R1-Z 3VN.3LN.3XC ハイブリッドフロントフォーク完成 | R1-Z & RZR

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1号機 R1-Z
2号機 RZ250R

バイク屋に行かないDIYツースト乗りです

これ(空のキャリパーブラケット)が気に入らないことから始まったSRXアウターチューブ流用計画

 

 

 

 

 

 

紆余曲折はあったが

最後のインナーパーツが揃い

いよいよ最終組み立ての日が来た
 
 
 
仕様を整理すると
 
・アウターチューブ   SRX400  3VN
・インナーパーツ   FZR250R  3LN
・インナーチューブ   R1-Z  3XC
水野モーターのリプロ品新品を使用
 
 
ボトムボルトは8mm
10mm-8mmのカラーを使用
ワッシャーは8mm.10mmの2枚
 
 
 
 
 
 
結論から言えば
インナーピストンの固定さえ何とかすれば、フィッティング自体は全く問題なかった
 
オイルシール・ダストシール・クリップはもちろん3VN用新品を使用した
 
スライドメタルだが
3VNのアウターチューブ側メタルは派手に縦傷が入っており再利用不能
3LNから外したものにも少し縦傷が
錆びたインナーと擦れた後かな?
 
3VN用の新品を見ると 
2YK-23125-00   ¥1496  高い!!
 
ちなみに3XC・3LN用は
3XC-23125-00   ¥781
 
倍やん!
 
 
インナーチューブ側のスライドメタルは3VN用は単品販売なし
 
 
そこで3車種のスライドメタルを計測してみた
0.1mm単位のデジタルノギスで外径・厚み・高さとも全て同サイズ
 
ってことで流用可能と判断し、一番状態がよかった前回R1-Zから外したスライドメタルを上下とも再利用してみたが問題なく組上がった
 
 
 
 
さて今回は3LNのインナーパーツを使うので
3LNのスタンダードを基準にセッティングを決める
 
 
 
スプリングは等ピッチの395mm
 
ここでまた疑問にぶつかった
 
ネットで見つかる3LNのスプリングは398mmほどの不等ピッチのものだけだった
 
色々調べてわかったこと
・3LN-3までと3LN-5からはスプリングが違う(3LN-23141-00と-60)
・ 前期の油面は112mm、後期は106mmらしい
・3LN-3オーナーの不等ピッチとの書き込み有り
 
と言うことでこのスプリングは後期型の可能性が高いと判断した
(もしくは社外品や流用品)
 
設定変更で油面を上げてあるが
スプリングを柔らかくして減衰を強めバランス調整したのか
それとも両方をハードなセッティングに振ったのかは不明
 
 
 
カラーは130mm
品番は違えど3車共通だったし比べても違いが判らん
(たぶん同じもの)
 
 
 
 
さてセッティングだが
 
3LNより10mm長いR1-Zのアウターチューブを使用するので
このまま組むと10mm分プリロードが不足する
R1-Z用のプリロードアジャスターをつければほぼ解消するがスペアの手持ちがない
 
ワッシャーを重ねるのもスマートじゃないし
ローラーのスラストベアリングを入れてもまだ足りない
 
あっそうだ!あれを買えば良いんじゃ?
以前R1-Z用を探してたとき厚すぎて却下したもの
 
 
 
これだ
 

 
 
ボールのスラストベアリング
 
厚さは12mm
今回はこの厚みが好都合
純正のワッシャーを抜いて入れるので
ほぼほぼ10mm分のスペースを稼いでくれる
 
 
 
 
これでスプリングのプリロードはほぼ3LNの標準となる
調整はないがレプリカなのでR1-Zよりは腰が有るのではなかろうか
 
油面はスラストベアリングの体積分上がるので後期の106より少し低い110にし、固めのオイルをチョイスした
 
 
 
遂に完成!
 

 
 
 
全長は785mmになった(右側のボトム~トップ)
R1-Zのフォーク長とほとんど変わらず、これなら許容範囲
 
押した感じはかなり硬いような気がする
 
 
 
あとは3VN用のキャリパーサポートを付ければブレンボが収まるはず
 
フィッティングしたらR1-Z(前期型SRX400とは共通だが3VNは別部品)のフロントフェンダが着くかも要確認だ
 
構造的に問題ないとは思うが、オイルが漏れないかが懸念事項
 
 
しかしオリジナルフォークも組み上げたばかり
当分は置物状態になるだろう
 
 
可能かどうかばかり気になり
一気に組み上げてしまったが
組んだあとに思った
 
 
塗装しとけばよかった  (爆)