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映画と自転車と私。

京都で飄々としながら、映画(99%)や自転車旅行(1%)のことを綴ります。

久しぶりに映画についてのブログを書きたくなったので。

恥ずかしながら、エイリアンシリーズは見たことがなかった。

が、最近『エイリアン』におけるジェンダー表象(エイリアンの頭が男根を表象、エイリアンには性別がない、エイリアンは男の胸を食い破って生まれる=男の妊娠...etc)について面白いブログを読んだので、自分でも見てみるか、と。

ジェンダー論は全くの無知なので、これから勉強していくとして。

自分が一番気になった点は2つ。

まず1つ目は、宇宙船に存在する「猫」の存在。

乗務員の一人は猫を探すために、単独行動をしエイリアンに殺される。

シガニー・ウェバー演じる主人公も船内にエイリアンがいると分かっていながらも、猫の探索を続ける。

登場人物の心理状態としては、極限の恐怖から逃避するために、「猫を探す」というミッションを自分に課しているのかなぁ、と思ったけれど。

映画のストーリーとしては、ラストに生き残った猫の腹にはエイリアンの卵が...という展開を予想していたのでアレ...という感じ。

ホラー映画でよく見る、犬・猫の探索は、恐怖を増長させる、もはや一種のアイコンなのかな。

2つ目は、物語前半における主人公の不在、というかスイッチ。

前半ではやや船長が主人公なのかな、という目線で描かれていたように思う。

そもそも冷凍状態から最初に目を覚ました隊員が真っ先にエイリアンに殺されるところからして、古典的ハリウッド映画のお約束ではないなぁ、と。

後半からは、SURVIVORが判明してやっと感情移入できる主人公が判別できた感じ。

この感情移入できる主人公がいない、っていう宙ぶらりんな観客の立ち位置もホラーのドキドキ感を増長させるのかな。


おわり
映画と自転車と私、というよりかは

カメラと自転車と私、という感じになってきています

・18-135mmの広角レンズ

・TOKINAの魚眼レンズ

・f1.8の単焦点レンズ

と三種の神器を手に、フラフラと色んな物を撮っています

4月からのサンフランシスコ生活も、日本では見られなかったどんな面白い物が撮れるのかと思うと、とても楽しみです

今年は撮るというインプットだけで満足せずに、どこかの賞に応募する、というアウトプットにも挑戦してみたいです

$映画と自転車と私。
『シルク・ドゥ・ソレイユ』
『ねらわれた学園』
『悪の教典』
『エヴァンゲリオン劇場版Q』

などなどです。

●『シルク・ドゥ・ソレイユ』はまるで夢を見ているみたいで、レイトショーで見たのは正解。

人間の底知れないパワーを感じました。


●『ねらわれた学園』は原作よりも恋愛色を強めに、『時を欠ける少女』の二番煎じになっていたのが残念。

もう少し、遣り切れない社会と戦うジュビナイルという構図をしっかりしてほしかったです。


●『悪の教典』は大島優子さんが評していた通り、胸くそ悪い映画でした。

伊藤英明演じるサイコキラーが生徒を殺しまくる時のBGMが「マック・ザ・ナイフ」なのが、観客の心情と全然マッチしてないくて(マッチしているのはサイコキラーの心情なので当たり前)、もう本当に気分が悪かったですね

『告白』でもあったように、重い話題をあえて明るい音楽に乗せることによってエンターテイメント性を高めようという手法をあまり好きではありません。

一回こっきりの方法だからインパクトがあったんだと思う。


●『エヴァンゲリオン劇場版Q』に関しては、もう意味分からん!笑

いい意味での意味の分からなさので2年後?あたりにある続編が楽しみです。

それにしてもアスカがいい女(人)に成長しすぎていて、胸熱。