参考にして下さい 雫の霊視鑑定 小説バージョン | アラフォー霊能者 滝沢洋一の備忘録

アラフォー霊能者 滝沢洋一の備忘録

リラクゼーションサロン『竜の棲む家』オーナーセラピスト兼霊能者です。
鑑定歴は二十年以上、年間数百人以上の方を鑑定して予約サイトCoubicでは5.0の口コミ評価を200以上頂いています。

お叱りを受けることになりそうですが他の占い師さん(特に霊感系)に行く際の比較検討材料になればと思って書いていきます。
悪徳占い師さんに大金を支払う人が少なくなりますようにという願いを込めて。


お断り:鑑定の進め方を除いてすべて架空の話です。
個人の氏名、年齢、住所、鑑定内容につきましては司法機関からの要請、人命救助の観点上、必要と判断した場合を除いて公開することはありません。

なお、読みやすさとわかりやすさに重きを置いています。
そのため、要点を押さえたかなりザックリとした内容となっておりますことをご了承下さい。
(実際の鑑定は1つの事柄に対してもっと事細かにお話ししています)

  

某日某所にて・・・。


「初めまして」
「今日はお世話になります」
いつものように某所(シティホテルのラウンジ)にて依頼人とご挨拶をすると、着席を促した。
「お茶はどうされますか?」
「あ、では○○で」
「畏まりました」
ラウンジのスタッフを呼ぶと、それぞれのお茶をオーダーした。
「改めてとなりますが、よろしくお願い致します」
滝沢が名刺ケースから名刺を取り出して、緊張でガチガチに固まっている依頼人に差し出した。
「あ、ありがとうございます」
「場所は大丈夫でしたか?道に迷ったりしませんでしたか?」
「あ、はい、大丈夫です。
すぐにわかりました」
「それは良かった、ここだと駅直結なので便利かな~?と思い、こちらにしています」
依頼人の緊張を解すかのように、ニッコリと笑って答えた。
「以前はチェーンのカフェやファミレスで行っていたのですが、結構五月蝿い上に他の方との距離感が気になって・・・。
その点、シティホテルのラウンジだとプライバシーが守れますし、なによりお茶が美味しいですからね。
けどその分、お値段に反映されているのが玉に瑕だったりします」
ニッコリと優しく笑った。
人によっては「狙ってやっているのでしょう?」と言われるのかもしれないが、雫本人にしてみれば「縁起できない」となる。
そのため、いつも自然体の笑顔でしかない。
「お待たせ致しました、○○です」
「お願いします」
ラウンジのスタッフが各自の飲み物を用意している間、そっと水に口を付けた。
「ではこれから鑑定を行わせて頂きますね、今から60分間は質問時間ですので遠慮なくお話して下さい」
「はい!」
身に付けていた腕時計を外して、依頼人にもみえる位置でテーブルに置いた。
「メモを取っても良いですか?」
「はい、むしろお願い致します。
あとで鑑定内容を見返せるので、その方がこちらとしても助かります」
「実は婚外恋愛をしていまして・・・・。
その方との今後の展開と転職、それから引っ越しについて知りたいんです」
「そうなんですね~どれから知りたいですか?」
「あの、最初に彼とのことについて、でも良いですか?」
「はい、大丈夫です。
その方のお写真はありますか?」
「写真、ですか?」
「名前でもなんとか分かるのですが、そうすると写真で視る(霊視する)よりも精度が落ちてしまうんです。
それだと勿体ないですからね」
注:名前を使った霊視鑑定も可能ですが、その場合は依頼人の関係者(見えない存在、主に土地神)から情報を貰うので、どうしても誤差は生じます。
また、鑑定にかかる時間も写真から視るのと比べて時間がかかります。
「スマホのスナップ写真でも良いですか?」
「はい、大丈夫です。
数年くらい前のものでしたらなんとかなります」
「この人です」
「失礼しますね・・・・ああ、この方ですか・・・。
厳しいことをお伝えすることになりますがそれでもよろしいでしょうか?」
「構いません、ハッキリと言って下さい」
「分かりました、この方との関係性はもうじき切れますね」
「えっ!」
「この方とご自身のご縁というか、流れがそもそも一時的なものでしかないんです。
お互い利用しあうというか、都合の良い関係性だったので一緒にいた、という感じでしかないんです」
「そうなんですね・・・」
「厳しいことをお伝えして申し訳ありませんが、この人とのご縁が切れて逆に良かったと思います。
この人とのご縁はあくまでも一過性の物で次の人が出てくるまでのつなぎみたいなものでしかないです」
「そうなんですか・・・」
「この人とずっと一緒に~ということはまずないでしょうね・・・。
次の人に目を向けるのが良いのか?
それともこのままこの人とのご縁を大事にしてチャンスを失うの?
といった感じになります」
「そうなんですね・・・・」
他にも幾つか細々としたことをお互いに言ったあと、雫がお茶を手に取って口に含んだ。
ここまでで鑑定開始から大体20分~30分の時間が過ぎていた。
「次は転職でしたか?」
「はい、お願いします・・・・私は○○という業界のいるのですが、その中でキャリアアップというか、もっとやりたいことがあってA、B、Cのいずれかに行こうかと悩んでいます」
「そうなんですね~と、なるといまご自身が在籍している会社のようにAでは人間関係で苦労することになりそうです。
Bは財務状況が悪化して一時的に身動きが取り辛い状況になりますがなんとかなるでしょう。
Cはというと・・・ちょっと厳しいかな~?」
「どういうことですか?」
「いまご自身が身に付けているスキルとCが求めているスキルとではミスマッチしているので、仮に入社したあとで『こんな筈ではなかったのに・・・』となりかねないでしょうね」
ちょっと言い淀みながらの結果報告だった。
「Cに入るためにはどうしたら良いのですか?」
「入社することはそんなに難しくはないんです、問題なのは入社してからが大変というか、しばらくはついていくのがやっとという状況になりそうです」
「・・・それは分かっています」
そのあとさらに突っ込んだ内容を話して、時間が過ぎていった。
「まだお時間は大丈夫でしょうか?」
「あ、はい、大丈夫です。最後に引っ越しでしたよね・・・不動屋さんで貰える間取り図もしくは建物の外見写真ってありますか?」
注:間取り図があれば一番ですが建物の外見写真があればそれで十分です。
依頼人がその場所に住んだ場合、どんなことが起きるのか?
仮にトラブルが起きるとしたらどういったことが起きる可能性が高いのか?
そういったことを重点的に視るようにしています。
「今日はありがとうございました」
「こちらこそありがとうございます、それではこちらで失礼させて頂きます」
お会計を済ませるとその場で依頼人と別れた。



霊視鑑定の流れとしては以上となります。
スピリチュアルな方が良く言いがちな宇宙が~神や仏が~前世が~ご先祖さんが~ということはまず言いません。
それとお祓いがどうちゃらこうちゃら~ということも言いません。
対面鑑定の際にもし霊的な何かがいて、尚且つ簡単ものならご挨拶したその場でわからないように処分しておしまいです。

物販の販売もしていません。
質問を受けたら「こういうのが良いですよ~」というお話はしますが、それ以上のことはしません。


長くなりましたが読んで頂いてありがとうございます。