【読者300人超記念w】バーチャルセッションの巻(その3) | 新宿ではたらくサイコロ社長(セミナー企画・アロマサロン経営・ITエンジニアリング)

【読者300人超記念w】バーチャルセッションの巻(その3)

心理学・ホスピタリティをテーマに3社経営する社長のブログ@新宿-コーチング


3つ目の御題・・・

これは、コメント欄でいただいた相談(問いかけ?)です。


----------------------------以下コメント欄からの引用

ここ半年ほどは、私自身2次受けながら顧客窓口兼PLとして働いていたのですが、
元請のソフトハウスの業績悪化により、4月で仕事を失いました。
(PRJが赤字を出したわけではないのですが)
そのPRJは、今でもソフトハウスのメンバで継続してる様です。

このことを、僕の友人や知人に相談したところ
「お前はフリーだから仕方ない」で一掃されました。
#僕は、プロジェクトメンバならば、形態など関係ない。
#プロジェクトの成功に向け全員が一丸となるべし!
#だと思っていますし、僕自身、今までもそうしてきました。

そして、客先常駐でこうした多重契約の構造で働いている限り、
派遣/フリー/ピン正社員/チーム常駐正社員に
大差ないと思っているのですが、これって間違いでしょうか?

----------------------------


これはITエンジニア特有の問題ですね。

ですから、取り上げるべきか考えたんですが、ちょっと違うアプローチをすれば、もう少し一般的な話として書けるかな?と思い、あえて論じてみたいと思います。


要は個人契約、いわゆるフリーのエンジニアをされていて、ある会社とは雇用関係ではなく、業務委託として契約している状態。

プロジェクトとしては、とても重要なポジションにいたが、契約先の会社が自分のところの社員に仕事を与えるために、自分と比べるとスキルの低い社員を使い、その影響で契約が解除された。


客先のことを考えると、その社員が仕事をするより、自分がやる方がコストパフォーマンスもクオリティがいいはずであるし、プロジェクトの成功を考えれば、そんな選択肢はあり得ないと考えている。


この考えは間違いか?ということだと思います。

(もしご本人が見られていて、間違っていたらご指摘いただければと思います)



・・・先に答えを言ってしまいます。


”ボク個人の考えから言えば、間違いとは言い切れないが、経営者という立場を考えれば間違いだといわざるを得ない”


1つ例え話をします。


いきなりですが・・・。

アナタが化粧品を買おうとしています。

以下の2つのうち、どちらを買いますか?


1つは、値段がめちゃくちゃ安いです。

但し、成分を見れば、一目瞭然でめちゃくちゃ品質が良いです。

(それも国の出先機関の成分証明書がついています)


しかし、作った人のことを知りません。

会社で作っている訳でもありません。


もう1つは、そこそこの値段です。(一般的には高い部類の価格帯です)

そこそこの品質です。


しかし、超有名企業の製品です。

それも、誰もがあこがれる女優さんがCMをやっています。


さて・・どっち?

Whitch Do You Like?


・・・たぶん後者ですよね?


でも、今回の件とどう関連するのか・・・?

そこが問題です。


小資本が大資本に勝負を挑む場合、勝つ方法はいくつかしかありません。

その大きなものとしては”2つ”


1.オンリーワンのアイデア、ノウハウを持っていること。

2.ニッチなマーケットであること。(もしくはニーズが流動的である。または小ロットである)


これが理解できますかね?

これが”答え”です。


要するに、フリーの個人契約エンジニアといえども、”システムを提供する”という意味では、市場に出れば、一事業者であり・・・。

上場しているような大企業と変わらない訳です。


そして、そこには”競争原理”があります。



確かにプロジェクトという形式の中では、一緒に働く仲間とも言えると思います。

ボクもその考えには賛同します。


・・・しかし、それと同時にある仕事を取り合うライバルであるとも言えます。

これは事実です。


厳しい言い方をすれば、もし”アナタがそのプロジェクトにおいて、オンリーワンであり、他に変わる人がいない”、もしくは、”アナタがいなければ、プロジェクトが全く成立しない”ということであれば・・・。


今の状況は起こり得ません。

このことを考えるべきではないでしょうか?



ITエンジニアの業界において、個人契約(フリー)という契約形態は、他の業界に比べ、受け入れやすいと思います。

ボク自身もフリーのエンジニアをやっていましたから分かります。


特にボクは、バブル崩壊の真っ只中を生き抜いてきました。

正直言って、今の状態はあの当時に比べれば、まだまだ生ぬるいです。


そのときに考えていたこと、実行してきたことは、ここでは書けません。

何故かといえば、それを伝えるべきは、まず”ボクの抱える社員”に対してであり、そのノウハウは社内で抱え込んでおきたいからです。


ケチと言われれば、その通りです。

どう言われようが構いません。


ボクが最優先に考えるべきは、自分の”愛する社員のこと”です。

残念ながら、読者の皆さんのことではありません。


このことも、今回の”答え”の一部であったりもします。


以上です。


今回のバーチャル・セッションはこれまでとします。

相談いただいた皆さん、ありがとうございました。


ボクの答えに満足いただけましたでしょうか?

もし、何かありましたら、プチメ手紙アップ・・・もしくはコメント欄にどうぞ。





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