これは、見とかなあかん映画や、と思い。
GOくん主演だわ、高良健吾くん出るわ、行かない理由はない。
てな感じで行ってきました。
知っとかなあかんのです、この時代のこと。
なぜかそう思うようになって幾年月…遠い目。
正直、GOくんがアナウンサー役？
とビックリしたのですが←失礼
あまり、明瞭さを感じないというかくぐもったお声の持ち主というか、
それが味な役者さんと思ってたから。
めっちゃお口周りの筋トレしはってんろーなー←大きなお世話
でも、言葉の持つ力を声だけで訴える能力の高さはGOくんの得意分野。
ハマり役でした。
監督さん、この役にGOくんを起用してくれてありがとう。
そして、橋本愛ちゃんのナレーション、素晴らしかったです。
正直、あの時代にGOくんの立場の方で、
安田顕さんの立場の方で
自分が軍部の宣伝に、嘘にどれだけ利用されてるか
気づいてる人がどれだけいるかて、とっても疑問です。
みんなみんな、高良健吾くんのように洗脳されてたのでは、と思ってしまう。
いくら取材とはいえ、いくら親密な関係とはいえ
降谷建志さんの立場の方が情報をGOくんに漏らすなんてありえないでしょ？
見つかったら即、死刑っすよ？
学生たちだって口が裂けても本音なんかお互い言い合えるわけない。
お互い監視させあってたはず…
密告が美徳とされてたはずとか思いつつ
…
違うのかなあ？
アナウンサー陣てね、
若者を騙して死地へ向かわせてる、死にに行けてゆーてる、て
気づく人がいてもおかしくないのかな？
実際に壮行会の実況なんかしたら、あれ？て気づいてしまうものなのかなあ。
え、大東駿介くんは気づいてたの？
どこで気づいたの？
あとですね。
「本音を聞いてくれてありがとう」なんてハガキ、検閲に引っかからんの？
それにしてもなんで水上恒司くんは一番下っ端日本兵役が似合うんやろう？
ほんとに昭和顔なんかなあ…
男前の、最前線に送られる一番下っ端の兵隊さん
15年前？もっと前？
やたらと一番下っ端日本兵やってらしたのは伊崎充則くんやったけど
あれ？伊崎くん、最近見ないなあ
とかツッコミどころはまあ、あるのですが、
でも、知っとかなあかん歴史と思う。
過ちを繰り返さないためにも。
この時代のアナウンサーさんにスポットが当たる作品て初めて見てなんか、
気づきがある作品でした。
もっと宣伝されていいしもっと見やすい時間帯にやってくれていい。
なんで朝イチ8時台と夕方遅くしかないねん。
もっと皆さんに足を運んでほしい映画やなあ…しみぢみ