邦題があかん、邦題があかん、邦題が…
完全に口癖になってきた…
パクりタイトルに騙され、無駄にした時間とお金はもう戻ってこない…
虚しい…
騙されたとはいえ、せっかくお金を払ってレンタルしたのだから取り敢えず最後までは!
そう思って観てはみるものの、案の定エンドロールを呆然としながら眺める事になる…
怒り?ムカつき?
そんな感情はとっくの昔に捨てたよ!!
今はただただ虚しい…
その虚しさは、夜寝る前にムラムラして、家族にバレないようにこっそりシングルプレーに及んだ後に湧き出る感情にとてもよく似ている!
そして虚しさの後には不安や恐怖がやってくる…
僕はこの先もずっと、『ふざけたパクり作品』や『あかん邦題』に騙され続けるのだろうか…と。
嫌だ、そんな人生はゴメンだ!!
そうはいっても自分の性格的に、騙されるのはもうどうしようもない…
そこで、回避が無理ならとことん突撃してみてはどうだろうか!?
そう思い、前回は製作者の思惑に敢えてハマってみたわけだが、不思議なもんで騙された時の様なムカつきや虚しさが全くない!ときたモンだ。
むしろ、一周して愉しさすら感じた!!
まぁ、そんなこんなで
『あかん邦題のクソ映画を楽しみ尽くしてやるぜ』
シリーズ化決定!!
はい、という訳で始まりましたこの全く意味も内容もないシリーズの記念すべき第1回目ですが、以前のブログでも紹介させていただきました
『イカゲーム』のパクり『タコゲーム』で幕を開けたいと思いまして某レンタルショップに行って参りました。
で、レンタルした作品がこちら
おぃ、おぃ…
とどまるところを知らねーな…笑笑
『イカゲーム』→『タコゲーム』からまさかの『イヌゲーム』笑笑 インフレがとまらない…
1週間前の僕ならば、際限知らずのインフレに
誰かとめてぇ〜!!!
と泣きながら叫んだことだろう…
しかしだ、シリーズ化を決めた今は、ネタの提供をありがとうと
感謝の気持ちでいっぱいだ!!
で、肝心の中身はというと
やっぱり面白くない…
あらすじ。
訳もわからず拉致されたリサとアダムは人間の飼育目的で作られたらしい謎の施設に監禁され、首輪で繋がれている。イヌの様に…
設定を見ると、ありがちなサスペンススリラー。
しかし、なんだろう…
ストーリーが進めば進むほどにだんだんと面白くなくなっていく。
辻褄があわない…
先がよめる…
タイトルにするほどのイヌ感がない…
ていうか首輪に繋がれている意外にイヌの要素はない。
思うにタイトルに足を引っ張られてるんじゃないかと思う訳ですよ。
違うタイトルならよくあるB級作品ですんだのに、『イヌゲーム』ですからね、そりゃあハードルやら何やら色々あがりますわ…
それでも次回作には期待したくなりました。
次は何ゲームだろうか…
お口直し観た作品がコチラ
ホントに次から次と…
いやいや、怒ってないよ。
まずはあらすじ!
ストーリーの主人公は、かなりふくよかな体型の女子で車の教習官を個人で営んでいるローズ。
実はこのローズ、幽霊が見えたり話せたりと特殊スペックの持ち主で幼少の頃から霊媒師の父親と悪霊退治的な仕事を行なっていたのだが、ローズの失敗が元で父親を死なせてしまい、それ以来悪霊退治的なことは封印している風の過去がある拗らせ気味のポッチャリ女子だ。
↑ゴー・ストップ・バスターズの拗らせローズ。
そんなローズに、マーティンなる男性から自動車教習の依頼が入る。
このマーティン、数ヶ月前に妻ボニーを亡くしているのだが、それ以来現在に至るまでずっとボニーの霊が側にいるという良いのか悪いのかよくわからん環境に身をおいているナイスガイだ。
↑今でも甲斐甲斐しくお世話をやく故ボニー。
税金の心配以外にも、飼い犬の健康状態(寄生虫がいる)を心配したり、自分好みのシャツを準備したり(用意したシャツを着ないと攻撃する)片付けた食器の位置が違うと教えてくれたり(食器が飛んでくる)ととても献身的な良い嫁だ…
そんな生活をマーティンはそれなりに良しとしているが娘のサラは思春期だからかそうは思ってなく除霊をすすめる。
でローズを自動車教習と偽り呼び出し除霊の相談をするが実際マーティンは娘の手前相談してるだけで除霊をする気はさらさら無い。
↑除霊する気はないくせに真剣な表情だ…
シーンかわって、悪者サイド。
一発屋のロック歌手クリスチャンは悪魔崇拝者で、悪魔の力を借りてもう一花咲かせようと企む。
↑変態臭が漂う元ロックスター。
悪魔召喚の儀式で捧げる生け贄(処女は絶対条件)を準備し、いよいよというところでクリスチャンの嫁のせいでアクシデントが…
↑大事な処女が爆発しちゃった…
で、クリスチャンは代わりの処女を探すハメに…
次に目をつけたのがマーティンの娘サラだ。
遠隔でサラに呪いをかけ、儀式の準備は整った。
呪われたサラの異変に気付いたマーティンはローズを呼び出し、嫌がるローズを説得する。
↑説得されたローズ、まんざらでもなさそうだ。
呪いを解く方法は、7つの除霊を行いエクトプラズムを抽出してサラの顔面に塗りたくる!!
エクトプラズムの抽出方法は、まず悪霊をマーティンに憑依させて話を聞いてあげて成仏させると勝手に出てくるのですかさず瓶に詰める。
↑除霊後のエクトプラズム抽出中…
この白くてドロッドロなのがエクトプラズムだ…
もうコレは白いジャムだな!!
そんな具合にジャムを6つまで順調にゲットしたバスターズだが最後の1つがなかなかに悩ましい…
で、結局はゴネるマーティンを説得して死んだ後まで献身的な故ボニーを除霊する事に…
↑ただいま降霊中。
無事に降霊してきたボニーは思ってたのと少しイメージが違った…いや、少しじゃない。
↑献身さのカケラもみえないビッチなボニー…只今喫煙中。
口悪く悪態をつくボニーを半ば強引に除霊したのだが、完璧に成功とは言えずハーフアンドハーフに…
それでも一応、ボニーのエクトプラズムの抽出には成功したので、エクトプラズム集めはコンプリート。
後はサラの顔に白くてドロッドロなジャム(エクトプラズム)を塗りたくるだけだ!!
と安心したのも束の間で、当のサラは遠隔でクリスチャンの棲家に移動させられていた。
ローズ、マーティン(ボニーとハーフアンドハーフ)ローズの妹(臨月の妊婦)、妹の婚約者(県会議員)たちゴーストバスターズはすぐさま後を追うが、割とすぐに追いつく。
↑チャリよりゆっくりフワフワ移動するサラを見守るクリスチャンと後を追うバスターズ…
しかし、鼻の差でサラの呪いを解く(顔面に白いドロドロのジャムを塗りたくる)事が出来ないまま儀式が始まり、サラを生け贄に捧げて悪魔の召喚!!
ちょっと不機嫌な悪魔が現れた!!
ちょっと不機嫌な悪魔がクレームをつける!!
クレームとともに生け贄を返品する悪魔!!
↑生け贄にクレームをつける不機嫌なラスボス…
ラスボスらしからぬクオリティ…ということはさておき、とにかく、クリスチャン痛恨のミス!!
兎にも角にも無事ロストバージンできたというわけだ。
めでたしめでたし。
ついでにいうと、妹もその場で無事出産、サラはパパにロストバージンをカミングアウトでき、悪魔は悪魔で処女の代わりに『オケツが処女』のクリスチャンを連れて帰ったので全員ハッピーエンドと言えるでしょう。
まぁ、悪魔にはね
結局カマほるんかぃ!?と言いたい。
とまぁ、こんな具合に完全にはちゃめちゃなコメディですけどね、要所要所に笑える小ネタが散りばめられてて楽しめる作品でした。
期待してなかった分、尚更良かった気がする。
白くてドロッドロのジャム(エクトプラズム)は結局どうなったのか?なんて疑問は残りましたがね。
総括するとギャグセン、ストーリー、シュールな演出等、良かった点はたくさんありますが、特に魔人が推奨したいのはこの作品の程よいチープ感。
特に印象深いのが街で遭遇するゴーストたち!!
チョイ役とはいえ、ハロウィン時の近所の子供と比べても遜色ないほどチープなクオリティだ。
↑ん、ラスボス?と疑ってしまうくらい独特のフォルムだ!!
ただシーツをかけて目を描いただけの手抜き・低コスト・ロークオリティのゴースト…
しかし、見方をかえてみたらどうだろうか。
まず、ラスボスとして召喚された悪魔がチョイ役と全く同じフォルムとクオリティだった事を鑑みると、チョイ役のゴーストにすらメインキャラと遜色のないクオリティを求めているという事実…
それすなわち、作品の細部に対する監督の熱意とこだわりのあらわれとよべるのではないか!?
それだけじゃない、我が国にもはるか昔より存在するこのフォルムの代表格と云えば
そう、オバケのQ太郎だ!!
我々のようなQ太郎世代からすると、馴染みの深いこのフォルムを見ればオバケである事は一目瞭然であるだけじゃなく、藤子不二雄先生へ、延いてはアニメ大国日本へのリスペクトすら感じる。
まぁ、いろいろと理屈をこねてみたわけだが
そんな大層な話じゃないわ…
ちなみにローズは初体験が3Pだったと自慢するそうです。