2024年5月に兵庫県宍粟市にある「ちくさ湿原」に行きました。
ちくさ湿原群生地は、ちくさ高原キャンプ場の道路をはさんだ向かい側より入園口を設け、園内には大小7ヵ所の群生地、40万株にもおよぶ県の絶滅危惧種に指定されているクリンソウが咲き誇ります。
県内有数の規模で群生するクリンソウの小径を楽しめます。
秋には広々とした高原にモミジの他、ブナやケヤキなどが色づき、周囲を真紅に染めます。
クリンソウ:5月中旬~6月中旬
紅葉:10月下旬~11月上旬
たまたま知ったので、急遽行ってみることにしました。
ちくさ高原ネイチャーランドやスキー場、キャンプ場などでナビを設定するといいかもしれません。
今回は道の駅ちくさから県道72号線を北上するかたちで向かいます。
キャンプ場がとなありにあるのですが、その手前に分かれ道があります。(地図の★)
そこに駐車場の看板がでているので、曲がっていきます。
赤〇の位置が駐車場になります。
しっかり整備がされているわけではないですが、広くて停めやすいです。
クリンソウの群生地は大きく分けて、2つの場所にあります。
下記の黄色〇とピンク〇です。
まずはハイキングがてら黄色〇エリアから行きます。
駐車場に直結しています。
こちらのピンクの花がクリンソウ(九輪草)です。
自然の道ですので、デコボコしてますので、歩きやすい靴や服装で行きましょう。
そしてこちらが群生地の弁財天と福禄寿です。
それぞれ七福神の名前がついています。
品種とかじゃないです。
ご覧の通り、花がないです。
一番奥の寿老人エリアには少し咲いていました。
そうなんです。
下の看板にあるように、雨風の影響で花が飛ばされてしまっていたんです。
でも、ピンク〇のエリアは十分観賞ができますと書いてあるので、向かっていきます。
このまま進むと、先ほど駐車場に向かう車道にでます。
駐車場に向かって上っていきます。
すると看板と旗が見えてきます。
ここからふたたび山の中へ。
少し歩くと布袋エリアに着きます。
ここは見頃でぎっしり咲いてます。
ここでクリンソウについて。
・クリンソウ(九輪草)
花は下の方から階層(段)になって次々と咲いて、その姿がお寺の屋根の先端についている九輪に似ているところから名前が付きました。
兵庫県レッドデータブック:Bランク指定
※兵庫県内において絶滅の危険が増大している種
科名:サクラソウ科
別名:シチジュウソウ(七重草)
花言葉:『幸福を重ねる』 『物思い』 『物覚えのよさ』
北海道から本州、四国の山間部に分布する多年草で、湿り気のある環境を好み山野のせせらぎや渓谷の湿地に自生し、草丈は大きなものでは90cmほどになり、サクラソウ科の中でもっとも大型の部類となります。
クリンソウは成長する段階で5~7段の花を順々に咲かせ、3・4段目の花が咲いた頃、花の終わった1段目は種になりはじけ飛びます。
同時に花がつくのは3段程度だそうです。
クリンソウは、「暑さに弱く」「寒さに強い」という特性を持ちます。
乾燥や水切れには非常に弱く、湿地であるが故に、スギ、ヒノキなどの植林には適さず、広葉樹の下の適度な日照が最適の環境を生んだそうです。
写真を見てもらえばわかると思いますが、全体的に暗いです。
日差しも強くなく、光が差し込むのは本当に短い時間だけでした。
暗いほうがとてもかっこよく、きれいに見えるのは僕だけでしょうかw
次のエリアに向かいます。
布袋エリア。
ロープの貼られているエリアですが、手が届くぐらい近くで見ることができます。
このまま一番奥まで行きます。
山の外が見えてきました。
ここに看板があります。
ここからでも入ることができるみたいです。こっちが正式なのかな?
ここはキャンプの前です。
最初に説明したMAPの★の場所にでてきます。
引き返して、最後の群生地に向かいます。
恵比須エリア。
けっこう広く群生しています。
あとは良さげに撮れたやつを。
いかがでしたでしょうか。
知らない人も多いんじゃなかと思います。
人も少なく、静かで、ちょっとしたハイキングには最適です。
また夏でも他に比べると若干涼しいのかと思います。
秋には紅葉もするみたいなので、そっちも見てみたいですね。