こんにちは、OLIVEです
今回は突然ですが、この前乗ってきた列車について書きます
※写真、動画かなり多め&長文です。
前回のクイズの答え&説明はまた後日ということで…(笑)
一応前回記事のコメント欄の方に正解は書いてあります。
さて、話がガラッと変わりますが(笑)
乗ってきた列車はカシオペア紀行です
JR東日本が誇る豪華寝台特急として1999年にデビューし、現在では団体専用臨時列車カシオペア紀行として走っている列車です
車両はカシオペア専用に製造されたE26系、そして現在の牽引機はEF81です
実は私、かなり寝台特急が好きだった時期がありまして、特に上野発着の寝台特急は好きで乗っていました(古い記事を見ていただければ分かりますが、OLIVEに変える前の名前もDD51北斗星ですし(笑))
カシオペアにも2回乗ったことがあるのですが、最後に乗ったのは10年以上前
現在乗るには旅行会社のツアーに参加するしかないのでなかなか乗れる機会もありませんでした。
しかし、今回いいツアーがあったこともあり、それに参加する形で久々にカシオペアに乗ることができました
カシオペアには多彩な魅力がありますが、私にとって最大の魅力は牽引機です
先程も書いたとおり、現在の牽引機は田端運転所所属のEF81
もともとカシオペアの牽引機はデビュー時から上野〜青森間をEF81が担当していました
しかし2010年頃より牽引機はEF510に交代…
これは私の好みの問題ですが、やはり寝台特急の牽引機は国鉄時代のEL、DLじゃないとしっくり来ず、私の関心も寝台特急から離れていってしまいました…
しかしJR東日本の寝台特急の定期列車の運転が終了すると、EF510は全車JR貨物に譲渡、結果として田端にはEF81の方が残る形になりました
その後カシオペア紀行の運転が開始、田端でカシオペアを牽けるのはEF81しかいません
なんとEF81がカシオペアの、寝台特急の牽引機に返り咲いたのです
この事を数年前に知り、いつかまたカシオペアに乗りたいと思っていたわけですが、今回ようやくそれが叶いました
しかも牽引するのは田端のEF81
現在の所属車は6機のみでかつて専用だったカシオペア色こそいないものの、残った6機は個性派揃い
どの機関車も魅力満載ですが、私は特に81号機が牽引する列車に乗りたいと強く思っていました
81号機は元々国鉄時代にお召し列車の牽引機に抜擢されその際にEF81の原色であるローズピンク塗装に銀の帯を入れた塗装に変更されました
さらに各部手すり、解放テコ、連結器、区名札受けが銀塗装されるなど特殊な装飾が施されました
その後他の田端のEF81と同様に北斗星色に変更されましたが、各部の銀塗装は継続されており、人気の釜として活躍を続けていました
そして2014年、ローズピンク塗装に銀帯というお召し塗装が復活
もちろん各部の銀塗装も継続され、当時の仕様の復活となり、ますます人気の釜になったと思います
私自身も星釜時代の81号機に会ったことはありましたが、お召し塗装になったことで改めて81号機に会いたい、81号機が牽引する列車に乗りたいと思うようになりました
その理由はお召し塗装の81号機が好きなのもありますが、大きかったのはこれ(笑)
この記事に書いてありますが、実は私、このBトレを当てているんです
この当時81号機は星釜だったので、このBトレは過去の仕様の再現でしたが、お召し塗装が復活した今となってはまさに今の仕様を再現したとも言えるわけです
Bトレのシークレットは封入率がとても低いこともあって自分で当てた車両には愛着が湧きますが、Bトレのシークレットの車種は大抵昔のマニアックな車両ばかり(笑)
乗り鉄である私に私が生まれる前に走ってた車両の知識の詳しい知識があるわけがなく、当たってもたいてい「謎の車両」となっていたわけです(笑)
そんな中、この81号機だけは田端のEF81ということもあって当てた時点でちゃんと知っている車両だったので、特に愛着がありました
それの実車に出会え、牽引する列車に乗れるチャンスなので牽引機が81号機になることを願ってました
田端のEF81は6機ですが、色々な事情があり(ここでは説明を省きます)私が乗る日に牽引する可能性があるのは80号機と81号機の2択
あまり期待はしすぎないように当日、上野駅に向かいました
ツアーの受付を終わらせ、向かうのは上野駅13番線ホーム
上野口の寝台特急達が発着していた上野駅の名物ホームです
カシオペアもこのホームから発車しており、カシオペア紀行となった今も変わらず13番線から発車するのに少し感動しつつ列車を待ちます
カシオペアを含め上野駅を発着する機関車牽引列車は後ろの機関車が客車を押してくる推進運転という特殊な方法で入線します
私が過去にカシオペアに乗ったときは2度とも上りだったので、上野駅を推進運転で出発するカシオペアは見たことがありますが、入線してくるのを見るのは初めてでした
そして接近放送が鳴り、いよいよカシオペア紀行が入線してきます
客車のヘッドライトが点灯している場面はかなり貴重ですね
前方には緊急時にブレーキを掛けることができるように運転士が乗車しています
写真は通路側なので窓が平屋の位置にありますが12両編成の全車両2階建てなので車体の迫力もすごいです
推進運転では機関車が最後尾につくので最後までドキドキします
そして12号車のラウンジカーが見えてきて…
銀の手すりがチラッと見えたとき、81号機が来てくれたと感激しました
期待はせずに行ったので、来てくれたときの感動も倍でしたね
本当に美しい車両です
推進運転の入線動画も撮りました
1分以上の動画は投稿できないので短縮版ですが…
本当に81号機が来てくれてよかった
改めて写真を撮ります
EF81 81号機です
ローズピンク塗装に銀の帯のお召し塗装、そして各部の銀塗装の手すり類が本当に美しく威厳があります
豪華寝台特急カシオペアの牽引機にふさわしいですね
カシオペアのヘッドマークも決まってます
銀帯とナンバープレート
81号機は日立製です
連結部はこんな感じです
81号機の連結器や解放テコが銀塗装されているのがよくわかると思います
ちなみにこちら側にはヘッドマークはついていません。
正面からもう1枚
やっぱりカシオペアの牽引機はEF81ですね
カシオペアはこの顔じゃないと
お召し仕様のEF81 81号機の牽引でまもなく出発です
今回のカシオペア紀行は盛岡行き
定期列車時代(カシオペアはE26系が1編成しか存在しないため、隔日運転を行っていたので厳密にはずっと臨時列車扱いですが紛らわしいのでこの記事では定期列車時代と書きます)から走っている馴染み深い東北本線を走ります
定期列車時代と同じ16:20に上野から盛岡へ向けて出発しました
カシオペアは全車両A寝台個室の豪華寝台特急、乗車してすぐに向かったのは自分の部屋…ではなくてラウンジカー(笑)
ラウンジカーは今回でいうと盛岡寄りの先頭車両の12号車で、前面展望(というか後面展望)を楽しむことができる車両です
しかし今回の行程では上野〜盛岡間の全区間で機関車が連結されているため、前面展望は見れません。
ですが私にとってはこっちの方がいいのです(笑)
だってこんな間近に機関車が見れるので
しかもその牽引機が81号機となればずっと見ていられます(笑)
機関車が本当に引っ張っているんだという実感が改めて味わえるのもあり、最高の景色でした
以前に乗ったときは上野行きだったのでラウンジカーからEF81を見るのは実は初めて
やっぱりEF81はカッコいいですね
ちょっと上を見上げるとパンタグラフもよく見れます
走行中のパンタグラフを車内から見ることなんて滅多にないですよね(笑)
しばらくラウンジカーでEF81 81を満喫したあと、自分の部屋に向かいます
ドアは木目調になっていて、鍵は暗証番号方式ですね
今回の部屋はここです
カシオペアツインの車端室
普段は向かい合わせの座席形態で使い、寝る時は座席を変形させてベッドにして寝ます
カシオペアツインは4〜11号車にありカシオペアの中では一番部屋数が多く(相対的に)安い部屋ですが、ちゃんとしたA個室なのでかつて走っていた他の寝台特急の最高クラスの個室並の設備は整っています
通常は2階の部屋か1階の部屋なのですが、各車両の車端部に2部屋ずつ車端室と呼ばれる平屋の部屋があります
平屋ですが、その代わりにスペースが広めで天井にも開放感があります
車端室になったのはたまたまでしたが、スペースが広めなのがとても快適でした
洗面台は普段は格納されていて、引き出して使います
この感じ、本当に懐かしいです
夕食は3号車の食堂車で食べるフランス料理と自室で食べるカシオペアスペシャル弁当から選べます
カシオペアスペシャル弁当の包みの色も以前は青系でしたが、今回は赤と定期列車時代とは変わっていますね
品目も変わっており、現在の活躍区間である東北により特化した内容になっているようです
恒例の乗車はもちろんこれ
EF81 81「お召し仕様」+E26系のBトレです
窓が広いから13両でも余裕で窓縁に乗りますね(笑)
Bトレについてはおそらく後日詳しく書きますが、E26系は2012年発売の物で12両フル編成、EF81 81は先程も書いたようにKIOSK特別編パート6のシークレットです
EF81 81もE26系もようやくパートナーにめぐりあえました(笑)
最高の組み合わせですね
後は車内販売でグッズを買いました
ストラップです
結構きれいです
これはヘッドマーク
飾れます(笑)
なかなか立派な出来です
他にも色々買いましたがとりあえず紹介はこれくらいにしておきます
さて、自分の部屋でくつろいだ後は車内探検(笑)
寝台特急の車内は他の列車にないような設備がたくさんあって面白いので
デッキはこんな感じです
ドア窓の形も楕円状で、当時のJR東日本だと珍しいデザインだと思います
食堂車以外の山側は平屋の通路となっています
通路は手すり付きで木目調で落ち着いたデザインとなっています
カシオペアといえば1両丸々使った展望もあるラウンジカーですが、実はミニロビーというものもあります
5号車と9号車の車端部にあります
私も過去2回の乗車では利用した覚えがなかったので今回少し利用しました(笑)
景色はラウンジカーの方がいいかもしれませんが、のんびり過ごすならミニロビーもいいですね
そして時刻も0時近くになってきたので、少し寝ることにしました。
寝てしまうのは惜しい気もしますが、かといって寝台特急を満喫するのなら寝た方がいいのでは…と贅沢な悩みの末、少しだけ寝ようという結論になりました(笑)
ですが、やはりカシオペアに乗れた興奮からかあまり寝れず(笑)
結局3時ぐらいにまた部屋の外へ(笑)
この時間なら誰もいないだろうということで人気のラウンジカーに行ってきました
ラウンジカーの半分ぐらいはこのように細い通路になっています
これには理由があり、通常客車はパンタグラフがないので自力で集電することができません。
そのため、電源車と呼ばれる編成内の電力供給を行う車両を連結する必要があるのですが、E26系では機器類を載せたあまりのスペースをラウンジカーとして活用しています
その機器類が両側に配置されているため、通路がこのように細くなっているというわけです
他に誰もいなかったのでラウンジカーの様子は動画で撮りました
やっぱり機関車がすぐ近くに見えるというのは最高ですね
ラウンジカーには2000年のブルーリボン賞受賞プレートが飾られています
同じアングルで撮れるのはラウンジカーならでは
シークレットの実車が活躍しているところが見れて、そのBトレとのツーショットも撮れて最高でした
このBトレも活躍する実車と出会えて幸せでしょう(笑)
ラウンジカーから見るEF81 81です
銀塗装の手すりがよく見えます
車両基地の展示とかでもこんなにじっくりは見れないでしょうし、この距離で機関車をちゃんと見れるのはこれくらいかもしれません
最高ですね
走り出すとまさに迫力満点
動画だとこんな感じでした
またEF81 81号機、E26系に会える日を楽しみにして、今回のカシオペアの旅は無事終わりました
10年以上ぶりに乗ったカシオペアですが、その魅力や素晴らしさは何一つ変わってなくて最高の旅を提供する豪華寝台特急を再び満喫できたことは本当に幸せでした
牽引機も本来の牽引機とも言えるEF81、しかも一番来てほしかった81号機でお召し塗装となったその姿を間近で見たり、寝台特急カシオペアを牽く力走を目の前で見れたり、Bトレとツーショットが撮れたり(笑)、EF81 81+E26系のカシオペアを最高に楽しめました
次回はこの旅の続きを書くと思います
最後にEF81 81号機お召し仕様の写真をもう一度
ではまた
OLIVE