前々回の①「原因論」ではなく「目的論」、前回の②自分の人生を生きるはコチラ↓
今回は、③「今、ここ」を生きるです。今回で最後です。
過去と他人は変えられませんが、未来と自分は変えられます。そのために必要なのが、この考え方なのです。
分かりやすい例として…アドラーが公演をおこなっている最中、娘が行方不明との連絡が届きますが、アドラーは公演を中断しませんでした。代わりに家族に向けて、「この公演が終わったら娘を探す」と手紙を書きました。
これこそが、『「今、ここ」を生きる』です。何があっても「今、ここ」でやるべきことをやり遂げたアドラーは、この心理学をまさに体現しています。
ノエルは1996年のネブワース公演で、有名なセリフを叫びました。
「This is History! Right Here, Right Now! (これは歴史だ! 今、ここが歴史だ!)」
…そんなノエルなら、もし公演中に子供が行方不明になっても、アドラーのように公演をやり遂げたと思います。
過去に生きるということは、「今、ここ」にいないということです。過去に思いを馳せて後悔なんかしていれば、「今」という現実世界では死んでいるのと同じです。
逆に、『「今、ここ」を生きる』のを繰り返せば、それは「Live Forever(永遠に生きる)」のと同じことなのです。
次回は、まとめを書きます!