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9/7 8月米非農業部門雇用者

8月米非農業部門雇用者:4000人減、4年ぶりマイナス-失業率4.6%(3)
9月7日(ブルームバーグ):米労働省が7日に発表した8月の雇用統計によると、非農業部門の雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比4000人減少と、4年ぶりにマイナスとなった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想中央値は10万人増だった。7月の雇用者数は6万8000人増と、速報値の9万2000人増から下方修正された。

家計調査による8月の失業率は4.6%と、前月から変わらず。民間エコノミストの事前予想も4.6%だった。

リーマン・ブラザーズ・ホールディングスのエコノミスト、ザク・パンドル氏は「リセッション(景気後退)リスクが高まっていることは明らかだ」と指摘。さらに、「これで、次回米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げは固まったも同然だ」と述べた。

雇用者数が減少したことは住宅市場低迷の深刻化と信用市場の混乱が広範にわたり経済を圧迫していることを示す明らかな兆候とみられる。雇用統計は売上高や所得、生産といった指標と同様に、景気後退の始まりを見極める上で主要な指標の一つであり、この日の統計で18日の次回定例FOMC前にも利下げの公算が高まる可能性がある。

6月と7月の合計では非農業部門雇用者数は8万1000人の下方修正となった。

8月の平均時給は前月比5セント(0.3%)増加。前年同月比では 3.9%増加した。7月は前月比0.3%の伸びだった。平均週給は591.50 ドル(7月は589.81ドル)。週労働時間は33.8時間と前月と変わらずだった。

8月の雇用統計を業種別にみると、製造業部門と建設業者、政府機関の雇用減が目立った。製造業部門は4万6000人減少と、2003年7月以来最大の減少となった。前月は1000人の減少だった。エコノミストの予想では8月は1万人減だった。製造業の週平均労働時間は41.3時間で、前月と変わらず。

建設部門の雇用者は前月比2万2000人減。7月は1万4000人減少だった。政府機関の雇用者数は2万8000人減少した。

ワコビア(ノースカロライナ州シャーロット)のチーフエコノミスト、ジョン・シルビア氏は「製造業部門の雇用減は市場予想を大幅に上回った。リセッションの可能性が極めて高まっている」と指摘した。

一方、銀行や保険会社、レストランや小売業者を含む広義のサービス業の雇用は6万人増加(前月7万8000人増)した。小売りは1万 2500人の増加(前月5000人増)だった。

今回の調査には、世界的な金融不安が頂点に達した8月12日の週に実施された。ただ、金融市場の混乱の影響はまだ完全には反映されていないもよう。