備忘録 最終章…全匹譲渡と親ノラ猫の不妊手術、そして思う事 | R129 エメブラSL320な今日この頃♪

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ノラ猫の仔猫保護から仔猫譲渡、親ネコの不妊手術まで綴ってみます。

9月初旬、生後8週】
 ジモティーを経由し、近場のMSさんより三毛ちゃんとの面会希望連絡が入る。掲載直後にブックマークしてくれた方だ。現在の状況とwebに記載していない情報を伝える。

 この面会日の朝は、マメと兄弟ネコを捕獲し、不妊手術に連れて行く日だ。餌付けしていたので、自ら捕獲器へゲートイン、動物病院に連れて行く。この動物病院は捨てネコ防止の為、看板は無い。不幸なノラネコを無くす事を信念に、不妊手術等を格安で対応している。麻酔、手術のリスク同意書にサインし、オプションのノミダニ、ワクチンを追加し預ける。何か事態が急変したら連絡するのでいつでも電話に出れる様にしておいて下さいとの事。

 帰宅後、しばらくするとMSさん一家で三毛ちゃんを見に来る。私は直感で里親様になって頂けることを確信した。実家でネコを飼っている事等、ウチ嫁と話しながら、これまでの経過(投薬、食事、診断結果等)を説明し書面でお渡しする。

 「その場での引き渡しはしない」と伝えてあったのでケージの準備はしてきていない。が、もうネコちゃんを迎え入れる準備が自宅で出来ているとのこと。一家で見に来て頂いたこの御家族であれば安心と思い、ウチのケージを貸し、引き渡す。 全員(全匹?)素晴らしい里親様が見つかった。

 マメと兄弟ネコを迎えに行く。電話が無かったので無事手術は終わってるだろう。マメは2,9kg、通常のノラメス猫より小型だ。先程の三毛ちゃんは2ヶ月で1kgまで育った。まだ麻酔が効いている。一晩ケージ内、玄関内で安静にさせる。直ぐにリリースすると千鳥足でクルマに轢かれるおそれがあるからだ。

 翌朝リリース、猫缶を与える。不妊手術済みの証として耳カットが施されている。獣医さんは「怖い思いをした場所なのでしばらく戻って来ないケースがある」との事。

 だがその日の夜、普通に自宅敷地内で寛いでいる。怖い目にあったと思っていないかもしれない。捕獲器内、車中はウチの飼い猫連中よりおとなしかった。マメはお腹を見せている。触らしてくれないが。ノミダニ、ワクチンを投与したせいか調子が良い様に見える。

 皆様、もし仔猫を保護せざるを得ない事になったら先ず自治体若しくは地域で活動するNPO保護団体に相談して下さい。NPOであしらわれても悲観しないで下さい。何しろ彼らも手一杯なのです。受け入れたくても受け入れ出来ない状況なのです。実際、私もいくつかの保護団体様にお断りされました。相談先は色々ありますので「自分はここまでなら手助けは出来る」と相談してみて下さい。(注:各自治体の取組み度合いによる。神奈川県は殺処分ゼロ維持の為、相談先が充実していると感じる)

 完全室内ネコは20年近く生きる。外猫の寿命はもっと短い室内ネコとして長生きするのが良いのか、野生で人間の手を加えないままが良いのか、どちらが本来在るべき姿なのかは分からない。いずれにせよ、人間社会は人間が構築した仕組みとエゴと助け合いで成り立っている。全て・誰もがが最小限の不利益で共存出来る社会創造を祈り、また可能な範囲で手伝って行くことを誓い、忘備録を終える。
イメージ 1
耳カットのマメ、美人さんです。
PS
 9月中旬、マメと兄弟ネコは相変わらず元気。過酷な冬を越えれる様、DIYでもするかのう。
 まだ近所に未手術のノラ猫が近所に数匹。さてどうしたものか

一先ず完