ラーメン二郎 府中店 | グル狂日記

グル狂日記

グ ル ク ル ニ ッ キ



長くてクドいです。
ここから先は覚悟してお進みくださいませ。
かしこ。

2021.11.26(金)

  ラーメン二郎 府中店

  de狂った話です。

 

 

 今日11月26日は全国的には『いい風呂』の日なんて言われていますよね。

 

今日はいい風呂の日 「冷え」に効く3つの入浴法秋が深まるにつれて朝晩と昼間の寒暖差も激しくなり、徐々に冷えを感じる人も増えているのではないでしょうか。この時期辛い冷えに効果的なお風呂の入り方を“チームお風呂博士”に教えていただきます。リンクweathernews.jp

 

 私も三度の飯より風呂が好きって言う程では無いんですが(言わないんかいッ!)、まあまあ好きな方なんですよ。
 
 で、週末は予定が許す限り、ボロ屋(自宅)の狭い風呂じゃなくて大きなお風呂、それも露天風呂に入りたいんです。
 
 
 特にコレからの季節、ピーんと冷気が張り詰めた中でアッツい温泉に入るのって最高なんですよね。
 
 顔から上が冷たい風に晒されて、身体が暖かい温泉♨️の中に浸かっている状態ってこの世の極楽TOP3に間違いなく入ると確信してます。
 

 

 で、今日は華金。仕事もなんとか終わらせて準ホームグラウンドのサイスポ温泉に行って来ました。

 

 

 実は昨日美容室でパンチパーマを当ててきたんですけど、ご案内のとおり顔剃りはやってくれないので、今夜は入浴前にサイスポの床屋さんで顔剃りもしてもらったんです。

 

 

 女性はあまり顔剃りの機会が無いと思うんですけど、相方なんかは顔剃りしてもらうと化粧のノリが良いとか言ってますんで未経験の方はチャンスを見つけてお試しください。因みに価格は1000円〜1500円くらいだと思います。(此方のお店は1,400円)

 

 

 で、超気持ちいい顔剃りのあとはしっかり全身を清めてから露天風呂に20分→サウナ12分→水風呂2分→休息6分→再びサウナの3セットをこなしてしっかりと整わせて頂きました。

 

 

 今日は全国的にいい風呂の日だと申し上げましたけど、一部では

いい二郎の日

 とも言われているようです。

 

 

 のざーるの公式ツイにもハッシュタグが貼られてますから、もうコレは二郎さんも公認の記念日に昇格したんでしょう。

 

 で、風呂でサッパリした後は、どっぷりとアブラを全身に浴びるのが

アブラー®︎(卒)

としての嗜みと言うもの。

 

 時間は20時過ぎ…問題はどこに行くか?って事なんですけど、風呂に浸かりながら2店舗まで絞り込んだんです。

 

 ○上野毛二郎

・大好きな非乳化柔麺の聖地。

 

 ○府中二郎

・極太麺でつけ麺がある場末感マシマシつけあつの聖地。

 

 上野毛はもうホント暫く行ってなくて、特に時短営業になって全然近寄れなかったんですけど、最近は22時迄になり今宵は十分射程距離。

 

 一方、府中も現在22時迄営業中で大好きなつけあつがあるお店。ブログ的には未だレポしていない上野毛に行きたいところだったのですが、23日に野猿でつけあつを食べたばかりだったので、麺丼に入った素のスープ、

所謂genuineルーシー

を比較する大チャンスだったので府中に決定!

 

 さて、両者の生のスープはどの様に違うんでしょうか?考えただけでハァハァ❤️してしまい、やや過呼吸気味に向かいました。

 

 

 R254から志木街道へ抜け…

 

 

 新小金井街道へ。

 

 

 かつて様々なドラマが展開された思い出の地は見る影もなく…

 

 

 旨いんすかね?

 

 

 R20から府中街道を川崎方面へ。京王線のガードを潜ったら…

 

 

 以前停めていた縄文の湯の裏手のコインパが前回使えなかったので、今夜は直接KONAMIのほうへ停めた次第ですが、今調べたら営業中になっていましたので再開しているのかもしれません。

 

 

 さて、KONAMIスポーツ方面からですと府中二郎のお隣の簡易休憩所(通称ラブホ)の前をシレッと通り抜け店裏からアプローチします。

 

 

 21時20分過ぎに到着するとなんと並びは20人ほどと大盛況。昔の府中だとかなりの時間を覚悟するレベルですけど、今は有能な助手さんも居ますし、それ程待たないで食べられるでしょう。

 

 府中二郎には今年の6月以来5か月ぶり。今年4回目で、今宵が記録を付け始めた2014年から通算64回目。おそらく記録を付け始める前の分と合わせると100回以上は頂いているとは思います。自宅からはどんなに頑張っても90分以上かかるので中々来れないのが残念でなりません。

 

 

 暫くは掛かりそうなので、Spotifyでチルな音楽を聴きながら待つことにします…。

 

 しかし寒いですわ。

 

 

 この位置まで40分。府中二郎は店内撮影出来ませんのでこの先はテーブル周りのみの画像となります。因みに府中二郎はエブリデイ両替出来ませんので最低でも千円札を用意してきましょう。

 

 

 なお、店内の自販機に黒烏龍茶が売るほどあります。Suica対応の自販機です。千葉二郎もSuica対応でしたね。

 

 前回お邪魔した6月は回り中の飲み屋さんは全て閉まっていました。看板に灯りがともるとともに、開けたドアの隙間からカラオケが漏れ聞こえる、以前の光景が戻って来ていました・・・。

 

 

 店主さんからなかへどうぞとアナウンスされ、サード側の奥の席へ。此方は昔エアコンの水が滝の様に流れていたポジションですね。

 

 

 店内は店主さんといつもの助手さん。入店したら券売機でつけ麺の食券を購入し、店主さんにあつもりでとオネシャス。

 

 この時、店主さんの方から「つけ麺でしたよね?」って聞かれたんですけど、券売機での購入シーンをオペの最中にチェックしされていたのか、それとも私が年がら年中(真夏でも)つけあつを食べているのを覚えていらっしゃるのかこの時点では謎でした。

 

 席につくと割と待たずに店主さんから、「あつもりの方、ニンニク入れますか?」と聞かれましたので、「はい、入れてください!」とお願いして直接頂いたのがコチラ。

 

小つけ麺あつもり

850円也。

 

 

 丼を受け取る時、店主さんから

「メガネ変えました?そっちの方が若く見えるよねぇ~!」

なんて弄られまして、私も、

「あまり来れなくてすみませ~ん。」と。

 

 店主さんは色々なお客さんの事を良く覚えていらっしゃいます。他の常連さんの方々ともよくお話をされていらっしゃいました。

 

 因みに私の前に並んでおられたナウでヤングなナイスカップルの方々は連席にならずともガンガン別の席で食べていらっしゃいまして、隣で食べていたカップルの男性は店主さんに「今夜結婚記念日なんですよ!」って楽しそうにお話しされており、私も思わず「おめでとうございます!」と言いかかったのですが、通報されても困りますので心の中でコングラチュレーションするに留めておきました。

 

 

 ノーコールで野菜のサイドビューは中々の景色で御座います。閉店間際だからでしょうか?キャベツがホントたくさん入っていまして、緑がカウンターの赤に強烈に映えてとても美しいビジュアルです。

 

 

 デフォルトでお願いしたニンニクはこのくらいの量。結構辛味成分が強めのニンニクですね。

 

 

 つけ汁は、非常に分厚い液体油の層に、固形脂がプカプカ浮かぶいかにも府中らしい面構え。赤いダイヤと言われるニンジンが見え隠れするファンキーナ奴。

 

 ※今宵の府中のド・非乳化な生ルーシー


 府中店のあつもりは、生のスープに浸かってくる仕様。前日頂いた野猿のあつもりも同様に素のスープに麺が浸かって配膳されます。

 

 この生のスープを最初に一口飲んでみました。

 

 おぉ、深いわぁ~。


※先日頂いた野猿のド・ポタな生ルーシー


 先日頂いた野猿の生ルーシーは強烈な豚出汁と脂の回り切った所謂「ド・ポタージュ」な塩梅に対して、今宵の府中の生ルーシーは、同じく豚出汁は強烈なんですけど、キリット締まった非乳化仕様で、野菜の甘みをたくさん感じられるもの。

 

 どちらも捨てがたいスープですが、どちらも旨い事に変わりはありません。

 

 

 キャベツ多めの野菜をつけ汁に潜らせてファーストタッチと洒落こみます。

 

 おぉ、豚の出汁の旨味と野菜の旨味や甘味が共存するスープをFZのキリッとしまった味が引き締め、グルとアブラでファンキーさを演出。これは旨いですよ。えぇ、えぇ。

 

 

 豚はつけ汁の方にほぐしたやつがわんさか入ってました。崩れるほど柔らかく煮込まれた豚は、その旨味をスープにしっかりと与えることと引き換えにFZの鋭い塩分を吸収して甦りました。

 

 

 府中の麺。

 

 太いだけでなく長~い麺。麺の先端を麺丼から完全に出そうと思ったら、最早立ち上がるしかないような、それほどまでに長い麺です。

 

 その長い麺は全体的に強烈なうねりを纏っています。啜るというより噛むといった表現の方が適切であろうその存在感の強い麺ですけど、決してゴワゴワだったりはしません。適度に柔らかく、モチモチットした食感で、水分は少し多目なんですかね?しっとりとした側面も持ち合わせているように感じます。

 

 

 味変は先ず白胡椒から。非乳化二郎には白胡椒が合うと個人的には強く思っています。特にこちら府中と千住大橋二郎においては、白胡椒が絶対的守護神であるとさえ感じています。

 

 

 続いて黒胡椒。こちらも昔は置いていなかったですよね?府中店はここ数年でかなりいろいろ変わりました。ティッシュも給水機上に配置されるようになりましたし、その給水機自体も新しくなりました。後はFMラヂオから流れるJ-Waveがかすれなくなりました笑

 

 なにより店主さんが非常に明るく健康的になられたような気がします。

 

 

 夢中で食べているうちに麺はあらかた食べ終え、麺丼にある固形物を全て汁丼に移し替え、最後に一味を少々。これも一時無くなって復活したアイテムですね。

 

 残りの固形物を頂いてまいりましたが、とにかく府中のスープが美味しくて箸の動きが止まりません。また、その旨いスープですけど、中々の攻撃性を兼ね備えていることも私は知っています。笑

 

 府中のスープは野菜の甘みが凄く出ているのでともすれば『優しい味』なんて形容されがちなんですけど、実はFZの効きもバリバリで、食べている途中で既に喉の渇きを覚える方も結構いるはずです。その破壊力は食後にも思う存分発揮され、今宵もお店で買って口をあけていない黒烏龍茶が府中刑務所の前に差し掛かるころには空になっていました。

 

 

 途中で府中名物『赤いダイヤ』を発見。府中店のスープには細かくカットされたニンジンや玉ねぎなどが大量に入っており、スープにもそれが混じって出てきます。特に閉店間際は寸胴の底からスープを各丼に注ぐので野菜が混じる可能性がより一層高くなるそうです。

 

 店主さんは自分の後ろ(最終ロット)のお客さんに対して、最後残してもしょうがないからと、この赤いダイヤを追加で配り分けていました。

 

 

 麺丼に残った府中の命。

 

 うっすらと茶色掛かっていますけど、一切FZは入っていません。生のスープです。

 

 

 このルーシーを汁丼の方へ全て注ぎ込み『セルフスープ割』を完成させます。

 

 

 見た目はアレですけど、この汁丼の底からスープと一緒に持ち上げた野菜くずや崩れた豚、それと溶けたニンニクをレンゲで掬って頂くと完全にKOされます。間違いないです。

 

 

 ほぐした豚はトータルでどれくらいあったか分かりませんけど、相当ありました。

 

 

 このまま完飲したら色々ととんでもないことになるのは分別の付く大人なのでわかっておりますよ。えぇ、えぇ。

 

 断腸の思いで汁丼を高台に戻し、完飲阻止に成功。

 

 店主さんに「ごちそうさまでした!」と直接伝えて場末の府中を後にしました・・・。

 

 

 この左手の国有地?どうかんがえても接道していないので完全に土地利用が出来ないんですよね。街の真ん中にこんな遊休地があるなんて勿体ない話です。

 

 

 野村訓市をラジコで聞きながら府中街道を北上しました・・・。

 

 R55JCW 拝