一口大にカットし「半」という言葉の概念を打ち崩すボリュームの豚肉のから揚げが小皿に山盛りで出てきます。

 

 味付けは塩コショウ程度で他には特にしていないんじゃないですかね?純粋に豚肉の旨味と衣の香ばしさで食わせるタイプ。配膳されて若干時間が経っていましたが、気を抜いてガブリ寄ると思い切り肉汁が口の中に飛び出して一瞬で口を焼け野原にします。皆様お気を付け下さいませ。。

 

 

 そして、待望のルーシーを一口・・・

 

 おぉ、うめぇ。しっかりと出汁の取られた鶏がらスープは液体油が表面にびっしりと浮いて激熱。塩ダレだけなのでスープの旨味に加えてグルの効きもバキッと感じられる正にマニア垂涎のルーシー。

 

 

 そこから取り出す麺は加水率高めのストレイトな細麺。茹で加減はやや柔目ですかね?滑らかな食感でスルスルと喉を落ちていく素晴らしいもの。

 

 麺に絡んだ細かいネギの清涼感がスパルタンな塩スープと非常に合うんですよねぇ。アブラ少な目で頼まれている方が多かったですけど、私はこの量の油は大歓迎。

 

 

 具材のメンマは割とオーソドックスなモノ。

 

 

 レンソウも非常に塩スープと合いますねぇ。でもやはりネギが特徴ですよこのラーメンは。増量してよかったです。えぇ、えぇ。

 

 

 デフォルトで煮玉子が入るんですねぇ。

 

 

 ハードボイルド!

 

 つーか、独特の味付けですねぇ。まさか燻蒸していないですね?少しスモーキーな香りも感じたので・・・こういうところがド素人たる所以なんですけどねぇ。食レポするならもっと勉強聖夜っていうもんですわ。

 

 

 途中から、パーコーを浮かべてみました・・・(テヘっ)

 

 ルーシーを吸ったパーコーも非常にウンマイですよ。はい。

 

 

 最後に黒こしょうをふってややスパイシー&スパルタンに食べ進めて行きます。

 

 

 残ったパーコーに、七味唐辛子、ラー油、醤油をかけてみました。

 

 

 これもよい!

 

 本当は全パーコーにしてライスを発注して、この味付けパーコーでライスを掻っ込む荒業をやってのけたかったんですけども、この後別の予定を入れていたので泣く泣く我慢。次回は絶対に全パーコーでライス付けちゃるわ。

 

 

 最後にレンゲで極旨ルーシーを掬って飲んでいたのですが、延々と止まりそうもなかったので強制終了させました。

 

 いやぁ、噂に違わぬ旨さと中毒性。これはリピーターを増やすわけですわ。自分もまだまだメニューがあるのでチャンスを見つけて制覇していきたいなと感じました。

 

 

 一杯飲むお客さんが多いので決して回転は速い方とは言えないと思います。二郎のようにアホほど早い時間でなくても大丈夫ですが、並びたくないでござるな方は11時少し前くらいくらいに並んでみてはいかがでしょうか?

 

 

 お店を出ると外はすっかり雨になっています。雪にならなければよいのですが・・・

 

 

 400円の駐車料金を支払い、次の目的地へ・・・

 

 R55JCW 拝