さて、花蓮に着いた翌日は北廻線の撮影でもしようかと考えていたのですが、引退間近のDR2700型気動車を
撮影しようと思い立ち、朝の台東線に向かいます。
ホテルの方にタクシーを呼んでいただき、木瓜渓橋(吉安~志学)で撮影しました。
この前のバスと同様やっぱり運転が荒いです。スリルがあるといえば聞こえはいいですが…
撮影地にはぎりぎりに着いたのですが、まぁなんとか撮れました。
普快4676次 往玉里 DR2700(車番は不明)
台東線を行く光景も残りわずかですし、朝は4両編成が見られるので興味のある方は
是非行かれてみてはいかがでしょうか?
故障多発で玉里以南は旧客に置き換え(これもとんでもない話です…)られたそうですが、
最後まで無事に走り続けてほしいですね。
莒光602次 往台東 R167号機
さっきとは場所を変えて橋の袂まで移動しました。この列車は荷物車が付くので、
往年の客車急行を彷彿させますね。
この列車を撮影して撤収していると、背後からヘリみたいな爆音が…。
振り返ってみるとR100が貨物列車を牽引してやって来ました しかも石油タキやセメントホキの混結貨物
なんて…。台鉄の貨物は基本的に専用貨物ばかりなので、このような雑多な編成はなかなか見れません。
これは明日にリベンジだな。
そんな感じでテンションガタ落ちのまま志学站に向かい、北廻線の新城站を目指します。
志学から花蓮は自強號の無座で移動し、花蓮からは区間快車に乗り継ぎます。
乗り継ぎに時間があったので、花蓮で柴電を撮影。ここも構内で入換が頻繁に行われるので
見ていて面白いです。
区間快車に乗って10分ほどで新城に着きました。新城ではあらかじめ日本で調べた撮影地へと向かいます。
自強272次 往花蓮 E1064号機
最初に撮れたのはPP自強でした。東部幹線では普悠瑪列車や太魯閣列車に押され気味ですが、
これらの列車が止まらない駅への速達列車としての重要な役割があります。
復興5683次 往蘇澳新 E413号機
ここにきてまた復興號を撮れるとは思いませんでした。初日に撮ったのよりも編成が長くて、
往年の復興號を彷彿させます。現在は北廻線の快速列車といった立場でしょうか。
臨時? EMU825
時刻表にない時間に区間車が来たと思ったら、EMU800でした。臨時か試運転かよく分かりませんが、 いずれにしてもこの線区でEMU800はレアな気がします(ほとんどEMU500なので)。
今後区間快車などで入線するかもしれませんね。
今度は遠くに柴電のライトが見えたので構えていると…
配給列車 R173号機+莒光號客車×2+ワフ
なんかの配給列車みたいですね。ワフ(向こうでは篷守車というらしい)が最後についている
こと以外は日本と変わりませんが、こんなのが走ったら撮り鉄が湧くでしょうね。
この時は自分一人でしたけど(笑)
貨列xxxx次 E339号機
北廻線といえば、自強號などの優等列車ばかりでなく貨物列車も地味にたくさん来ます。
沿線で産出される石灰石やセメントを花蓮や台北を経て西部地域へと運ぶため、貨物列車が
ひっきりなしに運行される台湾随一の貨物街道です。
復興683次 往宜蘭 E417号機
最後尾には自動車運搬用の客車が付いています。余剰になった普快用客車の妻面をぶち抜いて
何となく作ってみましたって感じです(爆)
一応この列車、団体列車と時刻表にのっているんで多分何かのツアーでしょう。
莒光5637次 往蘇澳新 E240号機
列番からして、多客期の臨時列車でしょうかね。電化区間では自強號に押され気味であまり
見られないのが惜しいですが、まだまだ活躍しています。
貨列xxxx次 E332号機
今度はコンテナみたいな貨物がやって来ました。実は後ろの貨車は日本では珍しい3軸台車を
しています。到着してから1時間もたっていませんが、ものすごい濃い時間を過ごせました。
区間4144次 往花蓮 EMU511
貫通扉の所に大宇重工業の銘板が無いので、なんか印象が薄いです。銘板のない電車には
台北口でも遭遇しました。
自強217次(普悠瑪列車) 往樹林 TEMU2001
トップナンバーが撮れました ワーイ !
見た目も結構おしゃれで、東部幹線の新しい顔としてこれからの活躍が期待されます。
というわけで、この辺で台東線・北廻線撮影①は終わりです。続きはまた近いうちに…。