精神と身体はお互いに影響しあっています。
心身一如ともいわれます。
身体が疲れきっている状態であれば、それに伴って気分も優れないことがあったり、落ち込みやすくなったりしてしまう人もいます。
不安や心配、悩みなど、精神的に不安定であれば、体調にも不調として現れたり、それだけで疲れてしまったりしてしまうこともあります。
このようにお互いに影響をし合っています。
ですため、なかなかとれない痛みや疲れが、心をや感情の何か引っかかりがあることによる場合もあるということを考えることもできます。
身体がすっきりしてくると、気持ちも晴れやかになったり、
楽しいことがあれば、直前まで感じていた疲れが吹き飛んでいたり、
そういう経験はしたことある人は多いのではないでしょうか。
精神と身体。片方が落ち込み気味ならそれにつられてもう片方も。逆に片方が元気になってくればもう片方も元気に。という感じです。
この仕組みは知っておくとよいと思っています。
これを上手く利用することもできます。
利用する上でやりやすいと思うのは表情です。
しんどい時、心が折れそうな時、ついつい険しい表情になりやすいけれも、そこで笑ってみる。
険しい表情をすると、心身の関係の仕組みによって、
辛さにより拍車をかけてしまいます。
逆に表情を笑いにすることで、その身体、表情につられて、精神もふんばることができるかもしれません。
それでもきついということもあるかもしれませんが、
少なくとも険しい顔になって辛さに拍車をかけてしまうことを防止することは期待できます。
心身一如の仕組みから、
険しい顔になってしまうというのは、本来の辛さに
プラスして辛さを重ねてしまうような感じになってしまうと捉えられます。
いやだという先入観で、険しい顔になっていたら、実際にしんどいのかどうかわかる前から、しんどくなり始めてしまうこともあると考えられます。
あとは、表情のクセがある人もいるように思っていて、
しんどい人はしんどい表情をするクセが普段からあったり、
なんだかいつでも笑ってたり、余裕そうな表情をしていたりする人もいますね。
しんどい最中に表情を意識するというのも大変なときはありますから、普段の表情を意識してみるのもよいのではないかと思います。