原稿用紙100枚も書けるかな♪
ほんまにるひまさんに送ったらどうなるのかな?


とゆーわけで。
28日の昼夜の授業を受けてきました。
しょっぱな1時間目が「かっちのシンデレラ」だったのは、
いろんな意味で衝撃的でした・・・


日にちは経っちゃったけど、記憶を辿ってなんとなく。


☆かっちの「シンデレラ」☆
開始早々にシンデレラのお話が終わっちゃったから、
てっきり「めでたしめでたし」のその後なのかな?と思いきや、
劇中劇?のような展開。

「シンデレラ」のお話にあこがれるメアリーちゃん。
自分もシンデレラになりたくって怪しい古本屋さんで
「これであなたもシンデレラになれる!」的な本を見つける。
シンデレラになるためには、まず母親が邪魔になり―

と、ちょっとホラーチックな展開でした。

「古本屋」・「非売品の本」・「読んでいたら嵐になる」
⇒このキーワード。
  ちょこっとだけ「ネバーエンディングストーリー」っぽいなーと
  思ったり思わなかったり(〃艸〃)

シンデレラになるためなら、なんだってやってやる!的な
メアリーちゃんにHAPPY ENDは待っていないんだろうな…と思いつつ。
でもあのチャラい滝口王子と結婚したこと自体が
罰なんじゃない?σ(゚∀゚)(失礼!)とか思っていたら。。。
この滝口王子、そんなレベルじゃなかったんですね∑Σ(゜Д゜l|! 


途中からは「世にも奇妙な~」の世界みたいで
「このままドラマにできるよぉぉ」とか違う観方しちゃったり。

結局メアリーちゃんの夢オチでしたが、
そのまま「バッドエンド」もアリかなーなんて思ったり
(ま、おとぎ話ではダメかな…)


「シンデレラ」のお話を読んでいるときのかっち先生は、
本当にステキな「お姉さま」(*˘︶˘*)
でもお話を読み終えてメアリーちゃんになった瞬間、
ちょっぴりドスの利いた声で「私のバイブルだわっ」って
言ったかっち先生は「ふふん=3」と鼻息が聴こえるようでした。
今までいろんな舞台でかっちを観てきたけど、
この瞬間がいちばん男らしかったかも…(*´・ω・)σ
(いや、女の子を演じてるんだけどね)

ドレス姿も本当に綺麗でうっとり。
かっち先生ブログの写真を会社の鍋好き男士…
もとい。男子に見せたら、「俺、ホレそう。。。」とな(笑)
それくらい美しかったですねー。
ちゃんと椅子に座った時の脚の所作も綺麗だったし。
思わず座り直しちゃいましたよ。。。トホホ(((・・;)
りゅう先生の魔法使いも怪しすぎて「ぞわわわわ」っとしましたが、
もう滝口王子のチャラさ全開な姿にすべて吹っ飛びました。
かっち先生のドレス姿よりスゴかった。。。
というか。
かぼちゃパンツ姿のたっきー先生を想像したりしなかったり(苦笑)
なんなんでしょうねぇ。。。あのキャラ。素?(爆)
「んあぁ?」的な返事が演技には観え…げふんげふんΣ(゚ω゚;)

この間、アメスタプレミアムで再現していましたが。。
やっぱチャラかった…(;'・Д・`)ゞ
タッキーの破壊力は健在ですなっ(。-`ω´-)

それにしても。
かっち先生、本当にキレイだったなー(〃艸〃)


☆まさしの「桃太郎」☆
これまた新たな「桃太郎」誕生!
なんで桃から赤ちゃんが生まれてくるのか。
なんで犬猿雉が家来になって鬼退治に行くのか。
そんな疑問をぼくとしょ風に解決してくれる。
そんなお話。

地上の遥か上空の神様の国で赤丸(猿)白丸(犬)黒丸(雉)が
木登りをしている最中に、神様の赤ん坊が入った
桃の実を川に流してしまう。
(確か木登りに後れを取った白丸が足かけちゃったんだっけ)
そのまま地上へと流れ着いた桃。
それを追いかけて降りてきた赤丸白丸黒丸。
その後は普通のお話通り進むのかと思いきや―

あらゆる角を直角にしか曲がらない桃太郎さん。
きびだんごを欲しがる白丸に対して、「今回のお申し出は
ペンディングとさせていただきたいのですがいかがでしょうか!」と
満面の笑みで華麗にかわそうとする桃太郎さん。
きびだんごの数が合わなくて先に進むのを拒む桃太郎さん。

いや、これ全部まさし先生のまんまじゃないの?(笑)
って思うくらいに自然な桃太郎さん(๑•▽•๑)

このお話では、ムライ先生とかっち先生がサポート役。
ムライ先生は、5役くらいの華麗なる七変化を魅せてくれました。
(手だけの「鳥」も含めると6役??)

声だけでなく、赤鬼の時は足をガバっと広げたり。
おじいさんの時は少し前かがみになっていたり。
あと桃太郎の歌を唄うシーンでムライ先生は1番と2番とで
声の高さを変えてるあたり秀逸でした。
「こまかっ!」って呟いちゃいましたもの。。。

お話はラストの鬼をあと一歩で仕留める…ってとこでの、
「あなたを殺してもおじいさんは生き返らない~」的なセリフが印象的。
実際の桃太郎でも鬼に「参った!」と降参させて終わりですよね?
(確か。。)

「目には目を歯には歯を」精神では、いつかすべてが腐ってしまう。
どこかで断ち切る勇気も必要なんだよなー。となぜかしみじみ。
おじいさんが亡くなってしまうのは悲しかったけれど、
なぜかほっこりするお話だったなー。

あと。
要所要所に散りばめられた「園芸」のキーワードが面白かったです。
お話としての完成度は、コレがいちばんだった気がするな。


☆りゅうの「ピーター・パン」☆
東京の下町にある木下さん宅には、ピーター・パンを信じる
健太と翔太という仲の良い兄弟がいました。
ある日、この兄弟がピーター・パンの影を捕まえたもんだからもう大変。

「ピーター・パンがやってきて、
           僕たちをネバーランドへ連れて行ってくれるんだ!」

そんなある夜、木下さん家の屋根の上に緑色の洋服に身を包んだ少年が―

と、大筋はよく知ってるピーター・パンでした(のか??!)
ちょっと違うのは「どーせ俺なんて」が口癖なこと。
常にやる気のないピーターなこと。
とにかくダルそうなピーターなことΣ(゚ω゚;)

何よりスゴかったのが、りゅう先生の七変化。
素晴らしかったです(*´▽`)ノ。゜・*:
ピーターをキャラとしてしか見ていないお父さん。
「うんうん、そんなんだよね」^(o・∀・o)ノ
一方、ピーターのお話が大好きなお母さん。
頭の中には「綺麗なお姉さんは好きですか?」的な
スラっとした美ママを想像していたら・・・

「・・・」Σ(o゚д゚oノ)ノ

そっか。そうきたのね、りゅう先生(苦笑)
でも下町ならではの「おかん」って感じで納得。
そしてこの段階で「ん?りゅう先生は一体いくつ役をやるの?」って
疑問もあったりなかったり。

この後もピーターだけでなく、人魚やらフック船長やら語り部やら。。。
なのに、どれひとつとっても同じように聴こえないし、クオリティも高い。
そーいえば、かっちデレラの魔法使いも気持ち悪かったもんなぁ。
(良い意味でですよ・苦笑)

そして。
健太(まさし先生)と翔太(ムライ先生)がとにかく可愛い!
ゴネながら泣く翔太も、ちょっと背伸びしてお兄ちゃんぶる健太も。
すべてがめっちゃ可愛かった~.+゚*。:(o´・艸・o).+゚*。:゚
もうね。持って帰りたいくらい(爆)

ネバーランドに向けて飛んでいくシーンでは、
なぜかかっち先生とたっきー先生も登場。
何を歌いだすのかと思えば…

魔女の宅急便の「ルージュの伝言」

σ(゚∀゚)...。oо○(空を飛ぶから?)

ピーターたちに向かって石を投げたり撃ち落とそうとする
たっきー先生がまったく演技に見えませんでした(笑)
ピーターからお金を巻き上げようとするたっきー先生も
もう完全に素のよ。。。げふんげふんΣ(゚ω゚;)

その様子を弟の翔太には見えないようにする健太がこれまた可愛い!

てかてか。
2階くらいの高さでしか飛べないってシュールすぎでしょ(笑)
そりゃたっきー先生やらかっち先生に石投げられるわΣ(・ω・´lll)
歩いたほうが早いし、何より恥ずかしくないよね。


このお話の肝は、やっぱ「大人になるかどうかの選択」なのかな。
あれだけピーターに懐いていた健太が「お神輿担ぎたいから帰る」と
無邪気に言ったとき、ピーターはどんな気持ちだったんだろうなぁ。
「やっぱりお前もか…」みたいな気持ちなのかな。
だからこそ、りゅーターパンは無気力だったんだろうな。

子どもの頃はピーター・パンに憧れていて。
「いつか会える!」って思っていた時期もあったなぁ、とか。
自分はどうやって「大人になる」選択をしたっけ?とかとか。
ってか、そもそも今の私は本当の意味での「大人」なのか?
とかも考えてみたり。

ストーリーを通していろんな自問自答をしてしまう。
ちょっと「大人な」ピーター・パンだったのかも。


☆ユキヒロの「智恵子抄」☆
―わたしは、そういう人を妻の智恵子に持っていた。
詩集が基となって創られるお話がどのように
朗読劇へと変化を遂げるのかと思っていましたが。
そうきましたか。
智恵子の半生をタッキー先生が語りつつ、
まさし先生とりゅう先生が詩を読む。
淡々と詩の部分だけを読み続けるのかと思っていたので、
なんだかとっても斬新でした。

そーいえば。
関西に向かう新幹線の中で読もうと行き当たりばったりで
本屋さんに駆け込んだら欠品。。。
隣の本屋さんに駆け込むもこちらも欠品。。。
タッキー効果?なんてあり得ないことを思いながら、
仕方なく諦めていたところ品川駅の本屋さんで遭遇!
でも結局最後まで読み切れないまま、当日を迎えました。

たっきー先生の読み方と声とその表情が本当に素敵で。
今までの荒ぶりが全部消えてなくなりました(ちょっと誇張)
清々しいというか、爽やかというか…
透き通った青年って感じがして、本当に好印象。
28日は、ちょいと噛みっ噛みな気もしましたがそれも愛嬌。
(翌日は比べ物にならないくらいスムーズだったそうですね。
うーん聴きたかった!)
でも…水を飲むのを我慢は出来なかったのか?
まぁ、ほとんど話しっぱなしだし、普段の自分の言葉と
かけ離れた言葉だと喉もカラッカラになるのかしら。
1回目は「コクン」って音をマイクが拾ってたから、
2回目は気をつけてたな(*˘︶˘*)

ところで書生さん姿のたっきー先生。
ちょっと下駄が歩きにくかったのかしら。。。
「カクカク」となっていたのが初々しかったです。

まぁ「こころ」の良大書生さんが、
記憶に残ってるってのもあるのかも。
ほんと、和装姿の男性ってクラクラきちゃいますね

あ、本篇の話をほとんどしていない。。。
5つのお話の中でこれだけ原作に触れずに聴きましたが。
3人ともが個性のある読み方で。
本屋さんのブログにもありましたが「妻が―」って
単語を聴くたびに「ぞわわわわ」ってなっておりました。
たっきー先生が大正顔だからじゃあないですが(苦笑)
なんだかタイムスリップした気分。
他のお話は今までのイメージにプラスされた情景が、
目の前に広がったけど、智恵子抄は純粋に彼らの声を聴いて
辿り着いた情景が頭の中に広がっていった。
登場人物ももちろん彼ら。

だからかもしれないけど、本当に本当に切なくて切なくて…
苦しい瞬間が何度かあったな。
DVDになった暁には、じっくりじっくり聴いてみたいです。

さーて。
あとはごんぎつねだっ。