前回の①「原因論」ではなく「目的論」はコチラ↓
今回は、②自分の人生を生きるです。
たとえば、誰かの悩みを解決しようとすると、相手は解決を強制されることになります。「相手」が主語になると、相手に何かを強制させてしまうのです。
相手の人生をなんとかしようとするのではなく、自分の人生を生きれば、自分が自由になれます。さらに、相手に人生の一例を提示することもできます。自分も相手も幸せになれる、win-winの関係になれるのです。
自分の人生を生きるとは、「他人と自分」ではなく、「自分と自分」を比べるということ。分かりやすく言えば、現実の自分と理想の自分を思い浮かべて、どうすれば理想の自分になれるかを考えるということです。
相手に頼み事をするときも、この考え方は使えます。
たとえば、「相手に〇〇してほしい」だと、相手は行動を強制されていると感じてしまいます。先ほども書いたように、「相手」が主語になると、相手に何かを強制してしまうからです。
それを「私は〇〇してほしい」と変えれば、〇〇をするかしないかの選択肢を相手に提示することになるので、相手に自由と安心感を与えられます。「You're Free To Be Whatever You(あなたは自由だから何をしてもいい)」と伝えるのです。