今年もあと一日となりました
コロナ禍に振り回された1年間でしたね。
でも、空を見上げるとそこにはキレイな青空が…ということが多かったように思います。
とてもとても助けられました
明治神宮の空。ここはいつも不思議な雲が見られます。
こちらも境内からの眺めが絶景です。
神様が、人間を可愛いと思ってくださっていることが、分かる気がする…というくらい、美しい眺めです。癒されます
今年度から、
発達支援の面談やお話会を、保育園内でやらせてもらえるようになりました。
コロナ禍で、たくさんの保護者の方をお招きすることはできないのですが、逆に少人数で深いお話が出来ていて、これはこれで良かったと思っています。
先日の個人面談にて。
生きることに息苦しさを抱えている、3歳児のお母さん。
担任ともやり取りはマメにしていますが、
療育的なことで、コアなお話がしたいということで、相談に来られました。
お子さんは3歳児、可愛い女の子です
見たところ、ちょっぴり自閉的な傾向のあるお子さんです。
お母さんのお話しを、1時間くらいかけてゆっくり伺いました。特徴や、お子さんの困りごとをよく掴んでおられて、感心しました。
その事を伝えると、『自分にも生きづらさがあるから…』とおっしゃっていて、なんとか寄り添うために、感情論ではなく、ロジカルなお話しが聞きたいとのことでした。
いつもなら、『ありのままの、お子さんの状態を受け入れて欲しい』ということを中心にお伝えするのですが、今回はそこはもう出来ているので、
お子さんの視点に立って、ロジカルにお話ししました。
そして具体的に、どう対応したらいいか、という事をお話ししました。
途中、お母さんの生い立ち、自分の母との関係性、そして子どもとの関係性…様々な観点からお話ししてくださいましたが、結果的にはとてもすっきりした、とお話ししてくれたので、良かったなと思いました。
保育園での関わりの良いところは、その後のお子さんの様子を、日々追えるところです。
お子さんの行動の理由は分かった。
でも、そこに向かうためには、自分も心身ともに元気でないとできない。
そしてお母さんにも抱えている問題があったりします。
でも、それでも子どものために(自分の為にも)
何とか立ち向かおうとしている…
そんな時には、『ロジカルな思考』が役に立ちます。誰のせいでもない、こういう状況には『理由』がある…と思える事で、問題を俯瞰できたりするのです。
そして、冷静に対処できる。
そこで、ひとつでもうまくいって、ほっこりする時間が生まれるとそこに余裕ができるのです。
本当に、人って多様です。
そのひとつひとつに、丁寧に対応することで、
ひとりのお母さんが少し元気になる…すると、その波紋でお子さんも少し元気になる。
そんなことを重ねていきたい。
だって、人は簡単には変われない。でも、良い刺激で、少しずつ変容する。
良い刺激を与え続けられると良いなと思っています。
2021年、さらにさらに全承認