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8/7 ベアーS精算

ベアーSのファンド:ケイマンで清算、投資家に不利か-悪しき前例にも
8月7日(ブルームバーグ):米証券会社ベアー・スターンズは、破たんしたヘッジファンド2本の清算をニューヨークではなくケイマン諸島から進めることにした。この決定は債権団や投資家の資金回収を難しくする可能性がある。

資産の大半がニューヨークにあるにもかかわらず、これらのファンドは7月31日に、法人登録しているケイマン諸島の裁判所に破産申請した。ケイマン諸島で処理が進む間、すべての訴訟を差し止め、国内の資産を保全することを目的とした連邦破産法15条の適用もマンハッタンの裁判所に申請した。

今後破たんするヘッジファンドが、同様にケイマン諸島で資産整理を進める前例となる可能性がある。ケイマン諸島の判事は経営陣に有利な判断をしがちなことで知られている。ケイマンの金融当局は、世界のヘッジファンドのうち4分の3がケイマン籍だと見積もっている。

ブレースウェル・アンド・ジュリアーニの弁護士、エバン・フラスチェン氏は「このケースが注目を集めることは確実だ」として、「他のヘッジファンドもこれに倣うかもしれない」と話した。

ベアー・スターンズの2つのファンドは信用力の低い借り手向けのサブプライム住宅ローンのデフォルト(債務不履行)が増えるなかで、住宅ローン関連投資が致命傷となり破たんした。

ヘッジファンドのリッチー・キャピタル・マネジメントの傘下ファンド破たんの際に同社に助言したデベロップメント・スペシャリスツのプレジデント、ビル・ブラント氏は、ベアー・スターンズの2ファンドの債権者と投資家は恐らく、「額面1ドルに対してほんのわずかな部分しか取り返せないだろう」と述べた。そして、債権者と投資家はベアー・スターンズの戦術を法廷で批判するだろうと同氏は話している。

ベアー・スターンズは2ファンドの借り入れの規模を明らかにしていない。