愛犬を亡くして1年になろうとしていた年末


もう動物は大変だから飼わない、失ったときの喪失感に耐えられない!

だけど温もりを感じたくなると、保護犬カフェに行き、少しばかりの寄付をして自己満足感?気持ちを整理するため、納得するために自分に言い聞かせていたのもある

抱っこするたびに、その温もりに涙が出そうになり

夫から、ペットロスから抜け出す為にも、新しい家族を迎えたらどうだ?と提案され


愛犬の一周忌にたまたま行ったホームセンターで出逢ってしまった

いわゆる売れ残りの生後半年過ぎた子

飼わない、飼わない!と言いながら夫が、抱かせて貰えますか?と店員に話しかけて出てきた、、、


私は抱っこしたら、連れて帰りたくなるのは当たり前だからと、その場から逃げた

夫が椅子に座り、抱っこしながら顔中舐め回されているのを遠目で見ていた

夫が、おいでおいでーと私を呼ぶ

私は首を振り、帰るよ〜と言うけど、夫が、おいでおいでー!と呼び、「連れて帰るぞ!」と。

店員さん、今日の今日、連れて帰ることは出来ません、この子今、咳が止まらずお迎えの時期がいつになるかは判断出来ない、動物病院で許可が出るまで預かる形になりますとのこと。


私的には、御縁がなかったってことで、、、で終わると思いきや、夫がクレカ出して、それでも良いからこの子を買うと言い出した。


私、本気?、夫、当たり前だ!


亡くなった愛犬の物は全て動物病院に寄付してしまったし、もう私は飼うつもりないんだよ?と話しても、連れて帰る!と。

さっさと契約テーブルで署名したりして、お迎えの日は後日お電話で〜と帰宅。


本気で飼うの?今なら間に合うよ?本気で飼うの?と夫に聞く

お前には、新しい相棒が必要だよ!って。

その一言に、大号泣してしまった。


あまりにも長引くペットロスに、新たな相棒があなたには必要なんだから、それを素直に受け入れて、新しい生活を楽しみ、愛犬の死をきちんと受け止めなさいと言われた。


忘れることなんて無理、辛い気持ちは変わらない、あんな思いは二度と嫌だ、そんな気持ちばかりだったけれど、、、


咳が長引き、病院から許可がなかなか出ずに、丸々一ヶ月以上が経った頃、病院の許可が出ましたので、来週あたりお迎えお願いします!と。


楽しみでもあり、亡き愛犬以上に愛情かけられるか不安でもあり、あまり楽しみ?とまでは思えず、恐る恐るお迎えに行ったあの日、、、


今、トリミングしてドライヤーかけてます!

綺麗にしてから、ご対面しましょう!と。


その間に、今まで食べていたフードなどを購入して、私達はボヘ〜って待っていた。


向こうから店員さんと、テンションアゲアゲのフワフワした相棒2号が尻尾ブンブンしながら現れた!


夫、抱っこした途端、顔面舐め回されて、尻尾でバシバシ叩かれ、喜びの再会で、店員さんも大笑い

突然、台風のように現れた、相棒2号


我が家に来てからというもの、破壊王になり、ペットロスなんてしている時間さえなくなってしまった、、、

あんなに毎日淋しくて、仏壇眺めてはため息だったのに

亡き愛犬の洋服は直ぐにサイズアウト、しかもボタンを全て齧って取ってしまい、亡き愛犬の思い出が1つ、また1つと破壊され、、、

なかなか処分できずにいたけれど、台風のような愛犬2号に振り回されて、思い出す時間さえ与えてくれない(笑)

使い物にならなくなったものは処分できるようになり、私のペットロスもいつの間にか癒えてきたのか?

仏壇に、相棒2号のヤンチャぶりをどう思う?なんて聞いたりするようになった

きっと、呆れてるよね〜って話しかけながら、相棒2号のお世話に翻弄されて、抜け出すことが出来た


ペットロスって数カ月ぐらいで治ると聞いていたけど、日に日に鬱々して抜け出せなくて、新しい相棒との生活で落ち着くまで3年かかったかな


私の中で、1つ解決できたこと。

愛犬の死を受け入れられなかったけど、3年かかって相棒がペットロスから救ってくれた。

受け入れることがようやくできた。


少しずつ少しずつ、行動範囲も広げられるようになってきたのも相棒2号が来てくれたから。

物凄い不安感が、半減した感じ。

徐々に徐々に、出来ることを一緒に増やしている