台湾環島(その5)  普快車に乗車①の続きです。
 
普快車は定刻に枋寮を発車して一路台東を目指します。柴電のエンジン音が心地よいです。
そんな感じで終点まで目指すかと思いきや、いきなり次の加祿で自強號との交換待ちです。
まぁ普通列車の旅はこんなもんですかね得意げ
 
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     加祿站に留置されていた客車と貨車です。冷気平快は無くなってから結構たつはずなのに、
     客車がいまだに残っているのが不思議です。復活させる気があるんでしょうか?
 
交換待ちも終わり、いよいよ出発です。ここで昨日一緒に行動した友人が乗って来ました。
彼が言うにはこの駅は硬券の取り扱いがあるそうで、それを買うためにこの駅から乗ったとのこと。
 
窓が開く列車は久しぶりでしたが、やっぱり開放感があっていいですね。非冷房の醍醐味です。
 
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内獅を過ぎ、枋山を出ると列車は山の中を進んでいきます。養殖池といった独特な風景ともさよならです。
この先、枋野號誌站で停車するので車掌さんに「降りって撮っていいですか?」と聞いたところ、
「気を付けて」と言われただけなのでお言葉に甘えることにします。
 
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こういった風景は前からとってみたかったんですよね。
 
途中いくつかのトンネルを抜けて、いよいよ枋野號誌站に到着です。ここは台湾の中でも秘境駅で
乗客はほとんどいませんが、南廻線の安全運行のために重要な役割を担っています。
 
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      枋野號誌站にて休息する3671次。ここで後続の莒光號に道を譲ります。
      山間の信号所といった感じでいい雰囲気です。
 
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     莒光號が追い抜きにかかっている瞬間を撮ることができました
     こんな写真を撮ることを許して下さった車掌さんには、この場を借りてお礼申し上げます。
     ありがとうございました<(_ _*)>  多謝多謝!
 
 
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待避も終わり、枋野號誌站を出発します。ここから古荘までの20キロはトンネルの多い山越え区間となります。
トンネルの中ではR100の咆哮が凄まじいです。
 
 
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中央號誌站を通過します。ここから古荘までは複線区間となり、時々列車の交換があるようです。
またこの辺りは自然保護区になっていて、一般人の立ち入りが制限される区画もあります。
 
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     トンネルの中で撮影してみました。こうしてみると夜行鈍行みたいで面白いです。
 
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そうこうしているうちに古荘に到着しました。この先の大武からは海が近くなります。列車から見る海、
それも南国チックな光景は日本では体験できません!
 
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沖縄で見れるようなコバルトブルーの海が眼下に広がっています。こんな風に窓を開けて、潮風を浴びながら
列車に乗れるなんて最高ですね~
 
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扇風機がくるくる回っており、ゆったりとした時間の流れる車内です。こんな旅も良いものです。
そういえば、このスピーカは日本の115系なんかについてるのと似てますね。
 
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太麻里には運用離脱した客車が留置されていました。おそらく台東にいたものでしょうが、
現在台東線は電化工事中なのでここまで疎開してきたんでしょう。お化け屋敷みたいでちょっと怖いです。
 
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知本までは電化するようで、すでに構内には架線柱が立っていました。ここまで電化が完成したとき、
この列車はどうなるんでしょうかね?   多分残ると思いますが…。
そんな感じで、長かった普快車の旅もいよいよ終わり台東に到着しました。
 
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      台東站内には貨車がごろごろといますね。貨車好きの方は台湾なんていかがでしょうか?
 
さて、台東から花蓮までは自強號で一気に行こうと思います。
 
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今度はDR3100に乗ります。車内は日本の気動車特急とさして変わらないですね。
台湾の気動車といえば車内の中央に排気口を兼ねたアーチみたいな内装があるのですが、この形式には
それが無いのでなおさら日本っぽいです。
 
ここから先は寝てしまったので、よく覚えていません(汗)
東部はお米の産地が多く、車窓から水田がよく見えました。ただ、電化工事のために一部区間の風景が
変わっているのでちょっと残念でした。
 
最後は花蓮で撮影した写真です。
 
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プユマやタロコなどの看板特急がひかえている中、R100の存在感はハンパないです。
翌日は北廻線の貨物を撮影してました。これで今回は終わりです。
 
最後になりますが、あくまで枋野の撮影は車掌さんが許可して下さったおかげであり、
現状では同様に撮影できる保証はありませんのでご注意ください。