昨日準備を始めました。お月様と金星の視位置を求め、いつ、どのあたりに見えるかを確認します。できれば「真昼の月と金星」のような写真も撮りたいのでお日様との離角はどのくらいかも調べます。
暦計算室で必要な情報を求めたりiPhoneのアプリで位置関係をチェックしているうちに26日に月と水星が接近することに気がつきます。あれ、こんなの天文年鑑に書いてあったっけ？
さらに確認すると大接近みたいです。300mmのレンズで撮っても楽勝でいっしょに写るはず。水星が見られれば「水星と金星と東京スカイツリー」以来8ヶ月ぶりです。期待が高まります。
はやばやと西南西の空が開けた場所に移動し機材をセットします。明るいうちに月齢1.0～1.1のお月様を撮ろうとするのですが、雲がうっすらとかかっているらしくまったく見えません。
15:20、退屈なので雲をとったり飛行機雲を撮って時間を潰します。日没まで1時間以上ありまだまだ明るいです。
でもこの飛行機雲って三つの飛行機雲からできているようです。よく見ると四つかも。きっとB747かなんかが飛んでいるんでしょう。
16:31、日没の時間を過ぎましたが依然としてお月様は見えません。あいかわらず飛行機雲を撮り続けます。
真っ赤ですが、もちろん夕焼けです。後ろの黒いのも煙じゃなくて雲です。機影が見えます。
このへんに見えるはずだとレンズを向け、シャッターを切ったりするのですが月と水星は影も形もありません。
16:52、あたりはだんだん暗くなりいつのまにか金星がはっきり見えるようになってきました。でもお月様は.....
16:59、月の入りまで20分。お月様が見えたとしてももうそろそろビルの陰に隠れてしまう時間。諦めます。やけになってこっちに向かって飛んでくる飛行機を撮ります。
どうでもいいですが、こんな飛行機でした。
まったく成果があがらず、肩を落としながら機材をまとめて撤収する私なのでありました....
（続く）
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