この記事を書きたいとずっと思ってたんですが、なかなか書けず。


 うちの大学の体育の授業は、春学期と秋学期でスポーツが変わるんですね。


 たとえば、春に卓球を履修したら、秋はスケートを履修する、とか。




 で、私は春学期 卓球を履修したのですが。


 卓球の先生がノエルそっくりすぎて。毎週 幸せになってます。


 (あ、先生がノエルに似てるから卓球を選んだわけじゃないですよ。どんな先生か、初回授業まで全く知りませんでした。)



 「またノエルの話かー」って感じでしょう? でもね、本当に似てるんです! これは私のノエルフィルターのせいじゃない、たぶん誰が見てもノエルに似てるって言うんじゃないかな。


 横顔も、二重顎も、鼻をこする癖も、話すときに指を顎に持ってくる癖も、声も似てる。ノエルが日本語を話せたらこんな感じだろうなーって声してる。メガネもかけてるし。グラサンではないけど。


 横顔マジでこんな感じです。↓


 おまけに発言までノエルそっくりというオプション付き。以下、私がノエルっぽいと感じた、先生の発言集。


「(スポーツウェアについて)60代の僕が見て納得するようなものを着てきてください。


 まあ無難なのはジャージかな。この大学にはね、ジャージで授業を受けるなんてけしからん!っていう先生もいるけどね。君たちには気の毒だけど、僕の授業では『けしからんジャージ』が無難だと思いますね」



「ここでは、自分の部屋で履きたくないシューズは履かないこと。なぜなら、この体育館の床は君たちの部屋の床より綺麗だから」


「君たちのほとんどは卓球がヘタだと思うけど、大丈夫です。僕の指導を受けたら必ず最低限のレベルにまでは行けます。それでもダメな奴はもう知らない



遅刻した奴は知らない。参加させません」

 (ちなみに、先生自身は何度か遅刻済み)


「(練習を始める直前に)ラリーが始まってからリズムを合わせようとしない! 一発目から決める!



「君たちは卓球を難しいもんだと思ってる。だから出来るようにならない。もっとシンプルに! ラケットの面に球が当たればいいんだから」



 なんか、ノエルぜんぶ言いそうじゃないですか!?



 で、まあ上記の発言集から分かる通り、厳しいわけですよ。怖いし。


 でも回を重ねるにつれて、「いいじゃん」と言われることが増えてきたんです。初めて言われたときは、次の授業でもニヤニヤしてるくらい嬉しかったなあ。


 だけど、「いいじゃんだけじゃなくて、アドバイスも欲しいなあ」と思うようになったんです。この先生のアドバイスならきっと分かりやすいし、絶対スッと頭に入ってくるから。


 そしたら先週、ついに先生がアドバイスしてくれたんです!




 なかなか思うように行かないなあと思ってたら、


「君のいいところは、相手の動きをちゃんと見てること。でも損してるのは、立ち位置。そこじゃ相手も球を受けにくいし、自分も苦しくなっちゃう。もうちょっとこっちに立ってごらん」


 先生に言われた位置に立つと、さらに先生の言葉。


「君、『経験者の人は、私みたいな初心者とやってもつまらないだろうな』って思ってんじゃない?」


 えっ、当たってる…。



「つまんないとか思ってないからね。初心者とのプレイの中で、新しい発見があったりする。(私の対戦相手の子の肩に手を置いて)彼は君とのラリー、面白いと思ってるんだからね



 これを言われて、どれだけ嬉しかったか。相手の子がすごく上手い経験者で、その子と同じくらい上手い子もいっぱいいて、ずっと自信がなかったんです。


 でも先生の言葉で、少し自信がついた。ちょっと大げさに言えば、私はここにいていいんだと思えた。


 本当に本当に、嬉しかったなあ。



 明日また卓球なんですよねー、毎週金曜が体育だから。楽しみ!


 あー、この授業もあと数回で終わりとか信じられない。終わってほしくない! あの先生の授業をもっと受けたい。


 ああ、音楽でも卓球でも、何かに一生懸命で、それを極めてる人は格好いいなあ。