私は海の一族の象徴の矛であった。
![アクアプリズム1](https://stat.ameba.jp/user_images/20231221/13/r-tiaracrown/83/95/j/o0400030015379613473.jpg?caw=800)
海の一族に大事があった際、これをもって討ち取った者のモノに、私はなった。
![アクアプリズム2](https://stat.ameba.jp/user_images/20231221/13/r-tiaracrown/cb/6c/j/o0400030015379613480.jpg?caw=800)
かの勇者は海を離れ、
陸に生き、
長い長い時間が流れ、
その一族は海の一族であることを忘れてしまった。
![アクアプリズム3](https://stat.ameba.jp/user_images/20231221/13/r-tiaracrown/3d/e5/j/o0400030015379613485.jpg?caw=800)
私は海に帰りたかった。
隙間から月光が照らすと、私は海への道を射し示した。
かの勇者は、静かな場所を好んだようで、
ここは確かに静かな場所であったが、
私は海に帰りたかった。
![アクアプリズム4](https://stat.ameba.jp/user_images/20231221/13/r-tiaracrown/14/20/j/o0400030015379613491.jpg?caw=800)
光の射し示す方に、
長い時間の中、
海にまでやってくる者は何人か居た。
けれど
ソレを持って入る
まで行った者はいなかった。
私は、海に帰りたかった
![アクアプリズム5](https://stat.ameba.jp/user_images/20231221/13/r-tiaracrown/c1/b0/j/o0400030015379613496.jpg?caw=800)
そうして、
何度も時折目覚めては、
海の一族の子孫が、時折私を連れ出し、眠らせる。
もう、海の底に戻ることは叶わないのであろうか
![アクアプリズム6](https://stat.ameba.jp/user_images/20231221/13/r-tiaracrown/93/2b/j/o0400030015379613499.jpg?caw=800)
そうして今でも
海の一族の陸地の家に、私はあるのだろう。
折れた槍・アクアプリズム
![アクアプリズム1](https://stat.ameba.jp/user_images/20231221/13/r-tiaracrown/83/95/j/o0400030015379613473.jpg?caw=800)
海の一族に大事があった際、これをもって討ち取った者のモノに、私はなった。
![アクアプリズム2](https://stat.ameba.jp/user_images/20231221/13/r-tiaracrown/cb/6c/j/o0400030015379613480.jpg?caw=800)
かの勇者は海を離れ、
陸に生き、
長い長い時間が流れ、
その一族は海の一族であることを忘れてしまった。
![アクアプリズム3](https://stat.ameba.jp/user_images/20231221/13/r-tiaracrown/3d/e5/j/o0400030015379613485.jpg?caw=800)
私は海に帰りたかった。
隙間から月光が照らすと、私は海への道を射し示した。
かの勇者は、静かな場所を好んだようで、
ここは確かに静かな場所であったが、
私は海に帰りたかった。
![アクアプリズム4](https://stat.ameba.jp/user_images/20231221/13/r-tiaracrown/14/20/j/o0400030015379613491.jpg?caw=800)
光の射し示す方に、
長い時間の中、
海にまでやってくる者は何人か居た。
けれど
ソレを持って入る
まで行った者はいなかった。
私は、海に帰りたかった
![アクアプリズム5](https://stat.ameba.jp/user_images/20231221/13/r-tiaracrown/c1/b0/j/o0400030015379613496.jpg?caw=800)
そうして、
何度も時折目覚めては、
海の一族の子孫が、時折私を連れ出し、眠らせる。
もう、海の底に戻ることは叶わないのであろうか
![アクアプリズム6](https://stat.ameba.jp/user_images/20231221/13/r-tiaracrown/93/2b/j/o0400030015379613499.jpg?caw=800)
そうして今でも
海の一族の陸地の家に、私はあるのだろう。
折れた槍・アクアプリズム