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景気が予想通り拡大すれば日銀は徐々に金利を調整する=フランクフルトで岩田副総裁
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〔クロスマーケット〕日本の投信マネー、世界の株式市場に影響及ぼす規模に
06/11/10 17:37


<東京市場・10日>
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 日経平均  |国債先物12月限 | 国債283回債   |ドル/円(16:45)  |
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 16112.43円 |  134.80円  |  1.680   | 117.60/62円   |
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-86.14円 |   +0.21円  | -0.020    | 117.91/94円   |
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注:日経平均、国債先物、現物の価格は前引けもしくは午後4時30分の値。
下段は前営業日終値比。為替は前営業日NY終値。

 岩崎 成子記者

 [東京 10日 ロイター] 投信への個人の資金流入が2カ月連続で1兆円を超える
など、個人マネーの動きが一段と活発になっている。こうした投信を通じた個人マネーは
世界の株式市場にも影響を与え始めており、従来は比較的安定した値動きを示す傾向のあ
る公共企業の株価まで押し上げている、との指摘も出ている。

 <10月も投信に1兆円を超える資金が流入>

 国内の追加型投信は9月に5カ月ぶりに1兆円を超える資金が流入したが、10月も9
月に引き続き1兆円を超える資金が流入した。
 野村総合研究所(NRI)が算出している国内の追加型株式投信(上場投信(ETF)
を除く)の資金流入動向(設定額─解約額─償還額)によると、10月の流入額は1兆
0030億円。1兆円を超える資金流入は、05年12月から06年4月まで5カ月連続
で続いていた。
 最も資金が流入しているのは、株式や債券、REIT(不動産投信)に投資するバラン
ス型ファンドで流入額は6141億円、次いで世界の株式に投資するグローバル株式ファ
ンドが2544億円、株価との相関が低いとして人気の国内外の不動産投信に投資するフ
ァンドには1307億円が流入した。
 リスク商品に馴染みがなく、投信販売は難しいのではないかといわれていた郵便局でも
10月は05年の投信販売開始以来で過去最高の約661億円を販売、記録を更新した。
売れ筋は圧倒的に定期的に分配が受け取れるファンドで、10月は販売額全体の87.2
%が分配型ファンドとなった。
 分配型ファンド人気の背景には年金補完の意味から年金受給世代やその予備軍である団
塊世代を中心に人気が高い。証券や銀行各社が団塊世代向けに開くセミナーはどこも盛況
で、そこでは圧倒的に分配型ファンドの紹介が多い。今後も分配型ファンドへの資金流入
は確実視されている。

 <個人マネー、世界の株式市場にも影響>

 分配型ファンドの分配原資は海外の高配当株式や高利回り債をはじめ日本よりも上昇の
強い海外株式のキャピタルゲイン等であるため、日本の個人マネーが分配型ファンドに大
量に流入することは、海外の資産に投資することを意味する。これが円売り圧力になって
いることはよく指摘されるが、さらにその先をみると、世界の株式市場にも影響を与えつ
つあるといえる。
 10月下旬、国内追加型株式投信残高でピクテ投信投資顧問がフィデリティ投信の残高
を抜き外資系運用会社でトップになった。ピクテ投信は現在、株式ファンドで国内最大の
ファンド「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」を運用。同ファ
ンドは国内で最大の「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」(国際投信投資
顧問)に次ぐ規模だ。
 「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」は世界の高配当利回り
の公益株(電力、ガス、水道事業など)に投資するファンドで、同ファンドへの資金流入
は9月は単月で2125億円、10月も1715億円が流入した。同ファンドへの資金流
入が増加するに従い、世界の公共企業の株価も上昇傾向にある。

 投信情報サービス会社リッパーの試算によると、同ファンドが設定された2005年2
月末を100とし、MSCIワールド・インデックス(米ドルベース)の業種別指数の値
動きをみると、公益事業が06年9月末までにプラス33.78%と最も高い上昇率とな
った。
 リッパー・ジャパンのマーケット・アナリスト藤原延介氏は「比較的値動きが小さいは
ずの公益企業株が上昇率でトップになっている背景には、欧州を中心に公共事業の再編が
進み、更なる買収観測が相場を支えているという要因もある」と説明。しかし「ピクテの
ファンドへの継続的な資金流入が、世界の公益株の株価上昇に少なからず影響を及ぼして
いることは見逃せない」という。
 外債ファンドを運用するファンドマネージャーも「投資先が世界となると市場規模はか
なり大きいように感じるが、必ずしもすべてが投資できる銘柄ばかりではない。流動性を
確保し、しかも優良銘柄ともなれば限られる。いずれ自分で買って(投資して)プライス
も買いあげるということはありえる」と指摘する。インドをはじめ新興市場や為替市場で
も規模の小さい通貨取引に影響を及ぼしてきた日本の個人マネーは、先進国の株式市場に
も影響を与え始めている。


日本の経済成長は潜在成長率を超えると予想=岩田日銀副総裁
20061110T192600+0900


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