こんにちは。

 

つい先ほどVCJsplit1OQのDAY1が終了しました。各グループ、実力のあるチームが勝利を重ねてきている印象です。

ここでグループごとの試合について、特徴的な構成などにも触れながらゆるりと振り返ってみたいと思います。

まずはA~Dを見ていきたいと思います。(選手は敬称略とさせていただきます)

 

GroupA

やはりこのグループの注目はTier1クラスの選手を擁するFENNELでしょう。

シードからスタートし、勝ち上がってきたRABILIS BURSTに対して難なく勝利を収めています。

(ただ、前評判から考えるともっと圧倒的なスコア差で勝利すると思っていた方も多いのではないでしょうか。)

特にこの試合では、謹慎から戻ってきたXdllの活躍が目立っています。ソーヴァを使用してのレーティングは脅威1.43。

細かい撃ち合いのシーンは配信がないので見ることはできませんが、持ち前の撃ち合いの強さを活かしたプレイングが刺さっていたのでしょうか。

この試合においてもう一つ注目したいのがRABILIS BURSTのゆうた。

2マップ目のアセントでは敗北を喫したものの、21killの健闘ぶり。ファーストキルも6回と格上のFENNELに対し、一矢報いる活躍を見せてくれました。今後の競技シーンでもでの活躍に要注目かと思います。

 

また、この試合ではロータスにてDerialyがサイファーを使用していました。他の有名なチームでは、PRXなどでも起用が見られていました。(旧パッチEP7ACT3時点)多くのチームでキルジョイが使用される中、サイファーをピックしていた真意は、構成隠しなのか、はたまた本命ピックなのか。個人的には本命なんだろうなあとは思っています。ぜひ配信台でロータスをピックして、サイファーのセットアップを見てみたいものです。

 

そしてこの圧倒的な壁に挑むことになるのはBCSです。

こちらもシードからスタートし、二回戦ではTRIDENT相手に快勝しています。メタ構成に沿って、丁寧に試合を進めていくタイプなのかな、と個人的には考えています。こちらのチームにはRIGからAsk、CRのアカデミーからKUROLIA、FAVのユースチームからsakuraと、チーム活動を行ってきた、かつ若い選手が新加入しています。それに加えて、KR選手としてkAyle、Persia両名が加入。PersiaはJPチームに初挑戦のようですので、コミュニケーションの課題をどう乗り越えるかがポイントになってきそうです。(kAlyeさんはadeさんの配信にひょっこり現れ、日本語で会話したりと、日本語が堪能なようです。)

 

おそらくAグループはこの2チームがGFでも争うことになるでしょう。アッパーファイナルはその前哨戦といったところでしょうか。

 

GroupB

このチームの主役はなんといってもSCARZでしょう。昨年はAcensionPacificで惜しくも準優勝とはなってしまいましたが、その実力を国内外に知らしめました。その時のメンバーとしてYoshiii、Allenが残っています。そして新たにMrTenzouEz、Lumo、Only1をメインロースターに据えて再出発となりました。直近のRedbullHomeGroudではTempuraがメインロースターでしたが、Only1の加入により控えに回ったものかと思われます。

今日の試合では、Citrus e-sportsに対し、圧勝しています。特に注目すべき選手としてMrTenzouEzを挙げたいと思います。

立ち回りもさることながら、土壇場での撃ち合いの強さが彼の持ち味だと思います。

このままいけばOQを抜けて配信台に登場すると思いますが、この撃ち合いの強みを配信台で披露してくれることを期待しています。他にもIGLを担当しながらも高いパフォーマンスを発揮するLumoにも注目です。

 

このSCARZとアッパーファイナルで戦うことになるのは父ノ背中です。

R6S出身の選手が多く在籍していることが特徴のチームです。VALORANTでの競技経験が少ないのがネックにはなるかもしれませんが、このマッチアップでどこまで戦えるか、気になるところです。

 

グループBでは、アセントでPRXの、レイズ、レイナ、スカイ、ハーバー、ヴァイパー構成や、ブリーズでEDGの、ネオン、ゲッコー、スカイ、ハーバー、ヴァイパー構成が出たりと、海外チームの構成を取り入れた試合も見られました。

Citrus e-sportsはSCARZに対し、アセントでこの構成を起用しましたが、1-13で敗北してしまいました。こうした特殊な構成の難しさと、対応しきったSCARZの素晴らしさが垣間見えた試合だったかとも思います。

 

こちらのグループもGFは父背とSZのマッチアップになるかと思いますが、どのような結果になるでしょうか。

 

GroupC

 

このグループの注目チームはIGZIST、CrestGamingZestの2チームでしょう。

IGZはoitaNを残し大改革を行いました。KR選手のkobra、allowは力強いプレーが特徴のデュエリスト使いです。

またレイナでのプレーが印象的なHaReeee、CRのアカデミーチームからxuiが新たに加入。

このkobra、allow、HaReeeeのロールをどのように当てはめていくのかが課題のチームと考えていましたが、HaReeeeがコントローラー、kobraがデュエリスト、allowがセンチネル、xuiが索敵系イニシエーター、oitaNがフラッシュイニシエーター兼フレックスとしてロールを組んだようです。こうしてみると各々の良さが引き立つ良いチームのように感じます。

xuiが公式戦の経験が少ないという懸念点がありますが、そこはベテラン組が引っ張ってくれるでしょう。

 

これに対してCGZはVCJOQの直前にArtが脱退するという事態になりましたが、元RCのFlaxが加入しArtが担当していたIGL、コントローラーの役割を引き継ぐものと思われます。(個人的にArt選手はとっても応援していたので今回の件は残念でしたが、個人の活動を応援していきたいと思っています。)

CGZもsakurai以外のメンバーを大きく変え、NTHからMoothie、JDTからBrofeld、RCからFlax、NAのアマチーム(?)からHYUNMINが加入。どの選手もロールにとらわれ過ぎず、撃ち合いの強さに自信を持ったプレーが特徴かと思います。

 

両チームとも、シードスタートで、勝ち上がってきたチームと戦い、勝利を収めています。

スタッツ的にもGFではこの2チームがぶつかることになるでしょう。

今日の試合では、IGZはそれぞれの選手で波はあるようですが、誰かが凹んでも誰かがキルして補う、といったリザルトになっています。対してCGZは一貫してHYUNMIN選手が高いパフォーマンスを発揮。フラッシュイニシエーターを使用するsakuraiもキルを重ねています。このHYUNMIN、sakuraiのラインを突破し、さらに待ち受けるBrofeld、Flax、Moothieといった少人数戦を得意とする選手達を倒していけるかがIGZの課題となりそうです。逆に、CGZは、JPチームの中でもトップクラスのフィジカルを持つ選手達を相手に純粋な力比べで勝てるかどうかもポイントになりそうです。明日のアッパーファイナルではかなりのGGになるのではと予想しています。

 

また、名古屋OJAの面々も昔から追っている方々には馴染み深い選手が多く所属しているのではないでしょうか。

ただ、内容としてはデュエリストを担当するSkyfull改めKosuke選手のキルが伸び悩むなど、上記のチームに一歩及ばずといった印象です。

 

GroupD

 

Dグループは、まさかのReject、FAV Gamingが同じグループになってしまうというとんでもない事態になっています。

この2チーム以外にも昨年のVCJsplit2 Advancestageにコマを進めたNext Esportsの三名に加え、mk、poppy、にくまんやろーを加えたASVが同グループで戦うことになります。しかしながら先に挙げた2チームのどちらかがメインステージに進むことになるでしょう。

 

RCは昨年大活躍したJDTのスーパーフレックスAkame、イニシエーター使いのmuto、IGZからこちらもフレックスのGangPin、以前のRCから残ったBRIAN、そしてスタンドインとしてSGのHalsが今回の大会を戦います。このチームの特徴は圧倒的なまでの若さ、そしてパワーでしょう。Xにたびたび投稿されるAkame選手のクリップは思わず声が出てしまうようなスーパープレイの連発です。このAkame選手がデュエリストを担当するということで非常に楽しみな今シーズンのRCですが、今日の試合に関してはスタンドイン、Halsの独壇場でした。サンセット、ロータス両マップでフラグトップ、しかも使用エージェントはそれぞれサイファー、ヴァイパーと、フィジカルが求められるエージェントで大活躍でした。そして13-5、13-3と圧倒的なラウンド差で勝利を収めています。この爆発力が遺憾なく発揮されれば、先週に行われた、PredatorLeagueに参加し準優勝したFAVに対しても十分に勝利する可能性があります。

そんなFAVですが、チームの絶対的エースTenTenが公式戦四試合出場停止となっている中で、どう対応していくのかが気になるところです。Mintyがデュエリストを使用し、bazzがコントローラー、Phantomがセンチネル、fukukenがフラッシュイニシエーター、Handsがヴァイパー、ソーヴァを使用することで抜けた穴を埋めていますが、今日の試合ではASVが相手ということもあり、かなり競った試合内容となっていました。

(ちなみに一回敗北すればGFにはTenTenが出場できることになります。戦術的に考えればアッパーファイナルでは負け得なのが事実ではあるのですが、、、、どうなるんでしょうか、、。)

なにはともあれ、GFはRCvsFAVになるでしょうから、メインステージを賭けたアツい戦いが行われることでしょう。

(GFだけでもいいから配信してくれ。)

 

ここで小噺ですが、ASVはブリーズでチェンバー、ヨルというかなり尖ったエージェントを使用していました。FAV相手ではありましたが、11-13とかなり競ったスコアになりました。ブリーズヨルはNAのGCシーンや、FPX時代のAnge1が使用していたりと、前例はあります。ただうまく運用できるチームが少ないのが現状なのかなとも思います。C9のOXYあたりがもっと使ってくれないかな、、、なんて思ってます。

もう一つ小噺。RCのmuto選手ですが、イニシエーターメインではありますが、ソーヴァの代わりにフェイドをよく使用している選手でもあります。JDT時代はメタから外れた構成を使うことが多かった影響もあったと思いますが、RCに入ってからもフェイドを使用しているのを見ると、muto選手のスタイルにハマっているエージェントなのかな?なんて勘ぐってしまいます。

これからの使用エージェントにも注目な選手です。

 

ここまでつらつらと書き連ねてみましたが、なかなかの量になってしまいました。

一回寝てからE~Hのグループのとこを書こうかな~と思います。

 

ではまた。