2018年5月27日。SSTR遠征二日目。時刻は9時5分。
Kazさんと金沢市内で別れた1時間45分後。




琵琶湖へと向かう道中、【東尋坊→】の看板に誘われて観光気分で横道へ。
そんなワタクシの眼下に広がる青い海。
必然的に気分アゲアゲ(死語)。

そして海岸沿いをなめるように走っていた時、ソイツは唐突に目の前に現れた。
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右手に見えるのは雄島。
このこじんまりとした無人島感がイイ(笑)


ちなみにこちら、東尋坊から身投げした遺体が流れ着くという、その筋の間ではちょっと有名な物件。その詳細は私の管轄外なので割愛。



もうすっかり上の写真で気が付いているとおもうので、溜めなく…

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はい、ド~ン。

とまぁ、この時点では普通にあるコンクリのポータルで特に変わった様子もない。

ちなみに、場所はコチラ↓

では、早速洞内へ。

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入ってすぐに、コンクリ巻き立ての先に感じる違和感…

ウオッ!コイツ素掘りだ。




予想もしていなかった展開に
いきなりテンション・マックス!(爆)

恐らく素掘り隧道だったものを後に補強したと思われる。


はやる気持ちを抑え、右側の横穴を覗こうと洞内中央へ寄った瞬間…


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はうっ! なんと左側には洞内分岐。


いきなり選択肢が2倍に増え、一瞬迷ったものの、ここは

初志貫徹である。

ゆーあーるである(爆)



先ずは右側から見て行く事にしよう。

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ふむ、予想通り海が見えた。そして判った。

これは海蝕洞だ。

長年、波に叩きつけられて形成されたものであろう。コンクリで床を固めてあるが
これは観光用に整備した名残であろうか?



そして振り返り。
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コンクリポータルと素掘りのギャップがたまらない。

上から垂れ落ちる水を防ぐ為か、設置されたアーケード。
これ、かなり珍しいのではないでしょうか?
いわば、トンネルの中のトンネルにあるシェッド、である。

そのアーケードをくぐりつつ、仏像へ手を合わせに行くと

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何か異様な雰囲気を感じとり、周りを見渡すとすぐにその理由が判った。


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うわぁ~。

物騒ではあるが、地元の方も悩んだ末であろうその文言に、真偽は判らないが
盗人にもかなりの抑止力と精神的ダメージがあるに違いない。

手入れも行き届いており、地域の方々に愛されていることが一目でわかる。
このあと、遠征の道中無事帰れるよう、手を合わせた。

時間も押しているので、隧道の反対側へと抜けてみる。

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ここからは雄島の全体がよく見える。

そして隧道への振り返り。

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麗子さんと記念撮影。

紹介が遅れたが、扁額は反対側と変わりなし。
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福井県知事 北 栄造 書』
任期からすると、1959年4月23日~1967年4月22日の間の改修工事か?
いずれにせよ、50年以上前のものだろうという事が判る。
まぁ、私は専門家ではないのでそのあたりの事は諸先輩方へ丸投げで(爆)。



コンクリのポータルをよく見ると、反対側には無かったくぼみを左側に発見。

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元々、銘版が埋まっていたのか定かではないが、失われてしまった今となっては確認するすべもない。

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完全にノーマーク、かつ、たまたま曲がってみた先に現れた隧道
更にそれが一部のみとはいえ、素掘り隧道であった事は嬉しい誤算であった。

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以上、完結。






てか



クイック師匠、スミマセン