その手をにぎりたい
最近図書館で借りて読んでいた本です。
その手をにぎりたい
柚木麻子
80年代の東京。
バブル景気が加速し、男女平等が叫ばれる中。
青子は高級鮨店に魅了され、通うようになる。
そんな中での仕事での立ち位置や、周りとの人間関係、自分自身、自分にとっての幸せ、価値観…。
自分自身を見つめ直しながらバブル崩壊を迎える。
私自身は青子の世代ではないし、バブル時代も経験してないからあくまで想像でしかないが、この世代の女性はパワフルなイメージがある。
それはきっとこういった時代の影響もあるのではないかと読みながら思った。
そして、パワフルな面だけでなく。
私達世代や、下の世代も感じるような同じ想いを経験している人も少なからずいるという当たり前のことが身近に感じられて良かった。
女と男、そして殺し屋
図書館で借りた、最近読んでいた本です。
女と男、そして殺し屋
石持浅海
読んでる途中で気付いたけど。
こちらもシリーズ物なのね
シリーズ物とはつゆしらずw読了しましたが、しっかり楽しめました
繋がりがあるのかどうかはわからないけど。
副業として、殺し屋をしている富澤允。
良き相談相手でもあり、恋人でもある雪奈と
友人でもあり殺し屋の仲介業者でもある塚原。
2人に相談しつつ殺し屋としての任務を遂行する。
そして、同じく副業として、殺し屋をしている鴻池知栄。彼女もまた芸術家である本多に相談しながら殺し屋としての任務を遂行する。
そんなストーリーの中短編集。
全体的に読みやすかったし、わかりやすかった!
描写も丁寧だったけど…やや丁寧過ぎる印象も受けた。
2人の殺し屋に関係があるのかどうかは知りたいので、シリーズの他の作品も読んでみたい。