それは前日から始まりました。
宿泊予定のホテルから電話があり、
コロナで急遽お休みします。
ついては系列ホテルでお部屋をグレードアップさせて頂きます。
( ゚Д゚)いや、それなら食事をグレードアップしてくれた方が嬉しいです・・・。
次に起きたのが「出る」ことで有名なホテル。
(((^_^;)大阪市内ならどこでも「出る」しな・・・。
実態調査してやろうじゃあないか!
こんな感じで前日から「何かある」匂いが漂っていました。
(  ̄▽ ̄)よ~やるわ。
当日、いつものように東京駅AM6:00発の新幹線自由席に乗り込むと、席は満員御礼でした。
(^_^;)びっくりだね~。
名古屋まで起きていたのですが寝落ちしてしまい、起きたら駅に到着していたので慌てて飛び降りようとして
「ちょっと待て!」
・・・・京都でした(^-^;
新大阪駅でレンタカーを借りたらラジオがガンガンに鳴るわ、窓はチャイルドロックがかけられていたなど、以前の借り手の設定をリセットせずにそのままでした。
(  ̄▽ ̄)これはどうなの~?
そして最初の目的地、高野山。
「よう来たのぅ、再び修行する心得ができたか?」
最も苦手とする先達による先制攻撃でした。
「なんでまた頭を丸めて坊主になるようなことをしないといけないのですか!
今回も仕事です!!」
「おやおや、そうか、そうか。
女人に心を寄せて色々と振り回されておると大師から伺っておるか?」
「ニコニコ笑いながら嫌味を言わないでください!
・・・・そりゃあ、困ったこともありますけどね・・・」
「ははは、もうよい、もうよい。
それはそうとそこな御仁、御見様は入山禁止じゃ、ご足労願えるかな?」
(・・・ここまで護衛してくれた神様相手に良く言えるな~(^-^;)
「それはそうと大師は?」
「おりますぞ、何かありましたかな?」
隣にいたのに・・・気配を感じなかった・・・。
「山内は変わりませんね?」
「山は移ろい、季節は変わり行くものです。
御身の長年のご懸念が晴れやかになり、新たな悩みが芽生えかのように見えても、それは生きている事の一つでしょう」
「禅問答ですか?」
「長年に渡り心を閉ざし、誰に対しても心を開く事のなかった御身の悲しみや苦しみ、この空海知らぬと思われましたかな?」
「・・・・大師には敵いませんね(^_^;)」
「千里千年の灯世の果て、いつか廻り合いたき御仁に出会い、いま別れて御身はこれからようやくと己の道を歩もうとしておられる。
その心が幾ばくかの悲しみと怒りに満ち溢れようとも、己を失うことはありません。
御身が道を行くことを願うはかの方だけではございませんよ?」
「・・・・大師?」
「なにかな?」
「ひょっとして・・・・また『仕事』を押し付ける気ですか(((^_^;)」
「そのようなことは致しませぬよ(⌒‐⌒)」
「未だにあの方の怨念は抜けませぬな?」
「秀頼公のことですな?
左様でございますな、あの方の怨み悲しみは凄まじいものがございましたな。
その心根は如何にあるものやら▪▪▪」
「禅師(注:お大師さんのこと)でも駄目ですか?」
「私どものような未熟者にはまだまだ至りませぬよ」
(禅師が未熟者なら他の人はもっとだよな~(((^_^;))
「山内の宿坊で泊まって参加者の方と肝試しも良いですね(^_^)」
「やめておくことだな、お前様では肝試しにもならぬわ(^_^)v」
「何故ですか?」
「この場にいる祖師の方々が直々に説法をなさる。
一晩と言わずにもの申したき御仁達は大勢いらっしゃるからのう(^_^)」
「戦国武将として名を馳せた結城家の御仁にそう言われたら怖いですね(^_^;)」
「御廟には参られましたかな?」
「うん!ちゃんと参ったよ(^_^)」
「赤子のように素直かと思えば、年召した者かのように頑固で融通が効かなくなる。
御身はいずれの者かと思うほどによう変わるのぅ」
「そんなことを言いにわざわざ降りてきたの、不動明王」
「・・・・それだけではないがな。
御身、辛くはないか?」
「そんなことを言ってどうするのさ?」
「剣を置くことも良いことぞ、己を見失ことにはならぬ」
「・・・そうだね、だけどそんな相手はもうとうの昔にいないさ」
「心を寄せた者がおるではないか?」
「・・・そうだね」
「いずれにせよ、己を責めるな。
心を開くことを許さじとなされるな、御身は未だに人の心を失ってはおらぬ」
「・・・・言いたいことはわかるけどね、厠まで追いかけてこないでくれる( ;`Д´)
ウスサマ様なら分るけどさ」
このあと駐車場に戻り、宿泊先の川湯温泉まで3時間ほどかけて100キロばかり運転しました。
峠道だったのでカーブの連続で大変だったのと、熊野古道を目指して行き倒れになった幽霊がフル満載の中、あちらに送りながらの運転をさせて頂いたのはここだけの話です。