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プロ野球カードとサイン

プロ野球カードとサインでは、BBM・カルビー・タカラといった、NPBを取り扱うトレーディングカードを中心に選手の経歴を紹介。

アメンバー限定記事は主に球場でサインを貰う(インパーソン)際に更新しています。

80年代〜90年代のOB選手を中心です。

選手→審判の進路




広島日本ハム 秋村 謙宏 さんです!


選手が選ぶベストアンパイアにもランクインする秋村審判は、元プロ野球選手です。


法政大学から日本石油の社会人チームに進み、1989年に都市対抗野球へ出場。


1990年ドラフト外で、広島東洋カープへ入団します。背番号「53」


1年目から1軍で33試合に登板し、プロ初勝利・初セーブを記録。



背番号が、「53」→「47」に変わった1993年には、自己最多の48試合に登板で、6勝4敗。


その後は、徐々に登板回数が減り・・・


1996年は、


日本ハムファイターズへ移籍。


しかし、1軍出場は4試合に留まり、1997年限りで現役を引退します。なぜか、1997年の背番号は「00」でした。



その後は、NPBの審判へ。


異例の出世で、1年目の1999年で早くも1軍の試合を担当。


入局5年目の2003年では、オールスターゲームの主審を務めます。


2007年には、日本シリーズの球審を。


通常は15年かかるところを、入職9年目の異例の出世!!



ちなみに、審判員になってからの袖番号は「1」


これは、


「学生時代から出席番号は、1と決まってたから。」


とのこと。


「あ行」あるあるなのかもしれませんねw


これからも躍進に期待!!

「久々にBOX開けをしたいな。」と思い立ち、落札したのが、こちら

ベースボールマガジン社 1996年版です。

今から21年前のBOXを、ほぼ定価で入手しました。

おそらく、どこか倉庫の奥底に封印されていたのでしょう。上から物が置かれたようなつぶれ方をしていますw

この頃のBOXパッケージには、前年活躍した選手が、

まず、BOXの顔になる正面には、

オリックス イチロー選手、広島 江藤 智 選手。

1995年 イチロー選手は、首位打者、打点王・盗塁王・最多安打・最高出塁率を獲得。チームのリーグ優勝に貢献。

江藤選手は、本塁打王と打点王の二冠を達成しました。


側面には、

ヤクルト オマリー 選手ロッテ 伊良部 秀輝 選手

オマリー選手は、阪神から移籍後、ヤクルトで活躍。1995年は打率.302、打点87を記録、31本の本塁打を放ちます。日本シリーズでの、オリックス 小林 宏 投手との14球の勝負は手の汗を握る勝負でした。

伊良部 選手は、最優秀防御率と、2年連続の最多奪三振のタイトルを獲得し、チーム2位の躍進に貢献しました。


開封し、早速、「あ、昔のBOXはこれが入ってたな。」と思ったのが



カードリスト です。

今は、パッケージの裏などに掲載されている一覧ですが、丁寧に同封されていました。

老舗のおもちゃ屋に、毎日のようにカードをパック購入しに行っていた、小学校の時に、

「これあげるよ」

と店員のおじさんに渡され、「すごい!こんなリストがあるのか!」と驚いたのを思い出します。



パッケージはこのような形。ぱっと見た感じ。

日本のプロ野球のカードだっていうのが伝わってこないですねw

また、同封で、スクラッチカードを入っております。これは、この時代の定番でした。

1996年は、大塚製薬 エネルゲンの広告が。


さて、同封されているカードですが、実に懐かしい。

当時、巨人戦は地上波でしたし、食い入るようにみていたのを思い出します。



ダイエー 監督、近鉄 中村 紀洋 選手、巨人 松井 秀喜 選手、オリックス イチロー選手

皆さん、若いです!!


ちなみに、インサートは、


ロッテ 伊良部 投手の3Dホログラムカード でした。

サインネタも増えた旧ボックス開封、楽しい機会でした。

そのうちまた行います。

ドラフト会議で一躍有名になったスカウト



広島 田村 恵 さんです!


1994年 鹿児島商工高校(この年から:樟南高校)時代、3年次には夏の甲子園で準優勝を成し遂げます。


そして、その年のドラフト会議にて、6位で広島東洋カープに入団します。


強肩の黒縁メガネ(一周廻って現在は流行か?)から、「古田2世」と呼ばれました。


1軍出場はプロ4年目から。28試合に出場し、プロ初安打も記録。



しかし、出場回数が一番多かった年は1998年に。


翌年1999年は12試合、2000年は22試合。


その後、2001年、2002年は1軍出場はなく、戦力外通告に。そのまま引退をします。


そして! 田村さんはここから裏方人生がスタート。

広島カープのスコアラーを経て、2004年からアマチュアスカウトへ転身。2017年現在も、スカウトとして活躍されています。


特に田村さんが、表舞台に立ったのは、2013年のドラフト会議。


長崎日大高校→九州共立大学の大瀬良 大地投手を5年間追っていました。


カープはその年のドラフトで、各球団の指名が重複した場合、担当スカウトがくじを引くことを決めていたそうです。


大瀬良 投手をドラフト1位で指名したのは、ヤクルト・阪神、そして広島。


ヤクルト:小川 淳司 監督、阪神:和田 豊 監督、その間に広島:田村スカウトと、不釣合いな画面に感じましたw


そして見事引き当てたのは、田村スカウト!!


「ありがとうございます。本当にうれしいです。やっぱり、自分が一番、見続けてきたので、絶対に当たると信じて、臨みました!」


この素直なコメントに、感動しました。そして、このクジを担当スカウトに引かせる、広島カープの一丸感がいいですね。


田村スカウトは他のインタビューで、


「スカウトの目線では、のびしろを重視しています。選手が24、25歳になった時の成長曲線を描くようにしています。」


とおっしゃっていました。


これからも田村スカウトの視線に注目です!!