こんにちは
OLIVEです
今回はカシオペア紀行のNゲージについて書きます
通常の列車と異なりカシオペア紀行のような列車は機関車と客車に分かれるわけですが今回は両方紹介します
まずは機関車

もちろんEF81 81号機のお召し仕様です



こちらはTOMIXとKATOの両方から出ており、どちらも質の高い製品となっているので、どちらを買うか悩みました。
後述する客車のE26系がKATO製なので普通に考えたらKATOにすべきなのでしょうが、前面を見たときにKATOよりTOMIXの方がしっくりきたというのもあり、TOMIXの方を買うことにしました



前面の印象は大事ですからね
(笑)

ただ、KATO製ではなくTOMIX製を買った時、問題点が2つあります。
1つ目は連結器です

客車のE26系はKATOカプラー、機関車のEF81はTNカプラーになるのでこれらで連結をするのは困難です…
両者ともアーノルドカプラーにすれば連結できますが、連結面がリアルでなくなってしまうという問題が発生します…
2つ目の問題点は屋根上にあります

81号機を含む田端運転所のEF81は国鉄時代に常磐無線アンテナが設置されていました

このアンテナは現在は使用されていませんが、田端のEF81にはその撤去跡が今でも屋根上に残っています

この常磐無線アンテナ撤去跡はKATO製では再現されていますが、TOMIX製では再現されていません…
しかし、この問題点は解決できたので、それについても後半に書こうと思います

それでは製品を見ていきます

TOMIXのEF81 81号機の復活お召塗装です





機関車なのでプラケースに入っています

付属品はこんな感じです


ナンバープレート

4種類ついていますが、この製品では81号機しか使えません。
前面下部の手すり、ヘッドマーク、ホイッスル、信号炎管です

個々のパーツをつければリアルになりそうです

次に客車です

KATOのE26系ですね



こちらは以前カシオペアに2回乗車しているのもあって当時の牽引機を含めて全部、元々持っていました

出来に関しては気になるところもなく、全体的にリアルに仕上がっていると思います

連結器はKATOカプラーとアーノルドカプラーを選択できます

基本的にKATOの機関車と繋げる時はKATOカプラー、TOMIXの機関車と繋げる時はアーノルドカプラーといった感じですね

連結器に関しては後で加工をしていきます

ちなみに全車両室内灯も装備させています

昔から走らせていたお気に入りの車両の1つですね

そしてEF81 81号機の全部のパーツをつけて、E26系と連結させて線路に載せた状態がこちらです
(一気に飛びましたが(笑))


EF81 81号機復活お召塗装+E26系のカシオペア紀行のNゲージです





実車のイメージとだいぶ近いと思います



実車がこんな感じなので…
Nゲージではこの感覚は大事だと思うのでTOMIXにしてよかったです

さて、ここからは最初に書いた2つの問題点の解消について書きます

1つ目は連結器問題

これに関しては構造が比較的単純なKATOのE26系の方の連結器をTNカプラーに変更できないかと思い、分解してみると…
このような構造になっていました

連結器部分のアップです


中央にピンにカプラーを引っ掛けるという単純な構造でした


つけた状態がこんな感じですね

ということはピンに引っ掛けるようなタイプのTNカプラーならつけることができるのではないかと思い、探してみるといい感じのものがありました


TOMIXのSCカプラー対応の自連形TNカプラーです

ちょうど車体につける部分が輪っかになっているので、これをあのピンに引っ掛ければうまく付きそうです

早速やってみると…

付きました

ただ流石にこれをそのまま組み立てようとすると寸法がギリギリで組み立てられはするんですが、カプラーの首振りがあまりできない状態になってしまうのでヤスリで削ります


そして組み立てると…

うまく出来上がりました


長さも問題なさそうです

だいぶ見た目はリアルになりました

そして、TNカプラーに換装したEF81 81号機と連結させてみると…

綺麗に連結できました



試運転もしましたが、曲線(R354)、勾配も問題なく走行できるので、大成功と言っていいでしょう

しかもこの加工はカプラー側の加工のみで車両側にはヤスリがけを含めた加工は一切していません

Nゲージの完成品に穴あけや部品カットなどの加工をするのは怖いところもあるので、車両を加工せずにカプラー交換ができたのはかなり良かったのではないかと思います

実際の連結面がこんな感じなので…

とここで、E26系の連結器が思った以上にグレーだったのを思い出し慌てて塗りました
(笑)

2つ目は屋根上問題

このようにTOMIXのEF81は型の流用の影響で常磐無線アンテナ撤去跡がありません。

本来なら列車無線アンテナのある部分に常磐無線アンテナ撤去跡があるはずですが、何もなくスッキリしています…
そこで使うのがこの製品です


nano factory製のEF81 田端機常磐無線アンテナ撤去跡4両セットです

実車の常磐無線アンテナ撤去跡について調べていたところこのような製品があることを発見しました

3Dプリンターで製作したパーツのようで、これを屋根に設置すれば常磐無線アンテナ撤去跡が綺麗に再現できるという製品です

早速取り付けてみます

加工内容は、屋根に0.5と0.8ピンバイスで穴をあけて写真の奥にあるパーツを取り付けるというものです


穴あけ冶具が付属しているので穴をあける位置はわかりやすいのですが、先程も言った通りNゲージに穴をあけるという作業が初めてで怖かったのでかなり緊張しました
(笑)

恐る恐る穴を開けてみると…

なんとかあきました

ここまで来たらもう突き進むしかありません(笑)
取り付けてみようとすると穴の大きさが小さすぎたようでもう少し穴を広げていきます


こんな感じです

大分穴があきましたね
(笑)

ちなみに一番左端の大きな穴は製品に元々あった列車無線アンテナの穴です

TOMIXのEF81は常磐無線アンテナ撤去跡の省略の影響で列車無線アンテナの位置が前寄りに移動してしまっています…
今回の製品の取り付けでは元々あった列車無線アンテナの穴も利用して常磐無線アンテナ撤去跡を設置し、列車無線アンテナの穴は新たにあける必要があります

その新たにあけた穴が左から2番目の大きな穴です

この穴も穴あけ冶具についています

そしていよいよ取り付けをします

慎重にパーツをはめていくと…

改めて線路にのせます



かなりリアルになったのではないかと思います



家のレイアウトに急遽作った上野駅13番線で入線動画を撮ってみました

雰囲気は出たかなと思います


13番線で1枚

こんな感じです

結構こだわって加工したので形になったのはよかったかなと思います



EF81 81号機復活お召し塗装牽引のE26系カシオペア紀行は自分にとって特別な列車なのでNゲージで再現できてよかったです





最後に実車との比較写真風に写真を載せて今回の記事を締めくくりたいと思います



EF81 81号機復活お召し塗装、E26系という最高の車両の組み合わせのカシオペア紀行は本当に最高の列車ですね





ではまた



OLIVE