☆“Don't look back in anger”
初日を観終わってからのしばらく。
頭からずっと“Don't look back in anger”が離れなくって。
毎日、寝る前にずっと聴いてたなぁ…。
この曲、劇中で4パターンくらいバージョン違いで流れていて。
・ピアノバージョン
・アコースティックバージョン(だったかな…)
・女性ボーカルバージョン
・原曲
それぞれ意味があるのかな~、なーんて考えながら聴いてたな。
これ、全部のバージョンの音源欲しいなぁ。。。
探したけど、見つからないんだよね。。
原曲のイントロを聴くだけで、未だに鳥肌が立つ。
そんなにまでこの話と音楽とがマッチしていた気がするな。
☆それぞれが手放せないモノ
・グレッグ⇒本
・ステッフ⇒コンパクトミラー
・ケント ⇒携帯電話
・カーリー⇒音楽player
開演前、客席に座っている時も片手にコレ。
それぞれの性格と言うか、個性も象徴している気がした。
・本の世界に何かの答えを見出そうとするグレッグ
・やっぱり顔が気になるステッフ
・誰か(クリスタル?)との繋がりを求めるケント
・外の世界との繋がりを消したいカーリー
グレッグの本については、ファンミで良大くんが説明してくれたので
だいぶ納得できたかな。
①“Reasons to be Pretty”(原作)
② エドガー・アランポー
③“あざ”(ホーソーン)
④“ガリバー旅行記”(スウィフト)
⑤“リップ・ヴァン・ウィンクル”(ワシントン・アーヴィング)
それぞれに話自体とリンクする内容だそうで。
“あざ”は、顔にあざのある女性の話?だっけ?
だからやっぱり「並問題」からの見た目についてを考えて、だとかなんとか。
“リップ・ヴァン・ウィンクル”は、時間に取り残された男の話。
自分だけ取り残されたグレッグ自身と重ねてるのかな、って。
てか。
てかてか!
私、“リップ・ヴァン・ウィンクル”読んでる…(苦笑)
大学の講義でやってたことを思い出した。
たぶん実家に授業で使った本、残ってるんじゃないかなー。
探してみよーっと。
あとは…長くなるので割愛っ(;'・Д・`)ゞ
☆りんご
何を象徴しているのかずっと考えていて。
つい最近、ふと閃いたのがコレ。
ステッフの「気持ち」の象徴なのかな、って。
冒頭でダストボックスの上から取って眺めてるうちに、
ステッフ自身に取り上げられる。
セットが組み終わった後、ステッフから受け取ろうとするけどもその後、暗転。
で、結局受け取れずじまい。
ステッフの気持ちを汲み取ろうとするけど、うまく理解できないグレッグ。
そんな状況と重なった気がする。
で、ラスト休憩室のシーンでステッフがグレッグの胸にグイっとりんごを押しつける。
ステッフが去った後にりんごを手に取り追いかけようとするけど、止める。
その後、りんごをかじろうと(orキスしようと)したけど、
ブザーに邪魔されておしまい。
ステッフは、りんごを押しつけることで最後の賭けに出たけども伝わらなくって。
でも帰った後でそれに気づいて追いかけようとするも結局やめちゃうグレッグ。
モノローグの後でつなぎの胸ポケットに入れていたりんごを取り出して、
ダストボックスの上に置いて走り去るグレッグ。
この瞬間まではステッフへの気持ちを切り離せずにいたけども、
「僕に聞かないで」の前後で、その気持ちともケジメをつけられた。
(もしくは、つけようとしている)
だからりんごを置いたまま走り去ったのかなーなんて。
でなければ、別にりんごを持ち去ってもいいわけだし。
(その場合、ステッフを奪い返すって未来があっても面白いかも?
まぁ、ないと思うけど)
そんな風に考えると、どことなく合点がいってスッキリした気分。
まぁ、あくまで一個人の意見だし、これが正解ではないと思うけど。
このお話、大学時代に出逢っていたら、きっとこれで論文書いてたなー。
ううん、絶対書いてた。
かなり読み込める話だし、論点もたくさんある。
現に今だって原作を読んでまとめたいくらい(笑)
手を出そうか悩み中(笑)
パンフでも東京千秋楽でもしきりに「再演」を熱望していた良大くん。
劇場を変えてまた演じてほしいなぁ。
東京と兵庫でもあれだけ違ったのだから、
きっともっといろんな反応が変わってくるはず。
チケットを取った当初は、こんなにドハマりするとは本当に思ってもみなかった。
6月は、ほぼ「カワイク月間」と化してしまったけど後悔してないもん。
それはなぜかって?
「僕に聞かないで」