こんにちは、あすなろまどかです。
今日は、最初にひとつお知らせがあります。
テスト約1週間前になったので、この記事を最後に、しばらくブログをお休みします。
テスト明けもよろしくお願いします!
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…さて、今日の本題は、まあタイトル通りです。
昨日、『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』を視聴しました。
名作とは聞いてたけど、これだけ心に残る作品だとは思ってませんでした。
とりあえず、視聴して思ったこと、感じたこと、ザラザラ書いていきますね。
①岡田斗司夫さんの解説は本当に分かりやすい
皆さん、岡田斗司夫さんという方をご存知でしょうか? 主にプロデューサーや評論家などを職業としていらっしゃる方です。
彼がこの映画について、だいぶ長々と解説しています。とりあえずこの動画を観てもらえば、大体のあらすじや解釈の仕方は理解できると思います。↓
(再生できなかったらすみません。)
②高校生の立場からの感想
大人でも子供でもない、高校生という年齢の私の立場から観たこの映画。
①に貼った動画内で岡田さんがおっしゃっているように、この映画には、
しんのすけ(子供)視点で観ると、「ホラー」「恐怖」などのマイナス的要素が多く含まれており、
ひろし(大人)視点で観ると、「ノスタルジー」「楽園」などのプラス的要素が多く含まれています。
この真逆のはずの要素が上手く絡み合い、視聴者の年齢層によって見える要素が変えられ、結果として多くの人が夢中になって観れる映画に仕上がっています。
高校生の私は、視聴中、マイナスの感情とプラスの感情、どちらもヒシヒシと感じました。
それはやはり、高校生という微妙な立場にいることが大きいと思います。私も含めた中学生・高校生の多くは、かなり幼稚で精神年齢が低いです。そして、その割には見栄っ張りで目立ちたがり屋で、大人のフリやマネばかりします。つまり、子供でもなければ、大人でもないという存在なのです(あるいは、どちらでもある)。
ある日突然、両親が子供のようになり、自分に見向きもしてくれなくなったらと思うと恐ろしいので、しんのすけの気持ちも分かるし、
つらい現実なんて忘れて、昔の楽しかった頃に戻りたいと願い、そんな場所を求めるひろしの気持ちひろしの気持ちも分かります。
マイナス要素とプラス要素に、心の中をグルグルと掻き乱されたことで、この映画を観ている間、私はずいぶん精神が不安定になりました。しんのすけやひろしに共感して泣いたり、両親を助けるために奮闘するしんのすけを応援したり、子供に戻っているひろしに羨望の念を抱いたり。
とにかく忙しかったです笑
③『千と千尋』を連想させるシーン
ひろしとみさえの精神が子供に戻ってしまい、ふたりで朝からお菓子を貪るシーンがあるのですが、これは『千と千尋の神隠し』の冒頭を彷彿とさせました。
自分の子供をほったらかして何かに夢中になっている親は、やっぱり怖いです。
少し脱線しますが、『オトナ帝国』と『千と千尋』が公開された年は同じですね。どっちも2001年でした。
④『ハーメルンの笛吹き男』『ピノキオ』を連想させるシーン
物語途中、春日部市の大人がトラックでどんどん20世紀博に連れていかれるシーンがあるのですが、ここで少し、『ハーメルンの笛吹き男』の話を思い出しました。
(ちなみに岡田さんも、「このシーンは、『ハーメルンの笛吹き男』の逆になっている」と発言しています。)
ところで『ハーメルンの笛吹き男』とは、1200年代にドイツのハーメルンで、謎の笛吹き男に連れられて、約100人近くの子供が失踪したという非常に闇の深い事件です。
それから、『ピノキオ』で、子供たちが好き放題遊ぶことが許されている夢のような遊園地に、馬車で連れていかれるシーンも彷彿とさせました。
怖いですね…。
⑤カーペンターズ思い出したのは私だけじゃないはず
敵の組織の名前「イエスタデイ・ワンスモア」でカーペンターズ思い出したのは、私だけではないはずです。
あと、その組織のボスであり、物語の主要人物でもあるケンと、彼の恋人チャコの雰囲気や性格が、なんとなくジョン・レノンとオノ・ヨーコに似ています。モデルにしてるのかな?
チャコかわいいです。
こんなところですかね、とりあえずは。
書いてる間、この映画のシーンやセリフがどっと押し寄せてきて、何度も泣きそうになりました。疲れた…^^;
また何か書きたいことがあれば、「その2」として書きますね!
それでは、しばらくの間さようなら!