こんにちは!R-ITです!
前回は『サービス起動(init/systemdプログラム)』の記事で、電源を入れてからサービス起動までの流れを解説し、OS起動後に最初に立ち上がるinitプログラムについても触れました。
今回はサービスの管理について説明していきます。
前回『【Linux入門学習!!】サービス起動(init/systemdプログラム)』
https://ameblo.jp/r-training/entry-12629959820.html
サービス管理について以下の順番で説明していきます。
Ⅰ.systemctlコマンドとは
Ⅱ.systemctlでの基本的な操作
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Ⅰ.systemctlコマンドとは
OSの起動後、OSが最初に起動させるプログラムがinitプログラムです。initプログラムは起動後、各サービスを起動させる役割を担っています。
従来のinitプログラムはSysVinitというシステムのものでしたが、現在はSystemdというシステムのものに移行しています。
今回はSystemd配下のサービス管理方法について説明していきます。
Systemd配下のサービスの管理は、systemctlコマンドで行われます。コマンドを実行することでサービスの起動や終了、自動起動やステータス表示などが可能となります。
Ⅱ.systemctlでの基本的な操作
systemctlコマンドの基本操作として覚えておく必要があるのが、サービスのステータス確認・起動・終了
自動起動設定確認・自動起動有効・自動起動無効・サービス一覧表示です。
■サービスのステータス確認
systemctl status サービス名
*「Active」の表示が、「active(running)」なら有効、「inactive(dead)」なら無効の設定になっています。
■サービスの起動
systemctl start サービス名
■サービスの起動
systemctl stop サービス名
■サービスの自動起動設定確認
systemctl is-enabled サービス名
*出力結果が「enabled」なら有効、「disabled」なら無効の設定になっています。
■サービスの自動起動有効
systemctl enable サービス名
■サービスの自動起動無効
systemctl disable サービス名
■サービスの一覧表示
systemctl list-unit-files
基本的に「systemctl サブコマンド サービス名」という形式で有効化無効化の処理ができるので、覚えやすいですね!
サービスの管理では、SSHやHTTPなど非常によく使われるプログラムの挙動を操作することができるので必ず身に着けておく必要があります!操作しても問題がないサービスを使って実際に練習してみるといいでしょう!
以上になります。ありがとうございました!
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