
宮崎監督らしいっちゃあ、らしい映画ですね

ほわっとする映画です

なんかねー、いろんな「ほわっ」がいっぱいなんですね

それが心地よすぎて皆さん、またそれを味わいたくて
リピートしちゃうんじゃないでしょうか

…なんのこっちゃ

でもこの映画の感想を言うのに
時代背景やら飛行機やらは単なる味付けの一部であって
あ、乱暴にばっさりいった

でも、そんな感じです

いろんな人の思いやりと思いやりが重なって、
優しさが重なって、
人と人とのつながりがとってもほわっとする映画なんですね

…それだけじゃあ、どんな映画かちーとも分からんわい

でもそんな映画やねんから、しゃーないしゃーない

そんな思いやりの積み重ねが人と人との絆につながり、
それが日本の物作りを支えてきたんだなあと
よく分かる映画なんですね

はい、そんな「ほわっ」がいっぱいの映画です

わし、この映画は大人よりお子様に見てほしいと思いましたかな

日本人は、あんなにアホか、てほどお互い思いやりあって
お互い支えあってここまで来たんだぜ

それが日本の物作りを支えて来たんだぜ

かつてはな(笑)
て、お子様に胸はって言いたいかなぁ

…なんのこっちゃ

衝撃的だったのは高原病院です

なんで結核の患者さんたちを粉雪の舞う山の上の療養所の、
屋外にベッドを並べて分厚く着込ませて寝袋に入れて放置

芋虫がいっぱい…いや、みの虫か!?

なんの拷問かと思いましたやん

ひどい虐待やて

全く意味不明

なんか当時はあれで治療してるつもりやったとのことで愕然としました

肺が悪いのやさけ、キレイな空気吸わせたらなあかん、てことらしいです

確かに当時、ペニシリンは手に入らなかったでしょうし
栄養状態は悪い

治療ゆーても大したこと出来なかったかもしれない

とはいえ、なにがしたいねん、てなあの仕打ち…

寒いのは分かってるからめっちゃ着膨れさせて寝袋に入れてるわけですけど…
隔離せな、て意味もあったんでしょうか。
なんだかなあ

しかし宮崎監督は二郎さんと菜穂子さんに
しょっちゅうチューさせるんですね

当時の常識からだけ言うと結核の患者さんとキスしたゆーだけで
感染る、あっち行けてなる気がしますが
そこだけ、あんな感染力の弱い結核なんかチューくらいで感染るかい、
て現代の常識でいった気がしてちょっと違和感…

きっと宮崎監督は二郎さんは人格者や、て描きたかったんでしょうけれども
きっと狙いはそこなんだろうと理解は出来るんですけれども
そうは見えなかったかなあ

いやいやいや!
そこは素直に、二郎さんすごい!でいいやないかーい

菜穂子さんが結核で死にかけているとゆーことを除けば
二人のチューはほんとに思いやりのいっぱい詰まった
あったかいチューばっかりで、
何一つエロさのない素敵なチューばっかです

ほんとに胸がほわっとしますの

ええ、とっても素敵な夫婦なんですのよ


もう一つ衝撃的だったのは、
わし、堀越二郎さんという実在の人物を描いた作品かと思ってたら
全然違うんじゃん!てとこですかねー。
実際の二郎さんの奥さまの名前は菜穂子さんでもなく
結核で亡くなったわけでもないとのこと 。
えええええ?

そんな、わしみたいに前情報も入れなければ
パンフレットも買わないぜ、みたいなお客は、
映画観た後、さもめっちゃ詳しいかのように
映画の内容を真実のよう語っちゃうぜぃ?

もー
