なぜ女性はアイライン1本にこだわるのか?
女性のお化粧。
以前から疑問に思っていたのは、アイライン1本入れるのを忘れていたら再度やり直しをするなどそこまで細部にまでこだわる必要があるのかと思っていました。
映画でもエキストラが2ミリ動いただけでも取り直しか、本当に意味がわかりませんでした。
これらのお話は前述のアメリカンエキスプレスプレミアムナイト に記載しております。
富山で放映していた、地元の若手クリエーターの対談。
そこで光岡自動車のデザイナーの方が出てきました。
光岡自動車といえば10番目の自動車メーカー。
クラシックテイストあふれる独特のスタイリングの自動車を作り販売している会社。
昨今の自動車不況とは言われているものの、同社はあまり景気の影響を受けておりません。
上記は「大蛇」という自動車。
光岡自動車がすべて手作りで作ったとされるものです。
価格はなんと1,000万円。
この不況下に売れるのか?と思ったら、案外売れているのです。
これをデザインした方曰く
「売れない時代ではなく、良いものを選ぶ時代になっている。顧客にとって価値あるものは売れる」
と言っていました。
このデザイナーの方、現在33歳という若さながらも上記大蛇は30歳のときにデザイン。
効率よく作りたい現場とのやり取りの中、あくまでもデザインにこだわって作り上げたものです。
本来自動車に限らず、メーカーにおいて、デザインをする人と、実際に作る人で衝突が起こります。
デザイナーはあくまでもデザインにこだわる。一方で現場はいかに効率よく作るかにこだわる。
どこかで妥協点を見出し、それが製品となっていくものです。
大量生産モデルが常識となっている現代では、デザイナーよりも現場の意見が取り入れられることが多いと思います。そんな背景が、買い控えを助長しているとこのデザイナーは言います。
「効率も大事だが、お客様は何を求めているのか?」
そこにこだわったそうです。会長自ら「神様が決めようとも自分の意見を通せ」と直々にそのデザイナーに言ったらしく、現場の意見をかまわずに出したそうです。結果、大当たりで1,000万円という価格にも関わらず自動車オーナーが多数いるとのことでした。いまや光岡自動車の売り上げの5%を占めると言います。
さらにデザイナーが言うには、「女性のアイラインと一緒で、効率のために1本でも入れ忘れたら駄目である」とのこと。
前回書いたパトリシアフィールドと同じく、誰もこだわらないだろうと思われるようなところの細部にまで気持ちを入れることが大事なんですね。
話は変わりますが、CMってものすごく細かい設定をするそうです。生い立ちや名前、性格など。その情報が外に一切出なくてもそこまで決めるようです。そうしないと演技も違ってくるとのこと。役者はなりきれないそうです。
素人目から見たら、何をそこまでと思いますが、大事なんですよね。見る人は見ている。
世界のクロサワはトラを使うとき、動物園のトラでは駄目だといって、野生のトラを使ったとか。動物園のトラは太っているとのことでした。やはり一流は細部にまでこだわるようです。そこまでこだわるからこそ、顧客は選ぶのだと思いました。
ミツオカ大蛇のすべて―開発秘話から試乗記まで (モーターファン別冊)
大蛇にご興味がある方は上記の本をチェックしてみてください。
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