こんにちは。第二弾です。

 

PaperRex
Jingggが兵役でメインロースターから離れるため、新たにGEからMonyetが加入しました。レイズ、コントローラーのロールを担ってきた選手ですが、今回のロースターではどのロールを担うことになるでしょうか。オーメンやアストラを得意とするmindfreak選手とロールが大きく被っており、どちらかの選手が別ロールになる可能性も十分にありえそうです。Jinggg選手の穴埋めということを考えれば、Monyet選手がレイズメインになり、その他の選手は変わらず。となりそうですが、正式なロールの割り振りは不透明です。はたまた今までスタイルから大きく変えてくるかもしれません。
個人の注目選手にはd4v41選手を挙げたいと思います。サポートロール全般を担当する選手ですが、メタに縛られない、独創的な構成を支えているのは間違なくこの選手です。

昨年はChampions準優勝と、優勝まであと一歩届かなかったPRX。主力のJinggg選手の離脱がどのように影響するのか、非常に気になります。フィジカルモンスターの集まるAPAC地域の王者として、再び君臨することができるのでしょうか。

 

RexRegumQeon
昨年度のロースターからEJAY、Emmanが離脱し、新たに日本のSZからJemkin、韓国のDKからEstrellaが新加入。
アセンションパシフィクに出場するなど、国際線の場で活躍を見せた2選手が加入と、tier2シーンの一つの目的である「才能の発掘」がなされた良い例だと思います。特にJemkinはアセンションパシフィクでも抜けた強さを見せていましたから、tier1シーンでどれだけ通用するのかが気になります。ランクマッチで1桁台にも上り詰めるなど卓越したフィジカルの持ち主ですが、チーム戦になった時そのフィジカルがどう生かされるか要注目です。離脱した2選手の穴をピッタリと埋める補強ですので、ロール関係の問題は特になさそうです。
個人の注目選手には、イニシエーターを中心に使用するxfferoを挙げたいと思います。昨年度のリーグでは、サポートロールながら安定して高いパフォーマンスを発揮し、チームに貢献していました。同選手が昨年度のように安定したパフォーマンスを出せるかがポイントかなーと思います。
昨年のLCQではZETAと熾烈な戦いを見せ、その時の印象が強く残っている方も多いと思います。グローバルイベントへの出場は叶いませんでしたが、今年度はその実力を発揮し上位入賞しグローバルイベントへの参加となるでしょうか。

 

Global Esports 
GEはLightningfastを残し、新たにRuss、polvi、blaZek1ng、Benkaiが加入。EMEA地域からも参戦と、チームの名前に恥じないGlobal具合です。オフシーズンイベントでもこのメンバーで参加しているものがなく、キックオフトーナメント直前ではありますが、情報が少ないです。その中でも個人的に注目しているのは、PRXから加入したBenkaiを挙げたいと思います。PRXではセンチネルやイニシエーターなどのロールを担当していましたが、GEではどのロールを担当するのかが気になります。(サポートロールだと思うのですが…。)
昨年度から大きく体勢を変えたGEですが、今年度はどのような活躍を見せてくれるでしょうか。

 

Talon Esports 
TLNは昨年度のロースターから、Patiphan、foxz、sushiboys、Garnetsが離脱し、新たにban、Governor、lenne、Surfが加入し、引き続き6人ロースターを維持するようです。TLNはタイに拠点を置くチームではありますが、英語圏の選手を獲得したことにより、コミュニケーション言語を英語に切り替えることになります。あるインタビューによると、この言語の切り替えによりコミュニケーションに難あり。といったCrws選手の話もあり、チームとしてまとまることができるのか、心配ですね。
ロール的にはSurfデュエリスト、crwsコントローラー、Jitboysセンチネル、lenneイニシエーター、banフレックスが1番イメージしやすそうです。
他の選手はサブに回るのか、はたまたマップごとに入れ替えながら戦うのか、今のところは分かりません。
昨年度のTLNはスプリットで3デュエリスト、アセントでフェイドゲッコーの2イニシエーターなど、特殊な構成を見せていましたが、今年度は、オフシーズン大会などを見ると、メタに沿ったピックが多く見られます。これはコミュニケーション言語の英語が第一言語でない選手が多いことも影響しているのかもしれません。
個人の注目選手には、直近で加入したSurfを挙げたいと思います。かつての国際戦では、ジェット、チェンバーなどのSRをメインで扱ってきており、今のメタともいえるレイズの練度をどれだけ上げられるかがポイントになるでしょう。2023シーズンのタイのチャレンジャーズで複数回レイズを使用していますが、ジェットを使用した時ほどの活躍が見られていませんでした。まだまだ若い選手(現在19歳?)ですから、成長に期待したいです。
昨年はリーグ9位で終えるという苦しいシーズンとなったTLN。今年度は復活となるでしょうか。

 

Team Secret
TSはDubsteP、lenneが離脱し、新たにNAOSからNDGが加入。メインロールはセンチネルです。昨年度、Jremyはレイズ、キルジョイなどロールが歪な状態でしたが、NDGがセンチネルに、Jremyはデュエリストに専念することができるようになりました。オフシーズンでのプレデターリーグではFAV相手に余裕を持って勝利するなど、仕上がりを見せています。
昨年度から大きなロール変更もなく、4人が続投と、他のチームに比べて結束度は段違いかと思われます。キックオフでは要注目のチームですね。
個人の注目選手には、invyを挙げたいと思います。KAYO、ブリーチなどのフラッシュ系イニシエーターを使用する選手ですが、彼の注目ポイントは圧倒的なフィジカルです。使用するエージェントの都合上、自分で勝負したり、最後に残されるシチュエーションがよくありますが、その際に爆発的なエイムを披露してくれます。縁の下の力持ちなロールを担当していることもあり、チームが上手く機能している時ほど目立ちづらい選手ですが、ここぞというときに救ってくれるでしょう。
昨年度はLCQ決勝で敗れ国際戦への出場があと一歩で叶わなかったTSですが、今年度はリーグを勝ち抜き国際戦への出場となるでしょうか。

 

Bleed Esports
BLDは2023Pacific Ascensionを勝ち抜き、リーグへ初出場となります。Juicy、nephhが離脱し、新たにEgoist、yayが加入しました。Egoistはキルジョイ、サイファー専として競技シーンで活躍。2020からなので、筋金入りのセンチネル専です。そしてNAシーンから電撃加入のyayは、かつてはジェット、チェンバーを使用して、国際大会で大暴れ。特にチェンバーが現れてからは、手がつけられないレベルでの活躍を見せていました。しかし、チェンバーの大幅ナーフや、Opticのリーグ落選などの様々な要因が重なり、最終的にはNAのtier2シーンで活動することになりました。そこでもチームが合わなかったのか、不調に終わってしまい、競技シーンのファン達からは、「終わってしまった選手」、「チェンバーメタによって作られた選手」として見られていました。そんなyayですが、今回新天地Pacificへと挑戦します。気になる点として、yayがどのロールにハマるのかというところです。AscensionではDeryeonがセンチネルを担当していましたが、かつてはジェット、チェンバーなどのyayと同じようなロールを担当していたこともあります。この2人のどちらがジェット、レイズなどのメインデュエリストを担当するのか、非常に気になります。
個人の注目選手としては、sScary、yayの2名を挙げたいとと思います。まず、sScaryに関しては、その圧倒的な実力と、背景にあるドラマです。国際戦の数々で爪痕を残し、フランチャイズ制度が導入された際、リーグチームからも多数声がかかったとの話もありました。しかし、給与が十分に与えられるBleedを選択し、チームをキャリーし見事Ascensionを突破しリーグの舞台に一年遅れで登場と、ここまでのドラマが彼の存在を際立たせます。Ascension決勝では、3マップ平均のレーティングが1.93と、圧倒的なキャリーを見せるなど、名実共に一級品の選手です。yayは前述したような経歴の持ち主ですので、その実力は折り紙付きです。しかし、今までの環境から大きく異なるpacificリーグに挑戦と、今まで通りのパフォーマンスを発揮できるかがポイントになりそうです。プロプレイヤーの間ではスクリムでyayが大暴れ…。みたいな話も上がっているようですが、どうなるでしょう。
今年度リーグ初挑戦となるBLD。スクリムでtier1チームと戦ってきたとは思いますが、公式戦の舞台でどのような姿を見せてくれるのか、楽しみです。

 

今回はここまでです。ありがとうございました。

次回はAmericasか、EMEAのどっちやろかな~って感じです。

 

ではまた。