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この横顔。
懐かしいな。


3年前の夏。
暑かったあの夏に円形劇場で観た作品。


大画面で観るとどんな風に印象が変わるのかな?
ってとっても楽しみでした。


本編は…さすがに大画面での視聴を見越しての撮影ではないようで。。

少し画像が荒かったかなぁ。

でも舞台のときには見えなかった表情や、DVDでも気づかなかった表情。

家で観ているだけでは聞こえてこなかった音も聞こえてきて、
それだけでも大満足でした。


ところどころ見せる表情が、今の良大くんのそれより少し若くって。


それをこのバルトの大画面で観られて本当に本当に大満足(*´艸`)




☆☆舞台挨拶☆☆
1部は本編の後に、2部は本編の前に。

それぞれ良大くんの舞台挨拶?みたいなトークショーがありました。


まずは司会の鈴木美香さんが先に入場してから、良大くんの登場。

てか、このお姉さまがね、ほんっとにステキな人でして(*´艸`)


そのチカラが、あとの一問一答にめちゃめちゃ現れておりました(笑)


この日の良大くんは、黒のジャケットに黒のインナー。
チャコールグレーのパンツに黒の靴。靴下はグレーっぽい青?かな??

んで、ジャケットの袖を肘までまくってたのだけど、
折り返した部分がドット柄になってて可愛かったー(*´ω`*)

てか、最近ジャケット姿が多いなぁ。



こんな大きなシアターで、しかも一人で舞台挨拶みたいなことをするなんて
なんて贅沢なんだろな、って少し照れる良大くん。



まずは作品についてのお話。

☆「私」と「先生」の二役について☆
良「きっぱりとした演じ分けはしませんでしたが、なんだろ。
  振り向いたら替わってるとか、話す相手で切り替えるとか。
  そういうところにきっかけをつくっていました」


☆さと兄について☆
さと兄の話が出た時に「うちの兄がね…」とか「あにあに」発言を連発(笑)

良「メガネのくだりは、この回じゃないけど、もっとひどい時もあったし、
  稽古中はとにかくヒドかった(笑)」
※確か、前楽は「キテレツ斎様なんです」的な発言して、
 遠山先生が笑いをこらえられなかったんじゃなかったっけ?

そんな感じでことあるごとに「うちの兄がね(笑)」と言っていたのが微笑まし
かった。


☆稽古中にお散歩☆
稽古中、雑司ケ谷にある夏目漱石のお墓参りに行くことに。
どうせなら、と「稽古場~東大赤門~雑司ヶ谷」の道のりを
徒歩で向かうことにしたのだけれど。。

良「僕も稽古着の和服姿で袴穿いて。歩いていったんですよ。
  で。東大赤門あたりまでは頑張れたけど、
  熱中症になると大変だから…途中からタクシーに乗りました(笑)」

鈴・客\えーーー/(笑)

良「熱中症になるとね、あとあと大変だからね(苦笑)」


と、ここでチャイムのような鐘のような合図が。


次は、
「俳優、村井良大が今何を考えているのか」を聞き出す一問一答コーナー。


てか、質問の内容はすべてスタッフが考えましたっ!って(笑)


いつぞやの三上くんのときもそうだったなぁ…
しかもあのときは、めちゃめちゃ際どい質問もあったなぁ…|д・)…

なんて思いながら。


抜けてる質問もあるかと思うけど、とりあえず憶えているものを...φ(・ェ・o)



【1部】
Q. 台本をもらったらまず全体を読みますか?自分のとこだけ読みますか?
良「んー。まず全体を通して読むかな」


Q. 最初の本読みは役作りをして臨みますか?それとも素のままですか。
良「んんーー割りと素のまま読むかもしれないです(笑)
 ま、周りの雰囲気をみて」


Q. 今後演ってみたい役は?
良「こころもですけど、昔の日本を描いた作品。
  兵隊とか戦争ものとか。そーゆーのやりたいです」


Q. 逆に演じたくない役はありますか?
良「んーーーー。演じたくない役。。。心が汚いというか。。
  観ている人が胸くそ悪くなるような役は正直嫌ですかね」


Q. 原作がある作品は、事前に作品を読みますか?
良「基本は読みます。でも作品があまりにも原作とかけ離れてるときは、
  変な先入観を持たないために読まないこともあります」


Q. 歴史上の人物を演じるときは下調べしますか?
良「はい、まったくわからないときは調べます」


Q. 演出家の方と合わない時はどうしますか?
良「基本、合わないってことはないんですよね。
  『付いていきます!( `•ω•´)』ってなるんで(笑)
  でも逆に何の演出プランもない方の場合は、
  一緒にやる仲間と議論しながら創ります。
  『ここはこうしよう』とか」


Q. 役は引きずる方ですか?
良「んーーーー(苦笑)あんまり引きずらないと思うけど・・
  本番が終わればスパッと切り替わりますが、
  稽古中とかは撮影中はそのままなことが多いかもしれないですね」

ん?それ引きずってない?(´ •ω•`)?


Q. お客さんの熱は感じますか?
良「感じますよ。円形の場合は特に、円形の舞台があって、
  少し通路があってすぐに客席ですから。
  その通路を歩くシーンとかもうすぐそこにお客さんいますからね。
  (ココ、席を立って実演付)
  あと、円形って客席のすぐ裏に楽屋があるんですけど、
  静かなシーンとかみんな無言ですからね。
  それくらいお客さんとの距離が近い舞台でした。
  あと…僕、1,000人規模の舞台で演じたことあるんですけど、
  その時はお客さんの圧をまったく感じなかった。
  逆に小劇場でやったときはビンビン感じた。
 お客さんも15人くらいだったからなおさら」

鈴「え?村井さんが?(小劇場で)?」

良「はい、ありますよ。デビューして5か月目くらいかな」

鈴「ちなみに今日客席の雰囲気はいかがですか?」

良「はい、スゴく居心地良いです(*´▽`*)」

そりゃ良かった(*´艸`)


Q. 今まで演じた役の中で好きなキャラはありますか?
良「この、こころとは違うんですけど…
  『醒めながら見る夢』って作品の悪魔が気に入っています」


Q. 尊敬する俳優さんは誰ですか?
良「口にするのもおこがましいのですが…香川照之さん」



続いて2部の質問。

【2部】
Q. オフの時も仕事のことは考えますか?
良「考えますね~」


Q.オフの日は何をされていますか?
良「んー(笑)基本何もしてないかなぁ。あとは映画観たり散歩したり」


Q.仲の良い役者さんは?
良「中村龍介くんとか…」
鈴「あー龍ちゃんね♪」
良「あと、滝口幸広くんとか…たっきー」
鈴「うんうん、たっきー♪」
良「ふふ(笑)」
良「あとは加藤和樹さんとか。。
  『真田十勇士』って舞台をやっていたんですが、
  その時のメンバーとご飯食べに行ったりしています」


良大くんはフルネームで言うのに、あだ名を口にする司会の鈴木さん(笑)

このお姉さま、何者?Σ(・ω・ノ)ノと、思っていたのだけど、
かっちと同じ事務所な方なのね(*´▽`*)
そりゃご存知なはずだね☆


Q.役のスイッチを入れるタイミングは?楽屋?舞台袖?舞台上?
良「舞台袖ですね。お客さんから見えない部分から
  見える部分に出る瞬間にカチっと入ります」

「カチっと」のとこで、スイッチをひねる仕草付き。


Q. 疲れてるときには、どーやって癒す?
良「んーー癒すぅ?単純に睡眠を取るのが一番なんですけど…(笑)
  睡眠も取れないときは…フルーツを食べます。」
鈴「フルーツ⁈うん、これあとで掘り下げますね♪」
良「フルーツですよ?(笑)」

【フルーツを掘り下げた結果】
鈴「フルーツは何を召し上がるんですか?」
良「んと、冬とか稽古場にみかんとかを
  持って来てくれるスタッフの方がいて。
  やっぱビタミンC摂ると風邪も引きにくくなるし。あと苺とかね。
  …うん、冬場はみかんばっか食べてますね(笑)」


Q. なにか舞台上でのジンクスはありますか。
良「ジンクス…ジンクス。。
  ココでこうやってあーやって・・って考えて、
  おもしろいことをしようとするとスベる」

客:ん?それジンクス??(´ •ω•`)?

良「あの、なんだろ。前もって準備をして挑むと絶対にうまくいかない。
  逆にアドリブでやるとウケる。それがジンクスですかね」

ん?それってあるあるじゃね?と友と話してたのだけど…。
それもジンクスって言うの?


Q. 共演者の方とは、どーいった付き合い方をしますか?
良「こころの時、上田くんとワイワイ仲良くもしましたが、
  うっすーい壁一枚は作るようにしていました。
  やっぱ仲良くなりすぎると舞台に立った時にも出ちゃうので。
  その点、うちの兄…あの、佐藤貴史って言うんですけどー(笑)
  兄とは本当に仲良くやらせてもらってましたね。」


Q.今まで演じてきた役で自分に似ているものは?
良「いやぁ~ないですね。」


Q. 今後、るひま作品で演ってみたいものは?
良「こころみたいな文学作品とか、あと、こころの前に円形で
  『遠ざかるネバーランド』って作品演ったんですけど。
  ピーターパンの役で。あれも割りと重たいテーマだったんですけど、
  でもそーゆーのがやりたいです。」


Q. 共演してみたい俳優さんはいますか?
良「んー、たくさんいるんですけど。。香川照之さんとか、堤真一さん」

【掘り下げた結果】
このお二人ってすごく人間の汚い部分を表現するのが、
素晴らしいと思うので。
いつかご一緒出来たらな、と。



質問のあとは、それぞれ「こころ」の一節を良大くんが朗読。

1部は舞台では遠山「先生」が読んでいた遺書の最後のあたり。
2部は若い頃の「先生」とKとがお嬢さんを巡って対立しているところ。


1部は良大くんが読み始めた瞬間、本当にぞわわって鳥肌が立って。


声のトーンがさっきまで聴いていた良大くんのそれと全く違っていて。

覚悟を決め、最期の時を迎えようとしている先生の声のようでした。

少し溜めたあとで口にした、

「もう何もする事はありません」

って部分が好きだったなぁ。



反対に2部は、さっきの逆に若々しくて力強くて。

舞台の時の「若い頃の先生」ともまた違っていて。

あぁ、時は流れてるんだなぁ…と再認識。


息を飲む…とゆーか、唾を飲み込む音まで聞こえてきて。
いろんな意味でドキドキさせられましたよ、えぇ。


1部も2部も、トーク部分は撮影のカメラが入っていたので…

というか、このバルトる映画祭を通して
いろんなところにカメラが入っていたので、
舞台挨拶含めたもろもろのでーぶいでー化もあるのかな?


あれは絶対に何かしらの形で残して欲しいなぁ…と思ったので、
ぜひぜひよろしくお願いします!るひまさん!!


このこころ。

やっぱ私にとっても大切な作品だなぁ、と改めて思いました。



しっかり。しっかりと。
このこころに刻み、記憶できたかな。