1回忌

一葵が離れてから今日で1年です。
何も成長はせず、ただただ苦しいだけの日々を過ごし、私は今も息をしてしまっています。
何度泣いて何度帰ってきてと願ったでしょうか。
考えない日は一日も、本当に一日もありませんでした。
拭いきれない後悔とひたすらにごめんと。
助けてあげられなくてごめん。
気づいてあげられなくてごめん。
私なんかが唯一たったひとりでごめん。
愛してしまってごめん。
忘れられなくてごめん。
何が間違いだったのかどこで間違えたのか。
ごめんなさい。
ごめんなさい
いっくん
愛してる

逢いましょう

おはようございます。

今日は私にとって特別な日です。

1年前の今日、
私は一葵を置いて別の人と海へ行きました。

駅で一葵と立ち話をし、アイスを食べ、その後別れました。
そしてもう二度と顔を合わせることはありませんでした。

海に連れていくべきだったのは一葵だったんじゃないか。
あの時もっと話を聞いてやるべきだったんじゃないか。

私の人生で最大の失敗をした日です。
選択を間違えた。

私が自ら一葵を見捨てた日です。

秋へ

おはようございます。

人生最期の夏休みを終え、
また秋がやって来ようとしています。

あと約30日で、1年を迎えることになります。

決して日を数えていたわけではないですが、
1年とはあっという間に過ぎていくものですね。

秋のこの気温や空気は
最期に一葵に会った時を思い出してしまって。

まだしばらく辛い時期は続くようです。