初の日記なので金さん的、泣ける映画NO.1を紹介しましょう![]()
「きみに読む物語」
ある療養施設にいる女性は初老の時を向かえ、その若い頃の記憶を忘れてしまっていた。
彼女の元には心臓になにやら患っている男性が物語を「読み聞かせ」に訪れている。
その物語は田舎の街の若い男女の恋愛の物語だ。情熱的な若い恋心、身分違いの恋、夏の記憶…どれも魅力的なキラキラとした物語に聞き入る初老の女性。
彼女こそがその物語の主人公なのだ。そしてその記憶を少しでも思い出して欲しいと願う男性は彼女のために物語を読み続ける。
つまり、この映画の物語は2つある。花火がキラキラと舞うような情熱的で一瞬のきらめきを持った恋物語。
そして、常に横にいて支え続ける永遠ともいえる愛の物語。
その二つは別々のように見えてひとつの線で結ばれている。きらめきが消えないように愛はそこにあり続け、彼は彼女を支え続ける。誰に止められても、彼はその想いの故にやめたりはしない。
このストーリーは純愛の中に別の見方もできるような気がする。
それは高齢化が進む中で健忘症と戦う家族の姿である。たとえば母が健忘症になったら?
その進行を止めることは医学的にできないと判断されたら?私たちは彼女にとって他人になってしまうのである。
母であっても私のことを知らないただのおばあさんになってしまう。そう思うだけでこの映画はとても観ていて苦しさをも感じさせる。
まして愛する人が自分を忘れてしまうなんて、きっととてつもない悲しみが心の中にはあるのだろう。
それでも奇跡を信じて辛抱強く彼女の物語を読み聞かせる男性はとても強く、深い愛を持っているのだろう。
そう思って観るだけでこの映画の中で描かれる愛情はとても大きなものに見えてくる。
思い出の情景を深く描き出した若い日々のシーンはとても綺麗で本当に「物語」そのものだけど、それはその人が生きてきた道で、それを忘れないように語り聞かせる姿は涙物。
そして俺が一番印象に残ったのはラストのシーン。
自分もこんな人生のラストを迎えたいと思いました![]()
