こんにちは

OLIVEです

今回は今更ですが、ますこっとれいんについて書きます

このブログでよく登場する鉄道おもちゃにBトレインショーティー(Bトレ)がありますが、Bトレは現在、新商品が出ていない状況です

そんな中、今年9月にSHOPねこまたというメーカーからますこっとれいんという製品が発売されました



このますこっとれいんですが、Nゲージ規格の1/150スケールで車体長を約半分にした接着剤不要のプラモデルというBトレそっくりな製品です

どうやら、ますこっとれいんはBトレを開発した方が作ったものらしく、Bトレと同じ要素がたくさんあります

これですね

パッケージもBトレを思い起こさせるようなデザインとなっています

パッケージにはますこっとれいんの他にMTRAINの表記があります

略称はBトレ風に言えばMトレといったところでしょうか


所属表記風の猫マタ表記がありました(笑)

ますこっとれいんは懐かしのブラインドパッケージ方式で、今の所ぱーと4まで予定されているようです

そのラインナップですが、ぱーと1は51系、来年春発売予定のぱーと2は42系と旧型国電がメインのようです

実際に自分が乗った車両が好きな私にとっては旧型国電は興味のない存在ではありますが、Bトレの後継シリーズなので買ってみました

ためしに1編成組めればいいかなと思って買ったのですが、豊橋方の先頭車の方が種類が少ないようでなかなか出ず、そこそこ買ってしまいました(笑)
開封してみるとこんな感じでパーツが入っています

説明書のデザインはBトレそのものですね(笑)
さて、開封したらまずやらなければならない作業があります

それは前面の裏を確認することです

ますこっとれいんぱーと1は全13種ですが、収録されているのは全て51系でその違いはとても細かいもので、詳しい方ならともかく私のように旧型国電について何も知らない人間からするとどの種類が当たったかを特定するのは困難です

しかし、ますこっとれいんの各パーツには数字やアルファベットなどの記号が刻印されていて、これを見ることで組み立てや種類の特定をすることができます

特に前面パーツの裏を見ることで種類が特定できるようになっています


前面パーツの裏には1Cと書かれています

説明書の裏面の表を見ると…

1Cは12番のクハ68410であることがわかります

あとはクハ68410になるよう、各パーツを記号を確認しながら組んでいけばいいわけです

それではいよいよ組み立てに入ります


車輪は左右を組み合わせて作る方式になっています


台車レリーフを使うところもBトレと同じです


シャーシが出来上がりました

こうしてみると本当にBトレそっくりですね

次は車体を組み立てます

Bトレの車体の構成パーツは、前面、側面、側面ガラス、屋根、妻板といった感じですが、ますこっとれいんでは車体の組み立ての前にこれらのパーツをそれぞれ作るといった作業が必要となります

まずは前面を作ります


前面ではガラスが別パーツとなっています

クハ68410ではパーツ選択により2種類の形態が再現できるようです。

そしてますこっとれいん特有のパーツとして胴受パーツがあります胴受パーツは連結器を支える胴受はもちろん、その左右に存在するジャンパ栓受も再現されています

さらにテールライトもクリアパーツとなっており、このパーツには列車番号シールを貼る突起も付いています

ここら辺はBトレから進化した点ですね

ちょっと写真では分かりづらいですが、胴受やジャンパ栓受がうまく再現されています

次は側面の客用扉です


このように客用扉は独立したパーツとなっています


組み立ててみるとこんな感じです

Hゴムの再現が綺麗ですね

ちなみに写真上が左開きのドアで、下が右開きのドアとなっています

左開きドア、右開きドアの位置は組み立て時に間違えやすそうなので注意が必要ですね。
続いては妻板です


妻板にも胴受パーツがありますが、こちらは取り付け時にカット加工が必要となります。
そして公式ホームページにも書いてありますが説明書の胴受パーツの番号に誤植があるので間違えてカットしないように注意が必要です

そしてますこっとれいんにはなんと幌パーツがついています


幌パーツを付けるとこんな感じ

これはかなりリアルになるパーツですね

そして、トイレ付きの車両にはトイレ流し管パーツも付けます


妻板も完成です

目立たない部分ではありますが、リアルさはパワーアップしてますね

次は屋根パーツ

Bトレとますこっとれいんの最大の違いがこの屋根でしょう

Bトレは基本的にニッパー(カッターナイフ)さえあれば他に工具は一切いらず組み立てることができますが…

ますこっとれいんでは屋根のベンチレーター取付の為にピンバイスで穴開けをする必要があり、そのためのガイドが裏面に付いています


穴を開けてベンチレーターを付けるとこんな感じです


さらにヘッドライトも別パーツなので取り付けます

こちらは穴開け不要です。

屋根が出来ました

ちょっと加工が必要ですが、内容自体はそんなに難しいものではないので気楽に作れます

各パーツが完成したのでいよいよ車体を組み立てていきます


ここまでくるとBトレのパーツ構成に近づいてきましたね

さらにますこっとれいんにはおまけパーツが付いています

Bトレにもおまけパーツは付いていましたが、Bトレではバリエーション違いを組むためのおまけパーツだったのに対し、ますこっとれいんでは単純にグレードアップパーツとなっています


それぞれ取り付けるとこんな感じです

いいアクセントになりそうです





側面は扉を先につけてその後側面パーツを付けて組み立てます


こんな感じです

段差ができるのでリアルになりますね

しかし、連結ができるようになり(Bトレのダミーカプラーも連結はできますが、公式ではできないとされていました)、連結させた時の強度はBトレのドローバーレベルまで上がっています

また、連結方式も内部の錠(突起)を引っ掛けるという実物と同じようなもの(Bトレでも比較的新しい製品はこの方式)となっています

Bトレで編成を組む際、私はいつも強度を優先して中間連結面はドローバーを使用していますが、リアルな外観や連結方式で強度もあるますこっとれいんのカプラーはとてもいいと思います

そして各パーツを組んで連結器を胴受を通してセットすれば完成です


ますこっとれいんのリアルさもすごいですが、Bトレも20年近く前の製品だと考えるとそのすごさが分かりますね

Bトレの実質後継モデルとして登場したますこっとれいん、組み立て簡単、デフォルメされた手のひらサイズのショーティーモデルというBトレの長所を受け継ぎつつ、細かいところのディティールアップもありとても良い製品だと思います

特にモデルとなった車種へのこだわりが感じられるパーツ構成、ラインナップ、シールとなっており、51系が好きな方にはたまらない製品となっているのではないでしょうか

総じて良い製品と言えると思います

ただ個人的には、ラインナップが旧型国電に限定されるのはちょっと…って感じですね…
JR世代の車両とまでは言わないので、103系、201系、113系、115系あたりの新性能電車がラインナップに入ってきたらとても嬉しいですし、めちゃめちゃ買うと思います
(笑)

今後に期待していきたいシリーズですね

ではまた

OLIVE