さて。
金本似のボランティアのおじさまと会ってまいりました。
関西から関東経由で東北に入られるとのこと。
お疲れのところではありますが、1時間一本勝負でお話してまいりました。
おじさま(通称:金本さん)は、今回で7回めのボランティア。
日にち計算すると20日前後になるそうな。
初めは「どんなものか見てみたい」という興味から入り、いつの間にやら7回め。
「ある意味、病気みたいなもんやな(笑)」
訪れる度に、
「ゴールデンウィークまで」
「梅雨が終わるまで」
と延びていき、
今は「お盆まで」と決めていらっしゃるそうですが、
「そのうち『雪が降るまで』とか言っちゃうんやろな~(笑)」
なんて、金本さんは笑いながらおっしゃっていました。
いや、純粋にスゴいなっと思いました。
でもボランティアってそんな気持ちから始まるものなのかもしれない。
金本さんの話を聞きながらそんな風に感じていました。
震災直後に被災地入りした時のこと。
想像を絶する世界が広がっていたこと。
瓦礫の撤去や写真洗浄のこと。
ボランティアに行った先のおばあちゃんの話。
きっと金本さんから聞いた話を私がココに書いても
薄っぺらくなってしまいそうなので…
言葉として残すのはやめようと思います。
ただ言えることは。
自分のようなちっぽけな存在でも、できることはあるハズ。
それを探して見つけてやってみようと思いました。
小さなことでも良い。
その小さなことが積み重なり大きなチカラになるのなら。
やり抜いてみせようじゃないですか。
最後に。
震災直後、とある私の好きな役者さんがブログに
当時の自分の気持ちを打ち明けていました。
少しタイムラグがある状態でそのブログを読んだため、
コメントを残すのをためらってしまい…。
なので、今日はココにそのコメントを残させていただきます。
☆☆☆
あなたは「俳優は『場』を与えられないと何もできない」って言っていたけど。
そんなことないよ。
忘れないで。
その存在だけで救われる存在もあるということ。
あなたと出会い、作品を観たり、歌を聴いたり…。
ブログを読んだりすることで、私はココ1年近く悩まされていた
「痛み」から開放されたんだ。
確かに『場』がないと出来ないこともある。
でも。
今のあなたの「存在」が未来の誰かの痛みを癒す。
今のあなたの「頑張り」が未来の誰かの涙を拭う。
『ライフ イズ ビューティフル』って映画でも父親が作り出した
切なくも楽しいゲームのなか、笑顔で生きる息子くんがいたように。
きっとあなたの姿に勇気づけられるヒトがたくさんいるハズ。
だから。
忘れないで。
あなたには無数のチカラが備わっていることを。
どんな姿も受け入れるよ。
その覚悟なら、十分出来ているさ♪
「いつか大丈夫になる」
「大丈夫になる」
絶対に。