行ってまいりましたー。
こころ 千秋楽。
と言っても、昼公演なので前楽ですが。。
いやーーー。
良かった。
この一言に尽きます。
泣きました。
そして笑いました。
非常に充実した80分でした。
では。
感想のようなものいってみよー!
席は前とは正反対のブロック最後列。
でも。
落ち着いて観るには、これくらいの距離があった方がいいかも(苦笑)
しかし、ここのブロックって、完全に上田Kくんエリアだな(笑)
こないだは、背中向いてて見えなかった部分、
たんまり観させてもらいますよ♪
いよいよ幕が開いて、最初の場面。
前回は分からなかった良大先生の表情。
この時、先生は目を閉じていたんですね。
少し険しい表情のまま、横を通り過ぎるお嬢さんを
止めることも振り返ることもせず。。。
いったい何を思い、何を悔やんでいたんだろう。。。
そのまま場面は現代へ飛び、「わたし」と「兄」とのやり取りへ。
今回も魅せてくれました、佐藤兄さん。
遠山先生から眼鏡を返してもらおうと奮闘する場面で。
まず前回のコント、もといお芝居からおさらいしますと、
前回⇒獰猛な眼鏡蟹で佐藤兄さんにしかなつかないから、返してください。 とな。
それでも十分すぎるくらいに面白かったのに、
今回⇒眼鏡は唯一無二の親友。おかげで人間の友人は一人もいなくなった。
そしていつからか皆は「キテレツ斎さま」と私を呼ぶようになった。
だから返してください。 って。
もうね。
会場の空気変わりましたよ、えぇ。
完全に「こころ」の世界じゃなく、World Of 佐藤のご飯、もとい佐藤兄さん(笑)
だって遠山先生も上向いて笑いかみ殺してたし、
上田Kくんも本を読む手を口許へ持っていって笑い隠してたし。
あの場で笑ってなかったのは良大座長だけですよ、うん。
彼まで笑ってしまうとお芝居が崩壊しちゃうからね…。
さすがであります。
そんなとこ大好きです。
きっと佐藤兄さんと良大座長との間に信頼関係があるからこそ、
あの場面は成り立ってるんだろうなぁ…。
まさか座長までをも笑わそうとは…いや、兄さんならあり得るかも(爆)
でも舞台の中で笑いがこぼれる。。。
いや、笑いの渦に巻き込まれるのはココだけ。
あとは本当にピンと張りつめた空気の中、息をするのも忘れてしまいそうで。
特に殺陣の場面。
投げられても投げられても必死の形相で上田Kくんに向かっていく
良大先生が観てて苦しくなった。
「なんでそこまで追い立てられてるの?」というくらいに。
鬼気迫るものがあった。
あんな表情初めて観たなぁ。
お嬢さんをとられたくない一心だったのか、
それとも単なるKへの嫉妬なのか。。。
でも。ひとつ言うならば。
お嬢さんに止められて我に返り、縁に座って衣装を整えてるとき。。
これは11日の時の方が辛そうだったし、時間がかかってた気がする。
ま、席が近かったからそう見えただけかもな。。
(それにしても上田Kくんに背負い投げされた時、
足が痛そうにしてみえたけど大丈夫だったのかな?)
そして最後の場面。
原作にはない奥さんと「わたし」との会話。
―死ぬということはどういうことだと思いますか
―「生きる」ということだと思います。
あー。そうか。そうなのか。。
死んだ人間は残された人の中で生きる。
Kが先生やお嬢さんの中で生き続けたように、
今度は先生が「わたし」や奥さんの中で生き続ける。
そして、最後の最後。
―おかえりなさい
―ただいま…戻りました。
正直、原作は救いのない結末になっているけれども、
今回の舞台では、このやり取りがあることによって
すべて救われた。
なんとなくですが、そんな気がしました。
そして暗転でお話が終わった後のカーテンコール。
11日とは違う表情の良大くんに安心しておりました。
良かった。
本当に良かった。
もうキテレツ斎さまも含めて、
ぜんぶぜんぶよかったよ、ちくしょー。
良大くんは…やはり表情を崩すことはなかったけれど、
でも。やりきった感は感じられました。
お客さんの方をしっかりまっすぐ見つめて、
小さく「ありがとうございました」って呟いてたし。
私も思わず「うん」って頷いちゃったよ(笑)
だって目が合ってるような気がしたんだもの。。。
本当に良かったなぁ。
うん。
2回観て良かったな、という想いもあります。
原作含めた感想は、もう少しこころが落ち着いてから
書きたいと思います。
なので、今日はこの辺で。。。
あ、余談。
こころの余韻に浸りながら、お昼を食べ終わり
「名残惜しいなぁ・・・」と思いながら劇場前を通った時。。。
ん??
なんか見たことあるぞ?
わぉーーー!!!!
こころ男子チームご一行様じゃないですか!
予想だにしない遭遇だったので、あたあたするだけで
何もできず。。。(って、何するつもりだい・苦笑)
笑いながら楽屋へ戻ってゆく皆さまの後姿を見送りました。。
舞台上では見られなかった笑顔の良大くんが見られただけで、
もうほんとに満足です。
良かった。