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【4+】
全てが機械化され、あらゆる知識や情報が全てテレビによって伝達される近未来を舞台に、禁止されている読書の虜となった男の姿を通し、物欲主義への非難をシニカルに描いた作品。
自分で考えることを禁止された世界
本を読むことを禁止された世界
この世界において本来は本を燃やす役目である消防隊員が、逆に本の魅力に気付き虜になってしまう
最近でも似たようなテーマを取り扱った映画はありますが、やはり本は燃やされたときが一番美しく儚いですね
紙に火が引火しくるくる丸まっていくのは悲しくもあり、落ち着く、なんだかずっと見ていたくなるようなシーンでした
本＝思想＝人間
映画の中で本を守ろうと人間が燃やされる場面もあります
はたまた物語のラストにはブック・ピープルたちが登場します
静かな森のなかで人間が一冊の本になる姿は美しかったです
『華氏451は書物が自然発火する温度』